テスト前になると急に勉強する子はやる気がない?期限がないと動けない子の対策 京の算数学#1518

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京の算数学問題#1518

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算数学コラム

普段はなかなか勉強しない。
学校のワークもぎりぎりまで進まない。
でも、テスト前になると急に机に向かい始める。

このような行動をとるお子さまを見ると
保護者の方は、

「もっと早く始めればいいのに」
「直前にならないとやらない」
「やる気がないのでは?」
「危機感が足りないのでは?」

と感じるかもしれません。

もちろん、勉強への優先順位が低くなっている場合もあります。
ただし、テスト前にだけ急に勉強する子を、すぐに「勉強に対してあまりやる気がない」と決めつける必要はありません。

このタイプの子には、よく次のような特徴があります。

  1. 期限が近づかないと、必要性を実感しにくい
  2. 何から始めるかが決まっていない
  3. 普段の勉強を“テストにつながる行動”として考えられていない

つまり、問題はやる気だけではありません。

期限がないと動けない。
先の見通しが立てにくい。
今やるべきことが具体的になっていない。

こうした背景があることも多いです。

大切なのは、「もっと早くやりなさい」と繰り返すことではなく、テスト前になる前から動ける仕組みを作ることです。


この記事は、次のようなお子さまの保護者の方に向けて書いています。

  • 中学生で、テスト直前だけ急に勉強する
  • 普段は学校ワークや宿題を後回しにしがち
  • テスト1週間前になると焦って長時間勉強する
  • 「やる気がない」と言ってよいのか迷っている
  • 直前型の勉強を少しずつ変えたい
  • 定期テスト前の家庭学習の進め方に悩んでいる
  • 京都市中京区・烏丸御池周辺で、中学生の学習塾を探している

テスト前に急に勉強する子は、まったく勉強する気がないわけではありません。

ただ、動き出すタイミングが遅くなりやすいのです。


直前に勉強できる子は、やる気がゼロではありません

現場経験ですが、本当にまったくやる気がない子は、テスト前になっても動かないことが多いです。
そればかりか塾の宿題もやってこない、授業にそもそもこないなどやる気以前のケースも大いにありえます。

一方で、テスト前になると急に勉強する子は、少なくとも
「やらないといけない」という感覚は持っています。

ただ、その感覚が普段は弱く、期限が近づいて初めて強くなるのです。

見える行動背景にあること
テスト前だけ勉強する期限が近いと動ける
普段はワークが進まない何から始めるか決まっていない
直前に長時間やる見通しを立てる力が弱い
テスト範囲が出てから焦る言われないとわからない
いつもぎりぎりになる予定を逆算する経験が少ない

このタイプの子に必要なのは、気合いだけではありません。

期限が遠い時期にも、やることが見える状態を作ることが必要です。


テスト前になると急に勉強する子に起きている3つのこと

1.期限が近づかないと必要性を感じにくい

1つ目は、期限が近づかないと優先順位が上がってこないことです。

テストがまだ先にあるとき、子どもにとっては危機感が持ちにくいものです。

「まだ時間がある」
「そのうちやればいい」
「テスト範囲が出てからでいい」
「今は部活や宿題で忙しい」

そう思っているうちに、気づけばテスト前になります。

これは、必ずしも怠けているということではありません。

子どもは大人よりも、先の予定を見通して動くことが苦手な場合があります。

また子どもによっても個人差はあり、1週間後先の予定が立てることが難しいケースも大いにありえます。

大切なのは、その子に応じたスケジューリングや支援をしていくことです。

2.何から始めるかが決まっていない

2つ目は、勉強の始め方が決まっていないことです。

テスト勉強といっても、実際にはやることがたくさんあります。

  • 学校ワーク
  • 漢字や英単語
  • 理科・社会の暗記
  • 数学の解き直し
  • 英語の本文確認
  • ノートやプリントの見直し
  • 実技教科の準備
  • 提出物の確認

これらが頭の中でまとまっていないと、子どもは動きにくくなります。

保護者が「テスト勉強しなさい」と言っても、子どもにとっては抽象度が高い指示だと言えます。

指示は具体的に

テスト前に急に勉強する子は、やる気がないのではなく、普段はやることが具体化されていないことがあります。

「数学のワークを2ページ進める」
「英単語を10個確認する」
「理科の間違えた問題を3問解き直す」

ここまで指示や行動指標が小さくなると動ける子もいます。

3.普段の勉強とテストのつながりが見えていない

3つ目は、普段の勉強をテストにつながるものとして見られていないことです。

たとえば、学校の授業。
宿題。
小テスト。
ワークの1周目。
間違い直し。

これらは本来、定期テストにつながっています。

でも、子どもによっては、

授業は授業。
宿題は宿題。
テスト勉強はテスト前にするもの。

というように、分かれてしまっていることがあります。

そのため、普段の宿題やワークを「今やっておくとテスト前が楽になるもの」として考えにくいのです。

よくある例ですが、数学のワークで間違えた問題がある。
でも、提出が最優先なので赤で答えを書いたり丸をして終わり。

この場合、課題の間違い直しが、テスト対策として機能していないので余計にテスト勉強の手間がかかってしまっています。

宿題とテスト勉強の関連性は意識しておきたいところです。


テスト前だけ勉強する子と、早めに動ける子の違い

同じ定期テストでも、早めに動ける子と直前型の子には違いがあります。

見るポイント早めに動ける子テスト前だけ動く子
テスト範囲出る前から授業内容を整理している範囲表が出てから考える
ワーク授業に合わせて少しずつ進めるテスト前にまとめて進める
間違い直しその場で印をつけるテスト前まで残る
暗記小分けにする直前に一気に覚える
数学間違えた問題を解き直す解説を読んで終わる
予定逆算して進める期限が近づいてから焦る

