中2理科|消化酵素を覚えるコツ!アミラーゼ・ペプシンなどを整理 京の算数学#1541

京の算数学問題#1541

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算数学コラム

消化酵素の名前は似ているものが多く、「どの消化液に含まれるのか」「何を分解するのか」が混ざりやすいところです。

しかし、名前だけを順番に暗記する必要はありません。

定期テストでは、消化酵素を次の3つと結びつけることが大切です。

  • どの消化液に含まれるか
  • どの養分に働くか
  • 最終的に何へ分解されるか

この記事では、アミラーゼ・ペプシン・トリプシン・リパーゼを、覚え方とともに整理していきます。


消化酵素は「何に働くか」で覚える

最初に、テストで必要な組み合わせを表で確認しましょう。

消化酵素含まれる主な消化液働く場所分解する養分
アミラーゼ唾液・すい液口・小腸デンプン
ペプシン胃液タンパク質
トリプシンすい液小腸タンパク質
リパーゼすい液小腸脂肪

覚え方は、次の3つです。

アミはデン
アミラーゼはデンプンに働く。

ペプ・トリはタン
ペプシンとトリプシンはタンパク質に働く。

リパは脂肪
リパーゼは脂肪に働く。

まずは「酵素名と養分」を結びつけ、その後で消化液や働く場所を追加すると覚えやすくなります。

消化酵素の覚え方まとめ

消化酵素とは?

