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京の算数学問題#990

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算数学コラム
みなさんこんにちは!
京都市中京区で「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「うちの子、計算はできるのに文章題になると全然できない…」
「問題文を読んでいるのに、何を聞かれているのか分かっていないみたい…」
そんなお悩みを持つ保護者の方、多いのではないでしょうか?
実は、小学1年生にとって文章題はとても難しい問題です。
なぜなら、「読む」「理解する」「計算する」という3つの力を同時に使わなければならないからです。
今回は、文章題を苦手とする理由や、家庭でできるサポート方法、克服のコツについて詳しくお話ししていきます!
お子さんが「文章題って楽しい!」と思えるようになるヒントをお届けします!
小学1年生が文章題を苦手とする理由
文章題が難しいと感じるのには、3つの理由があります。
① 読解力が未発達
小学1年生は、ひらがな・カタカナを覚えたばかり。
そのため、問題文をスムーズに読むこと自体が難しいことがあります。
たとえば、
「りんごが5こあります。2こたべると、のこりはいくつでしょう?」
このレベルでも、
- 「りんご」という単語を理解しているか
- 「のこり」という言葉の意味を知っているか
- 「2こたべる」という行動をイメージできるか
これらすべてがクリアできていないと、問題を理解することが難しいのです。
② 問題の状況をイメージできない
文章題は「読む→状況をイメージ→計算する」という流れが必要です。
でも、1年生は頭の中で「イメージ化」する力がまだ十分に発達していません。
文章を聞いて「りんごが5こ、そこから2こ減る」という状況を思い浮かべることが難しいのです。
③ 「どんな計算をすればいいのか」が分からない
たとえば、
「5個のりんごのうち、2個食べたらいくつ残る?」
という問題を出されたとき、
- 足し算?
- 引き算?
- そもそもどんな式を作ればいいの?
と、どの計算をすればいいのか分からなくなることがあります。
文章題ができるようになるための3つのステップ
では、どうやって文章題を克服していけばいいのでしょうか?
実は、文章題ができるようになるには、次の3つのステップが重要です!
ステップ①:問題を「図」や「絵」にしてみる
文章だけで理解するのが難しい場合は、実際に目で見える形にしてあげることが大切です。
【例題】
みかんが6こあります。2こ食べました。いま、みかんは何個ありますか?
この場合、実際に丸を書いて説明してみましょう。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 → 🔵🔵🔵🔵
「6個あったみかんから2個食べたから…4個になるね!」
視覚的に理解できるようになると、子どもの理解力がぐんと上がります。
ステップ②:「何を聞かれているのか」を確認する
「何を計算すればいいのか分からない…」
この場合、問題文の中から「問いの部分」を一緒に探してあげるのが効果的です。
【例題】
みかんが6こあります。2こ食べました。いま、みかんは何個ありますか?
→「何個ありますか?」が聞かれている部分です。
「この問題は『みかんが今何個あるか』を聞かれているんだね」と確認してあげると、理解がスムーズになります。
ステップ③:「式」を一緒に考える
最後に、「どういう式になるのか」を一緒に考えてみましょう。
「6個あって、2個食べたから…」
「じゃあ、6−2=?」
最初は子ども自身に考えさせる必要はありません。
「これって引き算かな?足し算かな?」と一緒に考えることで、少しずつ「文章から式を作る力」が身についていきます。
家庭でできる!文章題トレーニング法
① お手伝いを文章題にする
「みかんが5個あるよ。1個ちょうだい。残りはいくつかな?」
→ 日常の中で文章題を作ることで、理解力が高まります。
② 実際に物を使ってみる
・積み木
・おはじき
・ボール
などを使って、目で見て考えられるようにしましょう。
③ 読み聞かせや音読をする
読む力が弱い場合は、文章題を一緒に音読してみるのも効果的です。
「どういう状況かな?」と一緒に考えることで、理解力が深まります。
「できた!」を積み重ねる
文章題は、できるようになるまでに時間がかかります。
だからこそ、小さな「できた!」を積み重ねることが大切です。
- 「自分で式が作れた!」
- 「1問最後までできた!」
- 「今日はスラスラ読めた!」
小さな成功をたくさん積み重ねることで、自信がついていきます。
まとめ
文章題が苦手な理由
→ 読解力・イメージ力・計算力が未発達だから
克服の3つのステップ
→ 絵や図にする・問いを確認・式を考える
家庭でできるサポート
→ 実際の物を使う・読み聞かせ・小さな成功体験
文章題は「慣れ」と「理解」がカギ!
「難しいな…」と感じたら、焦らず一緒に寄り添ってあげましょう。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや) がお届けしました!
算数好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#990
