繰り下がりができない子の原因と直し方 小1〜小2のひき算は「10に戻す」で解決 京の算数学#1332

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算数学コラム

「13−8ができない…」
「ひき算になると急に遅くなる」
繰り下がり(10をまたぐひき算)は、小1〜小2で最もつまずきやすいポイントです。

結論を言うと、多くの場合、原因は“計算が苦手”というより 数の見方(10の分解・数直線・位)がまだ理解できていないだけです。
ここを整えることが、繰り下がりのつまづきをクリアするポイントです。


そもそも繰り下がりって何?

10をまたぐひき算のことです。

  • 9−3(10をまたがない)→できる
  • 13−8(10をまたぐ)→10の考え方が必要

繰り上がりが「10を作る」なら、
繰り下がりは「10にいったん戻って考える」ことができるか?がポイントです。


繰り下がりができない原因TOP5

当てはまるほど、後の練習が効果的です。

1) 10の分解(10=○+○)が苦手

繰り下がりは、10を「ばらす」力が必要です。
10をばらせないと、13−8のときに頭が固まります。

2) 「13=10+3」の感覚が弱い

13を“ひとかたまり”で見てしまうと、そこから8を引けません。
いわゆる位の感覚というものです。
この場合多いのが10から1進むと?が20!の誤解答になります。

3) 引き算=数え戻しになっている

指や数直線で1つずつ戻るのは悪くないですが、10をまたぐと遅い&ミスが増えます。

4) 位(十の位・一の位)があいまい

筆算や2桁の計算に入ると、位が弱い子はさらに混乱します。

5) 書き方(ノート)が原因でミスしている

計算は合ってるのに、数字がずれたり、書き落としがあったり。
“理解”ではなく“作業”の問題も多いです。


3分チェック(ここが弱いと繰り下がりがつらい)

口頭でチェックをしてみましょう。

  • 13は「10と( )」
  • 10は「( )と( )」に分けられる?(例:10=8+2)
  • 8にあと( )で10
  • 14−10 は?(すぐ言える?)

止まるなら、まずは「直し方ステップ1」からがおすすめです。


直し方:繰り下がりができるようになる3ステップ

ステップ1:10の分解を“秒速”にする

繰り下がりの土台はこれ。

  • 10=1+9
  • 10=2+8
  • 10=3+7
  • 10=4+6
  • 10=5+5

ゲーム化
親「10!」→子「8と2!」(テンポよく10回)

これがスムーズになると、繰り下がりの理解が一気に進みます。

ステップ2:「10をまたぐひき算」はこの型で固定する

繰り下がりの基本型はこれです。

13−8
いったん10へ:13−10=3
8は10より2小さい:3+2=5
→ 答え 5

つまり、10を基準にして戻す

例:14−9

  • 14−10=4
  • 9は10より1小さい → 4+1=5

例:12−7

  • 12−10=2
  • 7は10より3小さい → 2+3=5

コツ:「引く数が10より何小さいか」を見つける
7なら「10−7=3」だから、最後に+3。

ステップ3:目で見える道具(10のわく・数直線)で“納得”させる

理解が追いつかない子には、以下が効果的です。

10のわく(10マス)

13は「10のわく+3」
そこから8を取ると、まず10のわくが空になって、残りを調整…
目で見えると納得が早いです。

数直線

13から左へ戻る

  • まず10まで戻る(−3)
  • そのあと残りを戻す
    という“ジャンプ”ができると、数え戻しが卒業できます。

1日5分×10日で習慣づけする家庭練習プラン例

Day1-2:10の分解(毎日10回)

+「13=10+3」を5回言う

Day3-4:「10へ戻す型」を3問だけ

例:12−7、13−8、14−9
(同じ答え5になりやすいので成功体験が作れます)

Day5-7:ランダムで5問

ただし、間違えたら必ず
「10へ戻す→戻す分を足す」
の言葉を言ってからやり直し。

Day8-10:文章題を1問だけ

「何を求める?」を最初に言う練習もセットで。


よくあるミスと即効対処

ミス1:13−8を「13−10+8」として混乱

→ 形は近いけど、最後は「+8」じゃなくて
10との差(10−8=2)を足すが正解。

ミス2:数え戻しで指が足りなくなる

→ 指を禁止しない。
でも最後に必ず「10へ戻す型」で言い直す(型の定着が目的)。

ミス3:書き間違い(数字がずれる)

→ ます目の大きいノート/1マス1数字/途中式は2行
で減ります。


親の声かけテンプレ(揉めない)

  • ×「なんでできないの!」
  • ○「いったん10まで行こう」
  • ○「引く数は10よりいくつ小さい?」
  • ○「今日は“型で言えたら合格”」

指摘するより「型に戻す」ことを意識しましょう。


それでも苦しい場合(焦らなくてOK)

  • 10のまとまり・数の分解自体がかなり不安
  • 位(十と一)が混ざる
  • 家庭学習がケンカになる

こういう場合は、ひき算だけじゃなく土台から整えるのが近道。
アイデア数理塾では小学1年生からの通塾で学習の習慣化や勉強に対する抵抗感を減らし楽しく学習を進めています。
お困りの際はぜひご相談ください。

まとめ:繰り下がりは「10の分解」と「10に戻す型」でできる

  • 原因の多くは 10の分解/13=10+3の感覚不足
  • 直し方は10の分解 → 10に戻す型 → 目で見える練習
  • 1日5分×10日で十分変わる

京の算数学 解答#1332

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