板書が苦手なメカニズム 今日の数学#115

今日の数学問題#115

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今日の数学コラム

「板書が苦手」

この声は教育の仕事をしているとよく聞きます。

もちろん前提としてサボってあえてやらないという生徒もいますが、本人は真剣にやっているのに出来ないという生徒もいます。

先生という立場はこの両方の側面の可能性の元、責め立てるのではなくじっくりと向き合ってサポートをする事が必要だと考えています。

今日はその2つの側面からのお話をしていこうと思います。

やりたくないからやらないの場合

まず大事なのは私たち教師側が生徒の話を聞いているかという事です。

大人でもそうだと思いますが人の意見は聞かないのに自分の意見を主張してばかりいる人は中々聞く気になれないと思います。

特に集団指導の先生は1人に対して20人以上の多くの生徒を同時に見ないと行けませんので、丁寧に話を聞けるかと言うと難しい部分があります。

そのため極論を言えば「僕の話は聞いてくれないのにあれやれこれやれ言うな!」と思う生徒もいます。

嫌だからやらない!というのが反抗心からくる場合は時間をとってただ話を聞くだけで解決する場合も多いのです。

また、「本人が板書のメリットを感じていない」と言うのもよくある理由の一つです。

この場合もじっくり話を聞く事でその子のやらない理由がわかったりします。

気持ちの問題はやはり時間はかかりますが、話を聞く事に尽きるのです。

やりたくても出来ない場合

この場合は視覚機能の問題が大きく影響しています。

視覚機能とは目を動かし、頭で処理し、体を動かすという1連の動作の事なのですが、例えば過剰なスマートフォンの使用などは視覚機能を低下させる恐れがあります。

板書をするとは視覚機能で言うと、

  • 目をきちんと動かし黒板の文字を見て
  • 書かれている文章や文字を頭で認識をし
  • イメージ通り手をうごかし枠や行間の中に文字を書いていく

この全てができてないと行けません。

例えば目がきちんと動いていなかったりピントが合っていなければ、そもそも先生がどこを話しているかわからずに進んでいきますし、文字や文章の認識が出来ていなければ何を書いているのかがわかりません。また、イメージ通り手が動かなければ文字を書くのも一苦労でしょう。

この3つの視点からサポートを行う必要があります。

トレーニング方法の1つがビジョントレーニングです。

眼球運動で目の動きをスムーズにし、視空間認知力のトレーニングで認識力をアップします。手と目の協応動作のトレーニングでイメージ通り手が動く流れを作る事ができれば徐々に変化は見られてくると思います。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

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