「立ち直る力の育て方」現代の子どもに必要なレジリエンスの育て方 今日の数学#301

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数学コラム

打たれ弱い子どもが増えている。

私自身もゆとり世代の人間ですが、最近はよくこの言葉を耳にします。

なぜこう思われてしまうのでしょうか?

そして今本当に必要な心の力とはなんでしょうか?

打たれ弱い子どもが増えているワケ

私が思う最大の原因は大人世代の不安感です。

ニュースをつければマイナス面が流れ、社会自体が行き先不安な状況で、大人も当然行き先不安になり、それが子どもに伝染します。

大人がというよりは今の社会自体ができるわけがないというような風潮なのではないでしょうか?

徐々にチャレンジに前向きな声も上がっていますが、やはりネガティブ発信です。

根拠のない自信も時には必要。

〇〇になったらどうするの?が口癖になっているように思います。

リスクヘッジメインの社会で子どもたちは幼少期の「折れる」という経験がないまま大人になっていきます。

今後の社会は折れないようにどうするかではなく折れた時にいかに成長し立ち直れるか?の力をつける方が重要です。

立ち直る力=レジリエンス

上記のように立ち直る力のことをレジリエンスと言い、精神科や心理学でも最近よく耳にするようになってきました

レジリエンスは、折れないようにどうするかではなく折れた時に機能しまた頑張ろうと思える反発力や柔軟性です。

このレジリエンスを育てる教育こそ今の子ども達に必要な教育だと私は確信しています。

レジリエンスの育て方

まず前提として折れても良いです。

折れる事は成長のチャンス!いい事なんです。

その上でレジリエンスは3つの要素に分けられます。

新しいことを求める気持ち(新奇性追求)

自分の気持ちのコントロール(感情調整)

将来に対して明るいという肯定感がある(肯定型未来志向)

また、レジリエンスは5つの段階により育っていきます

  1. 生活習慣のコントロール
  2. 人を頼ること他者への信頼経験
  3. 自分で選択する
  4. 組織での役割を持つ
  5. 第3者のサポートを受ける

まずは生活習慣が土台です。

規則正しい生活や食事をしないと元気にもなりません。

次に他者への信頼です。

身近な人に助けられうまくいく経験をすると人は他者を信頼できるようになります。

その延長が社会への信頼です。

自分で選択できると責任が自分に移ります。

つまり、自分の人生を自分で選択できるという実感が生まれます。

そして社会での役割を持つこと。

例えば学校で言う日直もそうですし、ご自宅でのご飯後の食器を片付けるなども役目です。

組織に属している実感があると他者へのコミュニケーションが上達します。

そして最後に第三者のサポートです。

家族以外のサポートを受けることで自分自身が客観視できます。

レジリエンスの成長はこの5つの段階を意識しましょう。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

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