消化酵素とは、食べ物に含まれる養分を、吸収しやすい小さな物質へ分解する物質です。

消化酵素には、決まった養分にだけ働くという特徴があります。

たとえば、アミラーゼはデンプンを分解しますが、タンパク質や脂肪は分解しません。
ペプシンはタンパク質に働きますが、デンプンには働きません。

このように、消化酵素と働く養分には決まった組み合わせがあります。

消化液と消化酵素は同じではない

消化液は、消化に関わる液体です。
唾液・胃液・胆汁・すい液・小腸の消化液などがあります。

消化酵素は、消化液などに含まれて養分を分解する物質です。

つまり、

  • 唾液は消化液、アミラーゼは消化酵素
  • 胃液は消化液、ペプシンは消化酵素
  • すい液は消化液、アミラーゼ・トリプシン・リパーゼは消化酵素

という関係です。

なお、胆汁は消化液ですが、消化酵素を含みません
ここは定期テストでよく問われます。

アミラーゼ|デンプンを分解する

アミラーゼは、デンプンを麦芽糖などの小さな糖へ分解する消化酵素です。

アミラーゼは、次の2つの消化液に含まれています。

  • 唾液
  • すい液

そのため、デンプンの消化は口で始まり、小腸でも続きます。

デンプンがブドウ糖になるまで

デンプンの消化は、次の流れで進みます。

デンプン → 麦芽糖など → ブドウ糖

口では、唾液のアミラーゼがデンプンを麦芽糖などへ分解します。
その後、小腸で、すい液のアミラーゼや小腸の消化酵素が働き、最終的にブドウ糖になります。

「唾液のアミラーゼがデンプンを直接ブドウ糖にする」と書くのは誤りです。

覚え方|アミはデン

アミラーゼの「アミ」+デンプンの「デン」=アミはデン

まずはこの短い言葉で、アミラーゼとデンプンをセットにしましょう。

ペプシン|胃でタンパク質を分解する

ペプシンは、胃液に含まれ、タンパク質をより小さな物質へ分解する消化酵素です。

  • 消化液:胃液
  • 働く場所:胃
  • 分解する養分:タンパク質

胃液は強い酸性で、ペプシンが働きやすい環境になっています。

胃で始まったタンパク質の消化は小腸でも続き、最終的にアミノ酸になります。

覚え方|胃ペプ

胃ではペプシンを、短く「胃ペプ」と覚えましょう。

「口アミ・胃ペプ」と並べると、口ではアミラーゼ、胃ではペプシンという位置関係も整理できます。

トリプシン|小腸でタンパク質を分解する

トリプシンは、すい液に含まれ、タンパク質をより小さな物質へ分解する消化酵素です。

  • 消化液:すい液
  • つくられる場所:すい臓
  • 働く場所:小腸
  • 分解する養分:タンパク質

ペプシンとトリプシンは、どちらもタンパク質に働きます。

違いは、ペプシンが胃液に含まれて胃で働き、トリプシンがすい液に含まれて小腸で働くことです。

覚え方|ペプ・トリはタン

ペプシンとトリプシンはタンパク質なので、「ペプ・トリはタン」と覚えましょう。

リパーゼ|脂肪を分解する

リパーゼは、すい液に含まれ、脂肪を分解する消化酵素です。

  • 消化液:すい液
  • 働く場所:小腸
  • 分解する養分:脂肪
  • 分解後:脂肪酸とモノグリセリド

脂肪は、最終的に脂肪酸とモノグリセリドへ分解されます。

覚え方|リパは脂肪

リパーゼは脂肪なので、「リパは脂肪」と覚えます。

アミはデン、ペプ・トリはタン、リパは脂肪。
この3つを声に出して確認すると、酵素と養分の組み合わせを思い出しやすくなります。

すい液には3種類の消化酵素が含まれる

すい液は、すい臓でつくられ、小腸へ出される消化液です。

中2理科で覚える代表的な消化酵素は、次の3つです。

すい液の消化酵素分解する養分
アミラーゼデンプン
トリプシンタンパク質
リパーゼ脂肪

すい液には、3大栄養素のそれぞれに働く消化酵素が含まれています。

口アミ・胃ペプ・すい液は3種類

とまとめて覚えると、消化液と消化酵素の組み合わせを整理できます。

胆汁は消化酵素ではない

胆汁は、肝臓でつくられ、胆のうに蓄えられた後、小腸へ出されます。

胆汁には、脂肪を細かな粒にして、リパーゼが働きやすくする役割があります。

ただし、胆汁そのものが脂肪を脂肪酸やモノグリセリドへ分解するわけではありません。

比較胆汁リパーゼ
分類消化液消化酵素
主な働き脂肪を細かな粒にする脂肪を別の物質へ分解する
消化酵素か含まない消化酵素である

「胆汁=脂肪に関係する」までは正しくても、「胆汁にリパーゼが含まれる」と書くと誤りです。リパーゼが含まれるのは、すい液です。

3大栄養素の最終的な分解物

消化酵素の名前と合わせて、最終的な分解物も覚えましょう。

養分消化に関わる主な酵素最終的な分解物
デンプンアミラーゼなどブドウ糖
タンパク質ペプシン・トリプシンなどアミノ酸
脂肪リパーゼ脂肪酸とモノグリセリド

覚えるときは、左から右へ矢印でつなげます。

デンプン → ブドウ糖
タンパク質 → アミノ酸
脂肪 → 脂肪酸+モノグリセリド

唾液の実験問題|アミラーゼの働きを確かめる

唾液の実験では、デンプンがなくなったか、小さな糖ができたかを別々の薬品で調べます。

実験の流れ

  1. Aにデンプンのりと唾液を入れる
  2. Bにデンプンのりと水を入れる
  3. 両方を約40℃の湯に入れて、しばらく置く
  4. それぞれを分け、ヨウ素溶液ベネジクト溶液で調べる

結果の整理

試験管ヨウ素溶液ベネジクト溶液を加えて加熱
デンプン+唾液青紫色にならない赤褐色になる
デンプン+水青紫色になる青色のまま

ヨウ素溶液はデンプンを調べる薬品です。青紫色にならなければ、デンプンが分解されたと考えられます。

ベネジクト溶液は麦芽糖などの糖を調べる薬品です。加熱して赤褐色になれば、糖ができたと考えられます。

この2つの結果から、唾液のアミラーゼがデンプンを麦芽糖などへ分解したと判断できます。

なぜ約40℃にするの?

唾液のアミラーゼが、体温に近い温度で働きやすいからです。

なぜ「デンプン+水」も用意するの?

唾液を入れた場合と入れない場合を比べ、変化が唾液の働きによるものか確かめるためです。
このような比較のための実験を対照実験といいます。

消化酵素の働きと温度

消化酵素は、体温に近い温度でよく働きます。

一方、消化酵素はタンパク質でできているため、高温になると性質が変わり、働かなくなることがあります。

実験問題では、条件を比べるときに次の点を確認しましょう。

  • 唾液を入れたか
  • 温度は同じか
  • 置いた時間は同じか
  • ヨウ素溶液とベネジクト溶液のどちらを使ったか
  • ベネジクト溶液は加熱したか

定期テストでよくある間違い

間違い1|アミラーゼはタンパク質を分解する

アミラーゼが分解するのはデンプンです。
タンパク質に働くのは、ペプシンやトリプシンです。

間違い2|ペプシンはすい液に含まれる

ペプシンは胃液に含まれます。
すい液に含まれるタンパク質分解酵素はトリプシンです。

間違い3|胆汁にはリパーゼが含まれる

胆汁には消化酵素が含まれません。
リパーゼはすい液に含まれます。

間違い4|唾液のアミラーゼがデンプンを直接ブドウ糖にする

唾液のアミラーゼは、デンプンを麦芽糖などの小さな糖へ分解します。
最終的にブドウ糖になるのは小腸です。

間違い5|すい液は胃で働く

すい液はすい臓でつくられ、小腸へ出されて働きます。

すぐできる確認問題

問題1

唾液に含まれ、デンプンを分解する消化酵素は何ですか。

答え:アミラーゼ

問題2

胃液に含まれ、タンパク質を分解する消化酵素は何ですか。

答え:ペプシン

問題3

すい液に含まれる代表的な消化酵素を3つ答えなさい。

答え:アミラーゼ、トリプシン、リパーゼ

問題4

リパーゼは何を何に分解しますか。

答え:脂肪を脂肪酸とモノグリセリドに分解する

問題5

胆汁には消化酵素が含まれていますか。

答え:含まれていない

問題6

デンプン・タンパク質・脂肪の最終的な分解物を、それぞれ答えなさい。

答え:ブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸とモノグリセリド


まとめ 酵素名・消化液・養分をセットにしよう

消化酵素は、次のように整理すると覚えやすくなります。

  • アミラーゼ:唾液・すい液に含まれ、デンプンに働く
  • ペプシン:胃液に含まれ、タンパク質に働く
  • トリプシン:すい液に含まれ、タンパク質に働く
  • リパーゼ:すい液に含まれ、脂肪に働く
  • 胆汁:脂肪を細かな粒にするが、消化酵素を含まない

暗記の合言葉は、アミはデン/ペプ・トリはタン/リパは脂肪です。

記事と一緒に、無料の一問一答PDFも使って、消化酵素・消化液・最終的な分解物の組み合わせを確認してみましょう。

定期テスト直前対策「中2理科 消化酵素一問一答問題集PDF」

京の算数学 解答#1541

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