差がつくのは、勉強時間だけではありません。

テスト前になる前に、少しずつ準備が始まっているかで差がつきます。


直前型の勉強が悪いとは限らない

ここで大切なのは、直前に集中できる力そのものは悪くないということです。

期限が近づくと集中できる。
短期間で暗記できる。
追い込まれると動ける。

これは、その子の一つの特徴でもあります。

ただし、直前型だけに頼ると、次のような困りごとが出やすくなります。

  • ワークが終わるだけで、解き直しまでできない
  • 暗記が一夜漬けになり、すぐ忘れる
  • 数学や英語の積み上げ教科が間に合わない
  • 苦手単元に戻る時間がない
  • 睡眠時間が削られる
  • テスト後に「やればできたのに」で終わる

直前の集中力は活かしてよいです。
ただし、直前だけに頼りすぎないことが大切です。


「やる気がない」と言えるケース・言い切れないケース

やる気だけの問題ではないケース

次のような場合は、やる気不足と決めつけるより、仕組みを見直した方がよいです。

  • テスト前には勉強する
  • 期限が近づけば動ける
  • やることが決まると取り組める
  • 一緒に予定を立てると進む
  • 苦手科目は始め方が分からない
  • ワークの残りが見えると焦って動く

この場合、必要なのは「やる気を出しなさい」ではなく、早めに見える化することです。

やる気以外にも課題があるケース

次のような場合は、勉強の仕組みだけでなく、学習への向き合い方も確認したいところです。

  • テスト前になってもほとんど動かない
  • 提出物も出さない
  • 勉強する意味をまったく感じていない
  • 点数が下がっても気にしていないように見える
  • 分からない問題をすべて避ける
  • 声をかけても反発だけで終わる

ただし、この場合もすぐに責めるのではなく、

  • 勉強が分からなすぎて避けているのか
  • 失敗が怖いのか
  • 生活リズムが崩れているのか
  • 学校生活で疲れているのか
  • 目標が見えていないのか

様々な状況を検討する必要があります。


家庭で試せる見分ける質問

「テスト勉強って、何から始めるつもり?」

ここで答えられない場合、やる気よりも始め方で止まっている可能性があります。

「数学」ではなく、「数学のワークの間違えた問題を3問」くらいまで具体化できると動きやすくなります。

「テストで1番やっかいな教科はどれ?」

子ども自身が、後回しになりやすい教科を分かっているか確認します。

苦手科目や面倒な提出物が見えてくることがあります。

「範囲表が出る前にできることはある?」

テスト範囲が出るまで何もしない子には、この質問が有効です。

たとえば、

  • 授業で進んだワークを進める
  • 小テストの間違いを直す
  • 英単語を少しずつ覚える
  • 数学の前回範囲の苦手を戻す

など、範囲表が出る前にもできることはあります。

「テスト1週間前にやってなければ困るものは何?」

逆算する練習です。

提出物。
数学のワーク。
英単語。
理科社会の暗記。
実技教科のプリント。

1週間前に残したくないものを先に決めると、早めに動きやすくなります。

「今日は10分だけなら何をする?」

直前型の子には、長い計画よりも短い行動が向いていることがあります。

「今日から毎日2時間」ではなく、「今日は10分だけ英単語」「数学のワークを2問だけ」などいきなり全部始めようとするよりもハードルを下げて小さいことから始める方が続きやすいです。

原因別の対策

期限が近づかないと動けない場合

  • テスト2週間前より前に、小さな期限を作る
  • 「ワークをここまで」など途中締切を決める
  • 1週間前に残したくないものを決める
  • 毎日10分だけテスト範囲に触れる
  • 範囲表が出る前から授業内容に合わせて進める

大きな期限だけではなく、小さな期限を作ることが大切です。

「テスト当日」だけを締切にすると、動き出しが遅くなります。

何から始めるか分からない場合

  • 教科を決める
  • 単元を決める
  • 問題数を決める
  • 時間を短くする
  • 最初の1問だけ決める

「テスト勉強しなさい」ではなく、
「数学のワークを3問だけ」
「英単語を5個だけ」
のように、小さくします。

普段の勉強がテストにつながっていない場合

  • 授業で習った日にワークを少し進める
  • 間違えた問題に印をつける
  • 小テストのミスを残す
  • 宿題の直しをテスト前に見返せる形にする
  • テスト前に見る問題を普段から作る

