偏差値のおはなし 今日の数学#114

今日の問題#114

円の接点

今日のコラム

さてGWも残すところあとわずかアイデア数理塾では今日から金曜の授業が始まっています。最近すごく嬉しい話を聞きました。

「学校で塾が楽しみ!」と言ってくれていると保護者の方からご連絡を頂きました。

すごく嬉しいですね〜

塾って本来は勉強しにいくところではあるんですが学校の歴史を紐解くと実は昔の塾が学校になっていたりします。それが寺子屋や手習所という物ですが、伝統文化や読み書き、算術などを通して道徳教育や基礎教養が行われていました。

それが学校になりいつの間にやら勉強をするための塾ができ、定義がどんどん変わっていってしまっています。なのでその教育文化を再建しようという意味でも塾をスタートした訳なのですが、開校してすぐにこの声をいただけるとは思ってもいませんでしたので素直に嬉しいです。今日も頑張ろう^^ いつもありがとう^^ 本当に感謝です。

さて今日は偏差値のお話。

この時期になると新学期から1ヶ月が経ち徐々に怠癖や疲れが出やすい時期です。

気を引き締めるためにも偏差値の話をするのですが、偏差値ってそもそもなんなんでしょうか?

偏差値は、(得点―平均点)÷標準偏差×10+50 で求められます。

式の意味は平均を50としてどれだけ離れていますか?というものです。

標準偏差とは10人それぞれの生徒の点数から平均点を引いたものを2乗して、それを足した物を総人数で割った数の平方根です。

すごく難しく書いてますが一言で言えば「データのばらつき」を表す指標です。

よくある質問として「数学の点数が下がりました!大丈夫なんでしょうか?」という物があります。ですが大切なのは平均点との差です。

つまり中間テストで70点(平均点73点)から期末テスト65点(平均点65点)であれば点数は下がっていますが、偏差値で言うと上がってるのです。

このように相対的に見ることが出来ると言う意味では偏差値はとても重要な指標になります。

有名学習塾では独自の模試を作り偏差値50のラインを一般模試の偏差値60に合わせて高いレベルの授業を展開している場合もあります。

偏差値は母数においても異なります。

校内模試と全国模試では母数となる受験者数が大幅に異なりますので、全国模試を受けた方が正確な偏差値を得ることができます。

実際僕が学生の時校内模試を受けて偏差値60で志望校B判定だったのが、全国模試を受けたら55 C判定なんてこともありました。

正確に偏差値を知りたい場合はどこの会社がどんな規模で実施している模試かも重要な選択のポイントです^^

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

今日の解答#114

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