中学校の成績表から高校選びを始める具体的な手順 京都の高校受験 京の算数学#1505

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京の算数学問題#1505

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算数学コラム

中学校の成績表は、単に「よかった」「悪かった」と見るだけのものではありません。

高校選びを始めるとき、成績表から分かることはたくさんあります。

たとえば、

  • どの教科が内申点の強みになっているか
  • どの教科が足を引っ張っているか
  • 5教科と副教科のバランス
  • 定期テストと通知表のずれ
  • 提出物や授業態度に課題があるか
  • 志望校を考えるうえで、当日点と内申点のどちらに不安があるか

が見えてきます。

京都府公立高校入試では、令和9年度入学者選抜から新しい制度が実施される予定です。
京都市教育委員会のHPは、令和9年度から実施する新しい入学者選抜制度について、随時案内がありますのでチェックしておきましょう。

また、京都府教育委員会の資料では、共通枠の配点として、統一学力検査200点、報告書195点が示されています。報告書195点は中学校3年間の必修教科の評定合計で、音楽・美術・保健体育・技術家庭の評定は2倍とされています。

つまり、京都の高校選びでは、まずは偏差値や実力テストだけでなく、成績表を早めに見ておくことが大切です。

ただし、成績表だけで高校を決める必要はありません。
大切なのは、成績表から今の位置を知り、次に何を整えるかを考えることです。


この記事は、次のような方を対象に作成しています。

  • 中1・中2のうちから高校選びを少しずつ考えたい
  • 中3になってから慌てないように準備したい
  • 成績表をどう見ればよいか分からない
  • 通知表の評定と高校受験の関係が気になる
  • 京都府公立高校入試の新制度が気になっている
  • 偏差値だけで志望校を決めてよいか不安
  • 京都市中京区・烏丸御池周辺で高校受験対策の学習塾を検討している

この記事では、成績表から高校選びを始める具体的な手順を、保護者向けに整理します。


まず知っておきたいこと 成績表で見るのは点数だけではありません

成績表を見るとき、多くの方がまず評定の数字を見ます。

もちろん、評定は大切です。

しかし、高校選びに使うなら、評定の数字だけでなく、次のような点も見たいところです。

見る項目確認したいこと
9教科の評定内申点の土台になる数字
5教科の評定入試本番の学力検査にもつながる教科
副教科の評定京都府公立高校入試の共通枠の報告書で差が出る教科
定期テストとの関係点数と評定が合っているか
提出物・授業態度評定が伸びない原因がないか
学期ごとの変化上がっている教科、下がっている教科

成績表は、今の学力だけでなく、学習習慣や学校での取り組み方も見える資料です。


手順1 まず9教科の評定を一覧にする

最初にやることは、成績表の評定を一覧にすることです。

頭の中で見るだけではなく、紙やノート、表にして見える形にします。

教科評定
国語4
社会3
数学3
理科4
英語3
音楽4
美術3
保健体育5
技術家庭3

このように並べると、どの教科が強く、どの教科が弱いかが見えやすくなります。

この段階では、まだ志望校を決める必要はありません。

まずは、今の状態を正しく見ることが目的です。

手順2 5教科と副教科に分けて見る

次に、9教科を5教科と副教科に分けて見ます。

5教科

  • 国語
  • 社会
  • 数学
  • 理科
  • 英語

副教科

  • 音楽
  • 美術
  • 保健体育
  • 技術家庭

高校受験では、5教科の学力はもちろん大切です。
しかし、京都府公立高校入試の共通枠では、報告書195点の中で音楽・美術・保健体育・技術家庭の評定が2倍として扱われる予定です。