普段の勉強を、テスト前の材料にしていくことが大切です。

直前の集中力に頼りすぎている場合

  • 直前にやることと、早めにやることを分ける
  • 暗記は早めに小分けする
  • 数学や英語は早めに始める
  • テスト前日は確認に使う
  • 睡眠を削る計画にしない

直前の集中力は活かしてよいです。

ただし、数学や英語のような積み上げ教科は、直前だけでは間に合いにくいことがあります。

苦手科目を後回しにしている場合

  • 苦手科目を長時間やらせない
  • 1日1問だけ触れる
  • 得意科目の前に苦手を10分入れる
  • 解けない問題は質問に残す
  • できる問題から始める

苦手科目は、後回しにするほど重くなります。

まずはゼロにしないことが大切です。


テスト前だけ勉強する子に合いやすい進め方

直前型の子には、長く細かい計画よりも、短く区切った計画が合うことがあります。

1.まず提出物を見える化する

教科ごとに、ワークやプリントの残りを書き出します。

「何となくたくさんある」では動きにくいですが、
「数学ワークあと6ページ」「英語単語あと30個」と見えると動きやすくなります。

2.1日分を少なく決める

最初から大きく決めると続きません。

  • 数学ワーク2ページ
  • 英単語10個
  • 理科の一問一答10問
  • 社会プリント1枚

のように、1日分を小さくします。

塾長がよく用いるテクニックとしては
「テスト勉強ってどれぐらいやらなくてはいけないと思う?」と質問を投げかけます。

帰ってきた返答が「1時間」であれば「じゃあまず30分やろうか」とハードルを半分にします。
これで大抵初動はうまくいきます。
子ども心には「え?それだけでいいの?」となるからです。
実際塾に通う子でも勉強時間0の状態から毎日1時間は勉強できるようにもなりました。

3.間違えた問題に印をつける

テスト前に点数を上げるには、できない問題を残しておく必要があります。

丸つけをして、間違えた問題に印をつける。
その印をテスト前に戻る場所にします。

4.テスト3日前は「新しく進める」より「戻る」

テスト直前まで新しいページを進めていると、解き直しができません。

できれば3日前には、間違えた問題に戻る時間を作りたいところです。


テスト前の急な勉強が、疲れや不安から来ることもあります

テスト前になると急に勉強する子の中には、焦りや不安で動いている子もいます。

「やらないと怒られる」
「点数が悪かったらどうしよう」
「提出物が終わらない」
「寝る時間を削るしかない」

このような状態が続くと、勉強が苦しいものになりやすいです。

また、部活動、学校行事、人間関係、生活リズムの乱れなどが影響して、普段から動けないこともあります。

直前型の勉強を変えるときは、勉強時間だけでなく、睡眠や生活の余裕も見てあげたいところです。


塾の先生として見ていること

塾で「テスト前にしか勉強しない」という相談を受けたとき、私はすぐに「やる気がない」とは判断しないようにしています。

見るのは、

  • テスト前には動けるのか
  • 何日前から動き始めるのか
  • ワークはどこで止まっているのか
  • 丸つけと解き直しができているのか
  • 苦手科目を後回しにしていないか
  • 範囲表が出る前にできることがあるか
  • 普段の宿題がテスト対策につながっているか
  • 本人が何から始めればよいか分かっているか

です。

テスト前に動ける子は、その力を少し前倒しできる可能性があります。

そのためには、気合いではなく、予定の見える化と小さな締切が必要です。


アイデア数理塾が大切にしていること

アイデア数理塾では、テスト前だけ勉強する子を、すぐに「やる気がない」とは見ません。

大切にしているのは、

  • いつから動き始めるか
  • 学校ワークをどう進めるか
  • 丸つけと解き直しができているか
  • 数学や英語を直前だけにしていないか
  • 苦手科目に少しずつ触れているか
  • テスト前に戻る問題を普段から作れているか
  • 自分で学習を進める力が育っているか

京都市中京区・烏丸御池周辺で、中学生の定期テスト対策や家庭学習に不安がある方は、
「やる気がない」と決めつける前に、期限がないと動けないタイプなのかを見てみることが大切です。

勉強は、気持ちだけで続けるのは難しいものです。

動き出せる仕組みを作ることで、テスト前だけの勉強から、少しずつ普段の学習へつなげていくことができます。


まとめ テスト前だけ勉強する子は、やる気より「動き出す仕組み」を見たい

テスト前になると急に勉強する子は、本当にやる気がないのか。

答えは、やる気がないとは限りません。

テスト前に動けるなら、少なくとも
「やらなければいけない」
という感覚は持っています。

ただし、

  • 期限が近づかないと必要性を感じにくい
  • 何から始めるか分からない
  • 普段の勉強とテストがつながっていない
  • 直前の集中力に頼りすぎている
  • 苦手科目を後回しにしている

ということが起きている場合があります。

大切なのは、
「もっと早くやりなさい」
を繰り返すことではありません。

小さな期限を作ること。
やることを具体的にすること。
ワークや間違い直しを普段から少しずつ進めること。

直前に頑張れる力は、その子の力です。
その力を少し前から使えるようになると、定期テストの準備はかなり楽になります。

京の算数学 解答#1518

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