勉強が”できる子ども”よりも”やる子ども”を目指そう!今日の数学#302

今日の数学問題#302

数学コラム

「勉強ってなんのためにするの?」

僕もこの仕事を続けていると必ずと言っていいほど聞かれる質問です。

この質問は非常に難しい!

なぜなら正解がないからです。

でも僕なりの回答はあります。

それは「勉強は自然とやるもの」です。

今日は僕なりの勉強論についてお話ししていきます。

物申したい!勉強ができるの定義

今の社会の勉強ができるの定義は成績が良いです。

でもこれ社会に出た瞬間使えなくなりますよね。

ですが出るためには必要です。

元々テストの歴史を辿ってみると行き着くのは中国の「科挙」です。

優秀な高級官僚を登用することと皇帝の権力を強化するために学がある人間かどうか?を調べるためのものでした。

ですので必ずしも全ての人が受けるのではなく選ばれしものが受けるような状況でした。

今の学校のテストは習熟度確認です。

高校入試も大学入試も習熟度確認が行われています。

つまり「どれだけ学校のカリキュラムが理解できているか?」をみるための試験です。

学校のカリキュラムの理解度が高い=勉強ができる

ここに僕は違和感があります。

学校のカリキュラムの目的は社会に出た時に自分で考える力や問題を切り拓く力、さらには将来の日本を支える力を身につけるためです。

そこにフォーカスを当てないとどうしても矛盾が生じます。

ただ、国は変わろうとしているのは事実です。

制度改定や国公立でも推薦入試の教科など成績以外での評価基準が取り入れられている学校も増えてきました。

だからこそ、私たち民間人の意識を今こそ変えないといけないのです。

だからアイデア数理塾では勉強のやり方や学びの作法、考え方を中心に据えた指導をしています。

無駄だではなく必要なものとして学校の授業やカリキュラムを捉え点数以外の評価基準を学んでいきます。

勉強ができる子よりもやる子が伸びる理由

勉強ができるの定義自体がずれている場合が多いからです。

人は前に進む生き物です。

どれだけ成果を上げたか?も大事です。

同様にどんなやり方をしたか?も大事なのです。

だからこそチャレンジ精神のある

意欲ある子どもの方が伸びるのです。

たくさん失敗できますし、要領が多少悪くても意欲ある子どもは必ず周囲の大人が助けてくれます。

意欲があれば仮にうまくいかなかったとしてもしっかりと立ち直る力は身に付きます。

どうしたらやる子に育つのか?

1番は「勉強しなさい」と過剰に言わないことだと思います。

そもそも子どもが初めて自覚する勉強は学校の勉強です。

歯磨きや絵本も勉強ですが、大人や社会があまりその認識がないですよね。

つまり、勉強=嫌なものになった時点でもう勉強意欲は0になってしまいます。

では嫌なことから逃げるのでは?

大丈夫です。

逃げ癖は勉強だけに限りません。

逃げる人は永遠に逃げます。

で不思議なんですが、逃げまくっていると自然とどうしようも無くなって逃げれなくなるんです。

その時初めて気づきます。

「なんとかしないと」

そうならないと人って動けないんですよ。

僕もそうでしたから。ただ、気づくタイミングは人それぞれです。

子どもを信頼し責任を渡したときに初めて自主的にやるようになります。

僕が冒頭で「勉強は自然とやるもの」と言った理由はここにあります。

僕たちってただ生きているだけでもいろんな経験をします。

その全てが勉強ですし失敗すれば同じ失敗をしないように考え努力します。

それ自体が勉強なんです。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

今日の数学 解答#302

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