そのため、5教科だけを見て
「まあ大丈夫」と判断するのは注意が必要です。

副教科も、高校選びや内申点を考えるうえで大切な数字になります。

手順3 成績表から「内申点の強み・弱み」を見る

次に、成績表を見ながら、内申点の強みと弱みを整理します。

見るポイントは、次の3つです。

1. 評定4・5がある教科

これは強みです。

その教科は、内申点を支える材料になります。

ただし、4や5を取れているからといって安心しすぎる必要はありません。

なぜその評価が取れているのかを確認します。

  • 定期テストが安定しているのか
  • 提出物が丁寧なのか
  • 授業中の取り組みがよいのか
  • 小テストや実技で取れているのか

理由が分かると、他の教科にも活かしやすくなります。

2. 評定2・3の教科

ここは、高校選びを考えるうえで重要です。

特に、主要3科目と呼ばれる数学、英語、国語が2の場合は、早めに中身を対策したいところです。

特に数学や英語は積み上げの教科なので長期休みが復習のチャンスです。

中1の正負の数や文字式、中2の連立方程式や一次関数で穴があると、中3内容や入試問題にも影響します。

また、副教科で3が続いている場合も注意が必要です。

副教科は、提出物・実技・授業への取り組みで改善できる部分がある場合もあります。

3. 学期ごとに下がっている教科

評定そのものより、変化を見ることも大切です。

  • 中1の1学期は4だった数学が、2学期から3になった
  • 英語が3から2に下がった
  • 副教科の評価が全体的に下がってきた
  • 定期テストの点数は変わらないのに評定が下がった

このような場合、何か原因があります。

内容が難しくなったのか。
提出物が雑になったのか。
テスト勉強の始め方が遅いのか。
授業中の取り組みが変わったのか。

成績表は、学力だけでなく、学習の流れの変化も教えてくれます。

手順4 定期テストの点数と成績表を並べる

成績表だけを見るのではなく、定期テストの点数と並べて見ます。

教科定期テスト評定
国語78点4
社会70点3
数学82点3
理科76点4
英語65点3

ここで見たいのは、点数と評定のずれです。

たとえば、数学で82点を取っているのに評定が3の場合、テスト以外の部分に課題がある可能性があります。

  • 提出物
  • 小テスト
  • 授業中の取り組み
  • ノート
  • 単元テスト
  • 振り返りやレポート

などです。

反対に、点数は高くないけれど評定が保てている場合、提出物や授業態度が支えになっていることもあります。

高校選びでは、「テストの点数」と「成績表の評定」を分けて見ることが大切です。


手順5 志望校を決める前に「今の課題」を3つに分ける

成績表を見たら、すぐに高校名を決めるのではなく、まず課題を分けます。

1. 内申点の課題

これは、成績表の評定に関わる課題です。

  • 数学の評定を3から4に上げたい
  • 副教科の3を減らしたい
  • 提出物の出し方を整えたい
  • 定期テスト前の準備を早めたい

というものです。

2. 当日点の課題

これは、入試本番や実力テストに関わる課題です。

たとえば、

  • 数学の関数が苦手
  • 英語の長文で点が取れない
  • 理科・社会の暗記が抜けやすい
  • 国語の記述で点が伸びない
  • 時間配分が苦手

というものです。

3. 学校選びの課題

これは、志望校を考えるうえで必要な情報です。

  • 通学時間
  • 学校の雰囲気
  • 部活動
  • 進路実績
  • 学科やコース
  • 入試方式
  • 倍率
  • 私立併願

などです。

この3つを分けると、成績表を見たあとに何をすればよいかが整理しやすくなります。

手順6 高校候補を3つのグループに分ける

成績表を見たら、志望校候補を一つに絞るのではなく、まず3つのグループに分けます。

1. 挑戦校

今の成績では少し届いていないけれど、今後の伸びで目指したい高校です。

2. 実力相応校

今の成績や実力テストから見て、現実的に候補にしやすい高校です。

3. 安心校

受験全体のバランスを考えるうえで、合格可能性を比較的高く見たい高校です。

この3つを考えることで、偏差値だけで一校に絞るよりも、受験の見通しが立てやすくなります。

ただし、ここで大切なのは、成績表だけで決めないことです。

成績表は内申点の材料になりますが、当日点や入試方式、倍率、学校の特色も合わせて見る必要があります。

京都府教育委員会は、府内公立高校の合同説明会・学校説明会を中学生や保護者向けに案内しており、各高校の特色を知る機会として紹介しています。

手順7 志望校ごとに「入試で何が見られるか」を確認する

高校候補が出てきたら、次に確認するのは入試方式です。

特に京都府公立高校の新制度では、独自枠と共通枠の考え方があります。
京都府教育委員会は、令和9年度入学者選抜に関する情報ページで、スクールガイド2026や入学者選抜関連資料を案内しています。

