令和の勉強 平成の勉強 なにがちがう? 京の算数学#938

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

最近、生徒たちと話していると、「僕たちのころよりも本当に勉強しやすくなったな〜」と感じることが多くあります。スポーツの環境が整ったように、学習面でも時代の変化を強く実感しています。

では、令和と平成の時代における勉強法にはどのような違いがあるのでしょうか?今回は私なりの視点でその違いをまとめてみました。

ITの進化とデジタル教育

平成から令和への大きな変化といえば、やはりICT(情報通信技術)教育の普及です。

オンライン教育プラットフォームや学習アプリが急速に広まり、勉強資料や教材へのアクセスが非常に容易になりました。スマホやタブレットさえあれば、いつでもどこでも学習が可能で、受験対策もスムーズに行える時代となっています。

さらに、新型コロナウイルスの影響でオンライン学習が急速に普及しました。オンライン講義やウェビナーを利用することが当たり前となり、これまでの教室型授業とは全く異なる学びの形が一般化しています。

私が学生だった平成時代は、教材を購入するにも書店に足を運び、学習方法を調べるのもインターネットより学校や塾の先生から直接アドバイスをもらうことが中心でした。この点では、令和時代の学習環境がとても羨ましく思えます。

平成時代の勉強法のメリット

令和時代のICT活用は非常に便利ですが、平成時代の勉強法にも見逃せないメリットがありました。その一つが、「自分で探す手間がかかること」です。

一見するとデメリットに思えるかもしれませんが、この手間が語彙力の向上や知識の定着を助けてくれる効果があります。調べる過程で新たな情報や知識に出会い、学びが深まるという点では、非常に価値のある体験でした。

特に「調べ学習」は、学んだ内容を記憶に定着させるのに効果的な方法です。このプロセスが自然と身についていた平成時代の学習方法は、今の子どもたちにもぜひ取り入れてほしいと思います。

情報に対して受け身にならないことが重要

令和時代の特徴は、何と言っても情報量の多さです。SNSの発展により、世界中の人と交流したり、膨大な情報を簡単に手に入れたりすることが可能になりました。しかし、この利便性ゆえに子どもたちが情報に対して受け身になってしまうケースも増えています。

例えば、「〇〇大学の過去問を調べてきてね」と指示を出したときに、「〇〇大学」とだけ検索して「過去問が見つかりませんでした」と報告してくる生徒が少なくありません。これは、欲しい情報にたどり着くために必要な検索スキルや考察力が不足しているためです。

情報にアクセスする際には、次のポイントを意識する必要があります:

  • 具体的なキーワードを考える:自分が本当に知りたい情報に絞る。
  • 情報の信憑性を確認する:出どころが信頼できるかどうかを見極める。
  • 情報を使いこなす力を身につける:ただ調べるだけでなく、その情報をどのように活用するかを考える。

令和時代の勉強法では、こうした「情報を取りに行く力」を養うことが大きな課題と言えるでしょう。

平成と令和、それぞれの良さを活かす

平成時代は情報を得るのに手間がかかる分、学びが深まりやすいというメリットがありました。
一方、令和時代は情報の取得が簡単で、多様なツールを使いこなすことで効率的に勉強が進められるのが特徴です。

これらの時代の違いを踏まえると、現代の子どもたちに必要なのは、両方の良さをバランスよく取り入れることです。具体的には:

  • デジタルツールを活用して効率的に情報を得る。
  • 必要な情報を自ら考え、選び取る力を養う。
  • 学びの過程を大切にし、深い理解を目指す。

まとめ

令和時代は、デジタル化と情報の発展が学習環境に大きな影響を与えています。スマホやタブレットを使えば、いつでもどこでも勉強できる便利な時代ですが、情報に対して受け身にならず、自分で考えて取りに行く姿勢が求められます。

平成時代の「手間をかけて学ぶ良さ」と、令和時代の「効率的で便利な学び方」を融合させることで、より充実した学習が可能になるでしょう。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

算数好きあつまれ〜!ぜひ一緒に楽しく学びましょう!

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