京の算数学問題#1566

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算数学コラム
おうぎ形の弧の長さと面積は、円全体に対する中心角の割合を使って求めます。
弧の長さは円周に、面積は円の面積に同じ割合をかけます。
公式を別々に暗記する必要はありません。
「円全体の何分の1か」を先に考えると整理しやすくなります。
塾で答案を見ていると、「弧の長さなのに面積の公式を使う」「半径のかわりに直径を入れる」「面積の単位をcmにしてしまう」といったミスがよくあります。
図に半径と中心角を書き込み、長さと面積を分けて考えていきましょう。
おうぎ形は円全体の何分の1?
円は一周すると360°です。
中心角がθ°のおうぎ形は、円全体のθ/360に当たります。たとえば中心角60°なら、60/360=1/6です。

この割合を、円の円周や面積にかければ、おうぎ形の弧や面積が求められます。
- 弧の長さ=円周×中心角/360=2πr×θ/360
- 面積=円の面積×中心角/360=πr²×θ/360
rは半径、θは中心角です。中心角を360で割る順番を逆にしないようにしましょう。
※ブログの特性上分数が/になっていますがご了承ください
例題1|半径6cm、中心角60°
まず、円全体に対する割合を求めます。
60/360=1/6
弧の長さ
2π×6×1/6=2πcm
面積
π×6²×1/6=π×36×1/6=6πcm²

基本的に中学数学では円周率πのまま答えるようにしますので、3.14に直さず2πcm、6πcm²と表します。
例題2|半径4cm、中心角135°
中心角の割合は135/360=3/8です。
弧の長さ
2π×4×3/8=3πcm
面積
π×4²×3/8=π×16×3/8=6πcm²
135/360は約分して3/8にしてから計算すると、数を小さくできて計算しやすくなります。
弧の長さから中心角を求める問題
弧の長さが円周の何倍か分かれば、中心角が求められます。
たとえば、半径3cmの円で弧の長さが3πcmなら、円周は2π×3=6πcmです。
弧は円周の3π/6π=1/2なので、中心角は360°×1/2=180°です。
(3π:6π=θ:180°という意味)
弧の長さと円周を比べるときは、単位をそろえ、半径から円周を求めてから割合を考えましょう。
定期テストで多い3つのミス
- 中心角の割合を逆にする 中心角/360°です。360°/中心角ではありません。
- 半径と直径を取り違える 円周は2πr、円の面積はπr²です。問題に直径が出たら、半径に直してから代入します。
- 単位を混同する 弧の長さはcm、面積はcm²です。求める量に合わせて単位を書き分けます。
問題の最後が「弧の長さ」か「面積」かに線を引いてから、使う公式を決めるのも効果的です。
答案を書くときのチェック順
- 半径と中心角を図から読み取る。
- 中心角/360°を計算して、円全体に対する割合を出す。
- 弧なら円周、面積なら円の面積に割合をかける。
- πのままで答えるか、近似値で答えるか問題文を確認する。
- 弧の長さはcm、面積はcm²と単位を書く。
一問一答PDFでテスト前チェック
中心角の割合、弧の長さ、面積、逆に弧の長さから中心角を求める問題まで12問を用意しました。
公式だけでなく、約分と単位も確認できます。
※A4・全3ページ(使い方/問題/解答)。テスト前の確認にご利用ください。
よくある質問
おうぎ形の弧の長さはどう求めますか?
円周に中心角/360°をかけます。半径をr、中心角をθ°とすると、2πr×θ/360°です。
おうぎ形の面積の公式は何ですか?
円の面積に中心角/360°をかけます。半径をr、中心角をθ°とすると、πr²×θ/360°です。
弧の長さと面積で、単位はどう変わりますか?
弧の長さは長さなのでcm、面積は広さなのでcm²です。数字が同じでも、答えの単位を書き分けます。
まとめ|割合を先に出して公式にかける
- 中心角/360°で、おうぎ形が円全体に占める割合を求める。
- 弧の長さは円周×割合、面積は円の面積×割合。
- 半径と直径を区別し、単位をcmとcm²で書き分ける。
「割合を出す → 円全体の値にかける → 単位を確認する」の順で解けば、弧の長さと面積の公式を混同しにくくなります。
京の算数学 解答#1566

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