数学コラムの目次
京の算数学問題#1474

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算数学コラム
夏休みの終わりが近づくと、
「宿題は終わっているけれど、学校のペースに戻れるかな」
「生活リズムが崩れていて心配」
「9月からまた勉強を嫌がらないかな」
と不安になる保護者の方は多いと思います。
夏休みの終わりに大切なのは、急に長時間勉強させることではありません。
学校が始まる前に、生活と学習を少しずつ学校モードへ戻していくことです。
特に小学生・中学生は、休み明けにいきなり授業、宿題、提出物、テストへ戻ると、気持ちも体もついていきにくいことがあります。
今回は、夏休みが終わる前にやっておきたい勉強習慣を5つ紹介します。
夏休み明けは「やる気」だけでは戻れない
夏休み明けに勉強を嫌がる子を見ると、
「休みすぎたからやる気が出ないのかな」
「気持ちを切り替えれば大丈夫では」
と思うかもしれません。
しかし、休み明けに動きにくくなる理由は、やる気だけではありません。
- 朝起きる時間が遅くなっている
- 勉強を始める時間が決まっていない
- 計算や漢字にしばらく触れていない
- 宿題を終わらせることだけが目的になっていた
- 丸つけや間違い直しが後回しになっている
- 学校の授業を受ける感覚が戻っていない
このような状態では、学校が始まってから疲れやすくなります。
だからこそ、夏休みの最後に少しだけ勉強習慣を整えておくことが大切です。
習慣①朝の時間を少しずつ戻す
夏休みの終わりに、まず整えたいのは起きる時間です。
学校が始まる前日に急に早起きしようとしても、体がついていかないことがあります。
特に夏休み中に、
- 夜寝る時間が遅くなった
- 朝ごはんの時間がずれている
- 午前中にぼんやりしている
- 夜に元気になっている
という場合は、少しずつ戻す方がよいでしょう。
どう戻せばいい?
いきなり学校の日と同じ時間に起きるのが難しければ、まずは15分から30分だけ早めます。
たとえば、
- 今日は9時起き
- 明日は8時30分起き
- その次は8時起き
というように、段階的に戻します。
朝起きたら、カーテンを開ける、顔を洗う、朝ごはんを食べるなど、学校の日に近い流れを作ることも大切です。
生活リズムが整うと、勉強にも入りやすくなります。
習慣② 毎日10分だけ机に向かう
夏休みの最後に、長時間勉強を始めようとすると、子どもにとって負担が大きくなります。
まずは、毎日10分だけでも机に向かう時間を作りましょう。
大切なのは、量よりも再開の感覚です。
- 決まった時間に座る
- 教材を開く
- 鉛筆を持つ
- 1問でも解く
- 丸つけまで行う
この流れを思い出すことが、学校再開への準備になります。
何をすればいい?
10分で取り組むなら、次のような内容で十分です。
- 計算を5問
- 漢字を5個
- 英単語を5個
- 教科書の例題を1問
- 夏休みの宿題の間違い直しを1問
- 音読を1ページ
「これだけで意味があるの?」と思うかもしれません。
しかし、夏休み明けに大切なのは、いきなり量を増やすことではなく、勉強を始めるハードルを下げることです。
習慣③夏休みの宿題を「終わった」で終わらせない
夏休みの宿題は、提出できる状態にすることも大切です。
ただし、宿題が終わったからといって、学習がすべて整ったとは限りません。
特に、夏休み後半に急いで終わらせた場合、
- 答えを写しただけになっている
- 丸つけをしていない
- 間違い直しが残っている
- 分からない問題を飛ばしたまま
- 自由研究や作文で疲れ切っている
ということがあります。
9月から困らないためには、宿題を「提出物」としてだけでなく、「つまずき確認」として見直すことが大切です。
まず見るべきところ
すべてを完璧にやり直す必要はありません。
- バツが多かったページ
- 空欄のままの問題
- 答えを見ても分からなかった問題
- 時間がかかった単元
- 何度も同じミスをした問題
を確認しましょう。
その中から、1日1問だけでも解き直せば十分です。
「全部やり直しなさい」では重すぎます。
「この1問だけ、答えを見ずにもう一度やってみよう」と小さく戻すことが大切です。
習慣④ 9月に困りやすい単元を一つだけ復習する
夏休み明けは、前の学期の内容を使いながら新しい単元へ進むことが多くなります。
そのため、夏休み前のつまずきが残っていると、9月以降に「急に分からない」が増えやすくなります。
ただし、夏休みの終わりに全教科を復習しようとすると、親子ともに疲れてしまいます。
おすすめは、一つだけ復習する単元を決めることです。
