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京の算数学問題#868
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「子どもの学力を伸ばしたい!」と思って、つい「勉強しなさい!」と強く言ってしまうこと、ありませんか?
そんな親心は素晴らしいですが、実は勉強に対するやる気や学力向上には「叱り方」よりも「褒め方」がとても大切です。
今日は、長年の講師経験をもとに、子どもの学力がぐんぐん伸びる褒め方についてお話しします。
1. 褒める前に、まずは自分の気持ちに正直になる
子どもを褒める前に、まず大人側が自分の気持ちに正直になることが大事です。
「本当に子どもを褒めたい」と思っていても、無理に言葉を作って褒めると、子どもにはその気持ちが伝わりません。
むしろ、正直に自分が感じたままを受け入れ、素直な気持ちで接することが大切です。
特に親子関係では、時には意見がぶつかり合うこともあるでしょう。
それも悪いことではありません。
例えば、「このとき自分は嬉しかった」「これはちょっと腹が立ってしまった」など、自分の気持ちに素直になりましょう。
こうした自己理解が進むと、心からの褒め言葉も素直に出てくるものです。
無理に完璧を目指すのではなく、自然体で接することを心がけましょう。
2. その瞬間を逃さずに、感じたまま褒める
子どもが何かに成功したり、新しいことに挑戦したりしたときには、その瞬間を逃さずに褒めることが大切です。
褒め言葉は「タイミングが命」とも言えます。
例えば、「できた!」と思った時にすぐ「すごいね!」と言葉にしてあげましょう。
褒める時には、恥ずかしがらずに笑顔で目を見て褒めることもポイントです。
目を見て、しっかりと「すごいね!」と伝えることで、子どもは「自分が認められている」という安心感を感じます。
「今この瞬間に感じた感動」をそのまま表現することで、褒め言葉の効果が一層高まります。
3. 「成長」を感じられる言葉で成功体験を積み重ねよう
子どもが前よりも成長したことや、できるようになったことに注目して褒めると、自己肯定感が上がり、自信がつきます。
たとえば、「前は難しかったけど、今はできるようになったね!」や「成長したね!」といった言葉を使うことで、子どもは過去の自分と比較し、成長した自分を認識するようになります。
こうした「できた!」という経験が増えることで、さらにチャレンジする意欲が湧きます。
この「成長を褒める」ことで子どもは成功体験を積み重ね、少しずつ大きな自信へとつながっていくのです。
子どもの学力向上には、こうした成長を感じさせる褒め方が効果的です。
4.プロセスを具体的に褒めて、やる気を引き出す
結果ももちろん大事ですが、特に小学生や思春期の子どもには「過程」や「努力」を褒めることが重要です。
たとえば、「今日はいつもより集中していたね」「頑張って取り組んでいたね」というように、努力した点や工夫した点に注目しましょう。
プロセスを褒めることで、「やればできるんだ」という自己効力感が育まれます。
また、失敗してもまたチャレンジしようという「レジリエンス(精神的な回復力、立ち直る力)」も身につきやすくなります。
これは、学力向上だけでなく、子どもが大人になってからも必要な力です。
こうしたプロセスを具体的に褒めることで、失敗から学ぶ姿勢ややる気が自然に引き出されます。
褒め方次第で子どもの学力は大きく変わる
以上のように、学力を伸ばすためには叱るだけでなく、褒め方を工夫することが大切です。
子どもは親や先生の「感じたままに褒める」姿勢に安心し、「自分はできるんだ」という自信を育てることができます。
そして、こうした成功体験や成長実感の積み重ねが、学力向上に大きく影響するのです。
今日から少し意識して、子どもが頑張っているプロセスや成長を褒めることを心がけてみましょう。
褒め方一つで、子どもが勉強に対して積極的に取り組み、学力が向上する姿を見られるかもしれません。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷がお届けしました。
子どもの学力を伸ばすための褒め方についてのご相談や具体的な指導方法をお知りになりたい方は、ぜひ一度アイデア数理塾の無料見学会にご参加ください!
算数好きあつまれ〜!