確認したいのは、次のような数字です。

  • 学力検査は何点満点か
  • 報告書、つまり内申点は何点分か
  • 独自枠では何が評価されるか
  • 面接・作文・小論文・実技はあるか
  • 学科ごとの配点はどうなっているか
  • 募集人数は何人か
  • 倍率はどれくらいか

高校選びでは、「偏差値が合っているか」だけでなく、「その高校の入試で自分の強みが活かせるか」を見ることが大切です。


成績表から高校選びを始める流れ

ここでは、架空の例で考えてみます。

Aさんの成績表

教科評定
国語4
社会3
数学3
理科4
英語3
音楽4
美術3
保健体育5
技術家庭3

この場合、まず見えることは次の通りです。

  • 理科・国語・音楽・保健体育は強み
  • 数学・英語が3になっている
  • 副教科は保健体育が強いが、美術・技術家庭は改善余地がある
  • 5教科の中では数学と英語を早めに確認したい

ここから、すぐに高校名を決めるのではなく、次のように考えます。

次に見ること
  1. 数学と英語の定期テスト点数を見る
  2. 数学は計算・関数・文章題のどこで落としているか見る
  3. 英語は単語・文法・長文のどこで止まっているか見る
  4. 副教科の提出物やテスト対策を見直す
  5. 今の内申点と実力テストの点数を合わせて高校候補を出す
  6. 候補校の入試配点・倍率・進路実績を見る
  7. 学校説明会で雰囲気や通学を確認する

このように、成績表は高校名をすぐ決めるためではなく、次に見るべき場所を決めるために使います。


成績表から見える「高校選びを始めた方がよいサイン」

次のような様子がある場合は、早めに高校選びと学習の見直しを始めた方がよいかもしれません。

  • 中1・中2で評定2がある
  • 数学や英語がずっと3で止まっている
  • 定期テストは取れているのに評定が上がらない
  • 副教科を軽く見ている
  • 提出物を期限ぎりぎりに出している
  • テスト前にワークを終わらせるだけになっている
  • 実力テストになると点数が下がる
  • 志望校を偏差値だけで見ている
  • 成績表を見ても、次に何を直せばよいか分からない

これらは、すぐに志望校を下げるサインではありません。

むしろ、早めに整えれば選択肢を広げられるサインです。


原因別 成績表を元にした受験への対策

原因1 定期テストの点数が低い場合

定期テストの点数が低く、評定も伸びていない場合は、まずテスト勉強のやり方を見直します。

  • テスト2週間前から範囲表を見る
  • 学校ワークを早めに1周する
  • 間違えた問題に印をつける
  • 数学は答えを閉じて解き直す
  • 暗記教科は毎日少しずつ進める

点数を上げるには、直前の詰め込みより、準備の順番を整えることが大切です。

原因2 点数はあるのに評定が上がらない場合

テストの点数は悪くないのに評定が上がらない場合は、テスト以外の部分を見ます。

  • 提出物を期限内に出す
  • 答え写しで終わらせない
  • 丸つけと直しを残す
  • 授業中の取り組みを見直す
  • 小テストや単元テストも確認する

評定は、テストの点数だけで決まるとは限りません。

日々の学習の積み重ねも大切です。

原因3 副教科の評定が低い場合

副教科は、高校受験では軽く見られがちです。

しかし、京都府公立高校入試の共通枠では、報告書点の中で副教科の評定が2倍として扱われる予定です。

  • 副教科のテスト範囲も早めに確認する
  • プリントやノートを整理する
  • 提出物を後回しにしない
  • 実技だけでなく筆記対策もする
  • 授業中の取り組みを大切にする

副教科は、直前だけで何とかしようとすると負担が大きくなります。

原因4 数学・英語が伸びない場合

数学と英語は、学年が上がるほど前の内容が影響します。

中3になってから一気に戻るのは大変です。

  • 数学は分数・方程式・関数・図形の穴を見る
  • 英語は単語・文法・長文のどこで止まっているか見る
  • 間違えた問題を分類する
  • 学校ワークを解きっぱなしにしない
  • 分からない問題を質問できる形にする

