アリは高いところから落ちても生きている!? 京の算数学#538

京の算数学問題#538

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

物理って面白いんですけどむずかしい。

とある生徒も物理むずいともだえていましたが、確かに僕も学生の時は苦労したなとしみじみ感じています笑

それはそうと重力加速度の話で面白い話があるんです。

今日はそんなお話。

アリはどんな高さから落としても死なない!?

実はありのような小さな動物はどんな高い高さから落としても死なないのです。

人の例で考えると1mの高さから落ちた場合は大丈夫ですが、上空1万メートルから落下すれば死んでしまいます。

落ちる距離が長くなるほどどんどんスピードは加速してしまうイメージがありますよね。

でも実はこれにはカラクリがあるんです。

アリが1万メートルから落下しても死なない理由

地面に落下した時の衝撃の値=エネルギーの大きさは、質量×速度の2乗で求められます。

本来高さ1mと1万メートルでは重力によりどんどん加速し、速度が増すので、本来は距離が長ければ長いほど衝撃は大きくなるはずです。

ただ、空気抵抗というものにより落下する方向と逆の力が働きます。

その際、空気抵抗と重力による加速が釣り合うと速度は増えなくなります。

つまり、どんなに高さを高くしても最高速度は変わらないのです。

アリは質量が非常に軽く空気抵抗をかなり強く受けますので、時速20~30km程度が最高速度となります。加えて外骨格という鎧のような体表をしていますので、この程度の衝撃ではびくともしないというワケです。

ネコも大丈夫と聞いたんですが、、

確かに猫も高いところから落ちても平気だったというエピソードはたくさん存在しますが、それは身のこなしの問題があります。

猫は元々木の上で過ごすタイプの動物ですので、あくまで丈夫な体や身体能力によってケガが回避されているだけです。

おおよそ2階の高さからなら大丈夫なことが多いとのことですが、それでも怪我をするリスクはあります。

なので大丈夫ではありません。

興味から学びは始まる

雑学というと確かにそれ役にたつの?と言われれば、役にたつ場面は少ないでしょう。

ただ、このような雑学から理科に興味を持ったりして、どんどん学びを深めていく生徒もいます。

雑学だからと侮るなかれ。

身近なところに興味は隠れています。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#538

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