数学の成績が上がる家での褒め方のコツ 今日の数学#432

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今日の数学問題#432

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数学コラム

褒められて嫌がる子どもはほとんどいません。
私も指導の際は特に褒める事を意識しながら授業にあたっていますが、
よくご相談いただく内容として、「どうやって褒めるの?」という質問があります。
今日は数学の成績が上がる褒め方のアイデアを書いていきます。

褒めて伸ばすの落とし穴

よく褒めて伸ばすという言葉を使いますが、これには最大の落とし穴があります。
それは「褒める」と「甘やかす」の違いです。

一般的に表現される褒めるは「すごいね!」「よくできたね!」など声かけや行自体を指す言葉として使われていますが、本当の意味での褒めるとは「自分ができたことに気づきを与える」という事です。

言葉や行動だけにとらわれていると表面的な褒めるにとどまり自信はつかずむしろ甘えになってしまう場合が多いのです。
きちんと褒めることができる人はきちんと叱ることもできます。

褒めて伸ばすとは言い換えると「自分自身で出来た事、出来るようになった事に気づいてもらうキッカケづくり」と言えます。

褒め方の工夫5選

それではキッカケを作るためにどうやって褒めたらいいのか?
今回は数学にテーマを絞ってお話ししていきます。

努力を讃えよう

「よくがんばったね!」
「数学の勉強に真剣に取り組んだ甲斐があったね!」
「数学の勉強良く頑張っていたね!」と具体的に科目も指定して褒めることで、たとえ数学が苦手だったとしても認められたような気持ちになります。

努力に意味があるという事を伝えることで、自信やモチベーションの向上につながります。

変わったところを指摘しよう!

「前回よりもここが変わったね!」
「きっと理解力があがったんだね!」と具体的な進歩を褒めることで、自身の成長を感じさせます。
改善点を指摘しながらも、成果をしっかりと認めることが大切です。

また、「この問題よく解けたね!」というのも良い褒め方です。
勉強をしたからこれが解けたんだという気づきになる事で自分もやればできるという意欲が生まれてきます。

行動を褒めよう!

「最近姿勢が変わったね!」というのも良い方法です。

普段からちゃんとみてくれているんだという実感が生まれ安心感にもつながります。

とにかく焦らない事

結果に目が行きがちなのが人間です。
生徒で言えば点数でしょうか。
もちろん大事な事ですが、たいてい成績が上がる前というのは、問題の解き方や取り組み方からまずは変化していき、結果として徐々に現れるようになってきます。
萌芽とも言えるこの現象はどの生徒にもみられます。
例えば直感での正解がなくなってきた事や、間違いに自分が気づけたなどがそうです。
ここで焦ってしまっては自分ができた事に気づけなくなってしまいます。

大切なのは、具体的で適切なフィードバックを与えることです。
生徒たちが自身の成果を実感し、自信を持って取り組むことができるような褒め方を心掛けましょう。
また、生徒の個々の成長や努力に目を向け、それを正確に評価することも重要です。

小さな成功なくして大きな成功は掴むことはできません。

小さな成功に気づいてもらうために今日も褒めていきましょう!

今日の数学 解答#432

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