数学や英語が3で止まっている場合、早めに中身を見ておきたいところです。


原因5 高校候補が偏差値だけになっている場合

偏差値は大切ですが、高校選びのすべてではありません。

  • 入試配点を見る
  • 募集人数と倍率を見る
  • 通学時間を見る
  • 学科やコースの内容を見る
  • 進路実績を見る
  • 学校説明会に参加する

京都府教育委員会は、中学生や保護者向けに通学圏ごとの合同説明会や学校説明会を案内しており、各校の特色を知る機会として紹介しています。

数字と実際の学校の雰囲気を、両方見て決めることが大切です。


成績表だけで高校選びを決めてはいけません

成績表は、高校選びの大切な資料です。

ただし、成績表だけで志望校を決めるのはおすすめできません。

理由は、成績表には見えないものもあるからです。

  • 実力テストや模試の点数
  • 入試本番での得点力
  • 志望校の倍率
  • 学校の雰囲気
  • 通学時間
  • 部活動
  • 進路実績
  • 本人の希望
  • 私立高校との併願

これらも合わせて考える必要があります。

成績表は、あくまで高校選びの出発点です。

最終判断は、複数の情報を合わせて行うことが大切です。


【注意】制度情報は必ず最新の公式資料で確認する

京都府公立高校入試は、令和9年度入学者選抜から新制度が予定されています。

京都府教育委員会の資料では、令和9年度入学者選抜に関する情報やスクールガイド2026などが案内されています。

また、新制度に関するチラシでは、内容は予定であり、令和8年夏に策定する選抜要項で定めると記載されています。

そのため、高校選びを進めるときは、

  • 京都府教育委員会
  • 京都市教育委員会
  • 各高校の公式サイト
  • 最新の選抜要項
  • 学校説明会
  • 中学校の進路指導

で必ず確認しましょう。

古い情報や噂だけで判断しないことが大切です。


塾の先生として見ていること

塾で成績表を見るとき、私は評定の数字だけでは判断しません。

見るのは、

  • 9教科のバランス
  • 5教科と副教科の差
  • 数学と英語の積み上げ
  • 定期テストと評定のずれ
  • 提出物や学習習慣の課題
  • 前学期からの変化
  • 内申点と当日点のどちらに不安があるか
  • 志望校の入試方式と合っているか

です。

高校選びは、偏差値表を見るところから始めるより、まず今の成績表を正しく見る方が具体的になります。

なぜなら、成績表には、その子の学校での積み重ねが出ているからです。

どこが強みで、どこを整えれば選択肢が広がるのか。

そこを見ることが、高校選びの第一歩になります。


アイデア数理塾が大切にしていること

アイデア数理塾では、高校選びを「偏差値だけ」で考えません。

成績表を見るときも、数字だけで判断するのではなく、

  • 数学のつまずきがどこにあるか
  • 定期テストの準備ができているか
  • 学校ワークを解き直せているか
  • 提出物が学習につながっているか
  • 内申点と当日点の両方を意識できているか
  • 志望校に向けて、今何を整えるべきか

を一緒に確認します。

京都市中京区・烏丸御池周辺で、中学生の成績表や高校選びに不安がある方は、成績表を見て終わりにせず、次の学習につなげることが大切です。

高校選びは、中3になってから急に始めるものではありません。

中1・中2の成績表から、少しずつ準備を始めることで、選べる高校の幅は広がります。

その上でミスマッチのない高校選択をすることを目標にしっかりと1人1人と向き合い進路指導を行っています。


まとめ|成績表から高校選びを始める手順

中学校の成績表から高校選びを始める手順は、次の通りです。

  1. 9教科の評定を一覧にする
  2. 5教科と副教科に分けて見る
  3. 内申点の強み・弱みを整理する
  4. 定期テストの点数と成績表を並べる
  5. 内申点・当日点・学校選びの課題に分ける
  6. 高校候補を挑戦校・実力相応校・安心校に分ける
  7. 志望校ごとの入試方式、倍率、進路実績を確認する

成績表は、高校を決めるための最終資料ではありません。

でも、高校選びを始めるための大切な資料です。

「この成績だから無理」ではなく、
この成績表から、次に何を整えるか
を見る。

その視点を持つことで、高校選びはより具体的になります。

京都の高校受験では、制度や配点も変わっていきます。
だからこそ、早めに成績表を見直し、内申点と当日点の両方を意識した準備を始めていきましょう。

京の算数学 解答#1505

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