京の算数学問題#635
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
小学1年生になると時間の授業が始まります。
でも苦手な生徒が多いんですよね〜^^;
1年生では時計の読み方、2年生になると時間の問題に発展していきますがこれが難しい。
今日は時計の問題を解けるようにするために自宅でできることについて考えていきましょう。
なぜ時計を理解する事が難しいのか?
多くの生徒さんを指導する中で気づいた共通点はこちらです。
12進数と24進数が理解できない
子どもがはじめに理解できる数字は1~10までの数を数える事であると言います。
そして私たちが最も馴染みのある数は10進数です。
10進数とは10で桁が変わる数を言います。
一方で時計は12進数(午前・午後表記の場合)と24進数(24時間表記の場合)です。
12進数とは0時から〜12時までで午前と午後に分けられています。
24進数とは0~24までの数で1日の時間を表しています。
この今まで馴染みのない数の表し方に戸惑うお子さんは非常に多いです。
長針と秒針が理解できない
アナログ時計においてまず重要なのは長針と短針です。
長身は分を表し短針は時間を表します。
ここまでは理解できるお子さんは多いのですが秒針が加わると途端にややこしくなります。
原因は長い針、短い針と教えていることにあります。
秒針はおおよそ長針と同じ長さである場合が多く理解が難しいのです。
大事なのは長針と短針がセットでありいつも動いている秒針は別物であるという区別をつける事です。
針が中途半端なところを指している
また、特に短針が指す位置が明確でない場合、理解が難しいと感じる生徒は多いです。
例えば、8時30分を指す場合、長針は30を指しますが短針は8~9の間にあります。
この時「どっちなんだろう?」と戸惑う事が多いのです。
時計が読めるのは何歳から??
ではそもそも時計は子どもの発達段階において何歳あたりで理解できるようになるのでしょうか?
おおよそ7歳ごろに時計が読めるようになると言われています。
ただ成長のスピードはお子さんによって異なりますので一概には言えません。
ですので、仮に小学校1年生で時計が読めずにあまりにも嫌悪感を本人が示すようであれば来年に持ち越しても大丈夫です。
小学校のカリキュラムはある程度毎年の流れが決まっています。
今年できなかったところは来年に復習する機会がありますので安心してください。
お家ででできる時計の学習
時計や時間の学習は非常に馴染みのある問題です。
日常的に時間を知る機会はたくさんあります。
ですので「今何時?」とお子さんに聞いてみることでも良い学習になります。
また、アナログ時計を見て読めなければ近くにデジタル時計を置いておき、アナログ時間が
表している時間の答え合わせをしましょう。
料理をするときのお手伝いとしてタイマー係を任命するのも大切な勉強です!
「3分経ったら言ってね」や、「お母さんが料理できる時間を測っておいて!」というように時間の勉強は日常に結びつけやすいのです。
問題を解くだけが勉強ではありません。
何のために学校の勉強があるのか?というのが大切ですね^^
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!