中学生の保護者が“コーチ”を探すべき3つの理由 京の算数学#1041

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算数学コラム

こんにちは!
京都市中京区で塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

小学校を卒業し中学生になると、子どもたちは大きな節目を迎えます。
身体の成長だけでなく、心の面でも「子どもから大人へ」と歩みを進め始めるこの時期――。

それに伴い、親の関わり方にも“アップデート”が必要です。

今日はそんな中学生の保護者にこそ知ってほしい、
「子育てに“コーチ”という存在がなぜ有効なのか?」というお話をお届けします。

小学生と中学生の子育てはここが違う

中学生は、まさに思春期のど真ん中にいます。

・親の言うことを素直に聞かなくなる
・言葉にできない反発や葛藤を抱える
・友人関係や学校生活の中で急激に成長する

これは自然な成長の一部であり、健全な姿でもあります。

一方で、親が今まで通りの声かけや関わり方を続けていると、
子どもとの関係にすれ違いが生じやすくなるのもこの時期の特徴です。

学校のルールも「努力すればOK」ではない時代に

たとえばテストひとつをとっても、
高校進学に必要な「内申点」は点数だけでは決まりません。

・日々の授業態度
・提出物の期限遵守
・学びに対する姿勢

こうした“日常”の積み重ねが、評価に直結するようになっています。

「テストさえ点が取れればOK!」では通用しないのが今の教育です。

時代は“思考力重視”へシフトしている

平成生まれの私が小学生だった頃は、
「とにかく量をこなす」「間違えずに正解する」が評価される時代でした。

ところが今は――
なぜそうなるのか?どのように考えたのか?を重視されるようになっています。

つまり、求められる力は「正解を出す力」から「考える力」へと変化しています。

・記述式の問題
・表現力を問う課題
・探究的な学び

こうした新しい学習スタイルに、親世代の経験だけでは対応しきれないケースが増えてきています。


保護者が「勉強に口出ししない方がいい」理由

中学生になると、自分で考え、自分で行動する力がより求められます。

そんな時に親から――
「宿題は終わったの?」「ちゃんと提出しなさい!」と毎回言われてしまうと、
子どもは“やらされ感”を覚えて反発しやすくなります。

これは、自主性を育てるどころか奪ってしまう可能性もあるのです。

だからこそ、保護者は“適切な距離感”を保つ必要があります。
そのサポートとして有効なのが「コーチ」の存在です。


中学生の保護者に“コーチ”が必要な3つの理由

理由1:子育ての視点を“客観的に”見直せる

現代は地域とのつながりが希薄になり、
子育ての悩みを誰かに相談する機会も少なくなっています。

だからこそ、コーチのような存在がいることで――
・自分の考えを整理できる
・感情に左右されず冷静に関われる
・“正しさ”よりも“その子らしさ”に気づける

といったメリットがあります。


理由2:子どもにとっての“信頼できる第三者”になる

中学生にとって、親の言葉は「正論」だけど素直に聞けないことがよくあります。

そこで必要になるのが、
「親でも先生でもない、信頼できる第三者」=コーチの存在です。

子どもが安心して本音を話せる相手がいることで、
自分の考えを整理し、行動に移しやすくなるのです。


理由3:親子の距離感を“ちょうどよく”保てる

子どもとの距離感に悩む保護者は多いです。

・放っておくと心配
・かといって関わると反発される

こうしたときにコーチがいると、
親として「今は関わるべきか、見守るべきか」の判断がしやすくなります。

親は“寄り添う存在”として、
コーチは“伴走する存在”として、それぞれの役割を担うことができるのです。

まとめ

中学生という時期は、親も子も大きく変化する時期です。

その中で、保護者が一人で抱え込むのではなく、
「コーチ」という伴走者とともに子どもの成長を見守るという選択肢は、
とても理にかなった現代的な方法です。

お子さんにとっても、親にとっても、
安心して成長できる環境づくりの一歩として、
“コーチを探す”という視点をぜひ持ってみてください。

以上、京都市中京区のアイデア数理塾
油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

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