京の算数学問題#1132

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算数学コラム
こんにちは。京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営している油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
今回は、「テストでいつも平均点に届かない」「家庭学習をしているのに成果が見えない」といった、小学生の学習に悩む保護者の方に向けてお話しします。
実は、平均点以下が続いてしまう子には共通した特徴があります。
そして、そんなお子さんを支えるために、親がかける“ひと言”で変わることも少なくありません。
平均点以下が続く子の3つの特徴
① 学習の「見通し」が立っていない
平均点以下の子どもは、何をどう勉強すればいいかが分からず、目の前の課題を“なんとなく”こなしてしまう傾向があります。
たとえば、「漢字を覚える」と言っても、「どうやって?」「どこまで?」「何のために?」が曖昧なままになっています。
→この状態では、努力しても成果が見えにくく、勉強に対して自信を失ってしまいます。
② “わかったつもり”のまま進んでしまう
テスト前に「全部できたよ!」と言っていたのに、ふたを開けてみたら平均点以下。
こういったケースでは、「理解できた」と「できる」の差を自分で認識できていないことが多いです。
ドリルをただ解くだけで満足してしまい、間違い直しや応用問題での確認ができていません。
③ “自分ごと”になっていない
「親が言うから」「学校で言われるから」やる、というように、勉強の主体が自分ではないケース。
この場合、やる気がないように見えてしまいますが、実は“目標”がないだけなんです。
大人でも、ゴールがわからないマラソンは走れませんよね。
平均点以下でも大丈夫!親ができる声かけとは?
では、こうした特徴を持つ子に対して、親はどのように関わればよいのでしょうか?
ここからは、今日からできる声かけの具体例を紹介します。
1. 「今、どこで止まってる?」
「ちゃんとやったの?」「何でできないの?」と聞きたくなる気持ちはよくわかります。
でも、その前に、「今、どこで止まってる?」「何が一番困ってる?」と聞いてみてください。
この問いは、子ども自身に思考の主導権を持たせる魔法のフレーズです。
→自分で問題点を整理しようとする過程で、学習の見通しも立ちやすくなります。
2. 「どうやって覚えたの?」
「これ覚えたよ!」というときに、「OK、テストしてみるね」ではなく、
「どうやって覚えたの?自分なりの工夫があった?」と聞くことで、
思考のプロセスを言語化するトレーニングになります。
→思考の質が上がり、定着率も高まります。
3. 「どれが一番できるようになった?」
平均点に届かない子には、「できないところ」ではなく「できるようになったところ」に目を向ける声かけが効果的です。
「また間違えた!」ではなく、「この問題、前より早く解けたね!」と変化に目を向ける。
→子どもは、「自分の努力が実っている」と感じ、“次もがんばろう”という気持ちになります。
親の一言が「やる気の種」になる
実は、点数そのものよりも大切なのは、「前より成長した実感があるかどうか」です。
そしてその実感を言葉にして伝えてあげられるのが、家庭での親の役割でもあります。
子どもが自分に自信をもてるようになると、点数はあとからついてきます。
平均点以下は“今の状態”であって、“才能の有無”ではない
最後に大切なことをお伝えします。
「うちの子は頭が悪いんじゃないか」「集中力がないから」といった声を保護者の方から聞くこともありますが、
平均点以下が続くのは、環境や声かけの影響による“学び方の未熟さ”が原因であることが多いのです。
逆に言えば、正しい関わりと学び方が手に入れば、ぐんと伸びる可能性を秘めているということでもあります。
まとめ:今すぐ始めたい3つの声かけ
- 「今、どこで止まってる?」で状況整理を手伝う
- 「どうやって覚えたの?」で学習プロセスに注目
- 「どれが一番できるようになった?」で自己効力感を育てる
平均点以下に落ち着いてしまう子どもにも、確実に変わるチャンスはあります。
焦らず、今日から少しずつ「前向きな声かけ」に変えていきませんか?
京の算数学 解答#1132