小学生なら見直したい内容
学年にもよりますが、算数では次の内容を確認しておくと安心です。
- 九九
- くり上がり・くり下がり
- わり算
- わり算の筆算
- 小数
- 分数
- 単位
- 文章題
- 割合
- 速さ
- 比
特に小3・小4では、わり算や小数、分数、文章題でつまずきが出やすくなります。
小5・小6では、割合や速さ、比が中学以降にもつながります。
中学生なら見直したい内容
中学生は、数学と英語を少しでも触っておくと学校再開後に戻りやすくなります。
- 正負の数
- 文字式
- 方程式
- 連立方程式
- 一次関数
- 英単語
- 基本文
- 学校ワークの間違い直し
中学生の場合、9月以降に定期テストが近づく学校もあります。
夏休みの最後に、ワークの間違いを少し見直しておくだけでも違います。
習慣⑤ 自分で予定を確認する時間を作る
夏休み中は、保護者が予定や宿題を確認することが増えやすいです。
もちろん、小学生のうちは大人のサポートが必要です。
ただ、学校が始まる前には、少しずつ本人が予定を確認する時間を作っておきたいところです。
確認すること
夏休みの終わりには、次のようなことを一緒に確認します。
- 始業式の日
- 持ち物
- 提出する宿題
- 時間割
- 給食やお弁当の有無
- 上靴や体操服
- テストや確認問題の予定
- 9月にある行事
最初は保護者が一緒に見ても構いません。
ただし、全部を親が確認して伝えるのではなく、
「明日の持ち物は何が必要?」
「提出するものはどれ?」
「時間割を見て、準備するものを教えて」
と、本人が確認する流れを作ることが大切です。
勉強の予定も本人に聞いてみる
勉強についても、
「今日は何から始める?」
「10分でできそうなものはどれ?」
「宿題の見直しと計算、どちらを先にする?」
と聞いてみましょう。
自分で選んだ感覚があると、勉強が少し自分ごとになりやすくなります。
夏休みの終わりに避けたいこと
①いきなり長時間勉強させる
夏休みの終わりに焦って、
「今日から毎日2時間やろう」
「残りの日で全部復習しよう」
とすると、子どもが勉強への抵抗感を強めることがあります。
学校再開前は、量を増やすよりもリズムを戻す方が大切です。
②宿題の不足を強く責める
宿題が残っていると、保護者も焦ります。
ただ、
「なんで今までやらなかったの?」
「だから言ったでしょ」
と言っても、宿題は進みにくくなります。
まずは残っているものを書き出し、今日できる量に分けることが先です。
③9月から完璧に戻そうとする
学校が始まれば、子どもは自然にすぐ戻れるとは限りません。
朝起きること、授業を受けること、宿題をすること、友達と過ごすこと。
これらを一気に再開するだけでも、子どもには負担があります。
最初の1週間は、帰宅後に疲れていることもあります。
完璧を求めすぎず、少しずつ戻していきましょう。
保護者ができる声かけ
夏休みの終わりには、責めるよりも見通しを作る声かけが向いています。
「学校のペースに少しずつ戻していこう」
「今日は10分だけ机に向かってみよう」
「宿題で難しかったところを一つだけ見よう」
「9月に困らないように、計算だけ少し思い出そう」
「明日の準備を一緒に確認しよう」
「全部じゃなくて、まず一つでいいよ」
子どもにとって大切なのは、「やらないと怒られる」ではなく、何をすればよいかが分かることです。
京都・中京区で夏休み明けの学習に不安がある方へ
アイデア数理塾では、夏休み明けの学習について、
- 宿題が終わったか
- どの単元でつまずいているか
- 丸つけや間違い直しができているか
- 9月以降の授業につながる内容は何か
- 自分で学習を進める準備ができているか
を確認しながら進めています。
夏休み明けに大切なのは、急に勉強量を増やすことではありません。
勉強のやり方を整え、少しずつ本人に任せていくことです。
京都市中京区・烏丸御池周辺で、小学生・中学生の夏休み明けの学習に不安がある方は、早めに今の状態を確認しておくと安心です。
まとめ 夏休みの終わりは「量」より「戻し方」が大切
夏休みが終わる前にやっておきたい勉強習慣は、次の5つです。
- 朝の時間を少しずつ戻す
- 毎日10分だけ机に向かう
- 夏休みの宿題を「終わった」で終わらせない
- 9月に困りやすい単元を一つだけ復習する
- 自分で予定を確認する時間を作る
学校が始まる前に、すべてを完璧にする必要はありません。
大切なのは、夏休みの生活から学校生活へ、少しずつ戻していくことです。
長時間の勉強よりも、短くても自分で始める、見直す、準備するという習慣が、9月からの学習を支えてくれます。
京の算数学 解答#1474





