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京の算数学問題#1339

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算数学コラム
「計算はできるのに、文章題になると固まる…」
「足すの?引くの?が分からない」
「式が立てられない」
小2の文章題で止まる子、かなり多いです。
でも結論から言うと、原因は“国語力がない”というより 算数の文章題の読み方(整理の仕方)を知らないことがほとんど。
文章題は、いきなり式を書く前に 「問いの整理」をするだけで少しずつですが解けるようになってきます。
文章題が苦手な子は「式の前」に迷っている
文章題が得意な子は、頭の中でこの順番でやっています。
- 何を聞かれている?(ゴール)
- 分かっている数は?(材料)
- 増える?減る?比べる?(関係)
→ そのあとに式
苦手な子は、①〜③を飛ばして、いきなり式を書こうとして迷子になります。
「問いの整理」3ステップ(これだけでOK)
ステップ1:最後の文に線「何を求める?」
まずはここが大切です。式はまだ書きません。
例)
「あめが8こあります。5こもらいました。ぜんぶで何こですか。」
→ 線を引く:ぜんぶで何こ?(求めるもの)
声かけ
「答えは“何”を聞かれてる?」
ステップ2:数字に○、大事な言葉に□(材料を集める)
次に、文の中の数字に○。
「もらう」「へる」「のこり」などの言葉に□(しかく)をつけます。
- 8 ○
- 5 ○
- もらいました □
ここまでで、頭の中が整理されます。
ただし数字に丸をつける時は単位ごと丸をつけましょう。
ステップ3:「増える?減る?」を矢印で書く(関係を決める)
式を立てる前に、矢印でOK。
- 8 →(+5)→ ? (もらう=増える)
引き算のパターンなら
- 13 →(−8)→ ? (たべた=減る)
ここまでできたら、式は自然にかけます。
これが「式にする前」トレーニング(最重要)
文章題で止まる子に効く練習は、プリントを増やすことじゃなくて、式を書く前の3ステップを体に入れることです。
練習ルール(家庭でも塾でも)
- 1問につき、式は最後
- まずは「線・○・矢印」だけで合格
- 答えまで行けなくてもOK(整理ができたら勝ち)
パターン別:よく出る文章題を整理してみる(小2向け)
パターンA:ふえる(足し算)
キーワード:もらう、ふえる、あわせて、ぜんぶで
例:
「りんごが6こ。3こもらった。ぜんぶで?」
- 線:ぜんぶで?
- ○:6、3
- 矢印:6 →(+3)→ ?
式:6+3
パターンB:へる(引き算)
キーワード:たべた、へる、つかった、のこり
例:
「クッキーが12こ。5こたべた。のこりは?」
- 線:のこり
- ○:12、5
- 矢印:12 →(−5)→ ?
式:12−5
パターンC:くらべる(どちらがいくつ多い?)
キーワード:どちらが多い、ちがい、いくつ多い
例:
「Aが9こ、Bが6こ。AはBより何こ多い?」
- 線:何こ多い
- ○:9、6
- 矢印:9 →(−6)→ ?
式:9−6
くらべる問題は「多い方−少ない方」で固定すると安定します。
よくあるミスと対処
ミス1:「ぜんぶで」に反射で足してしまう
→ ステップ3で矢印を必ず入れる
「増える?減る?」を決めてから式。
ミス2:数字だけ拾って、何の数か分からなくなる
→ 数字の横に一言だけメモ
「8(あめ)」「5(もらう)」みたいに。
ミス3:読めているのに固まる
→ 国語力じゃなく「手順不足」なので、
「線→○→矢印」だけをまず練習。
親の声かけで必要なこと
×「なんで分からないの?」
○「最後の文、何て書いてある?」(ステップ1)
○「数字に○しよ」(ステップ2)
○「増える?減る?」(ステップ3)
親は答えを教えるより、手順に戻す係であるという事を意識しましょう。
まとめ:文章題は「式の前」が9割
- 小2の文章題で止まる原因は国語力より 問いの整理不足
- 線(ゴール)→○(材料)→矢印(関係) の3ステップで解ける
- 数直線を使うと式が自然に出る
- 1日5分でOK、型を固定する
京の算数学 解答#1339




