京の算数学問題#468
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
昔からよくあるご相談に「ウチの子ひまな時間が多いんです!課題をたくさん出してください!」というのがあります。
でも私はあえて宿題の量を調整します。
それはなぜでしょうか?実際に暇を与えて成績アップをしたエピソードを今日はご紹介いたします。
ひまつぶしは悪いこと?!
とある生徒が授業中に消しゴムを解体していました。
何してるの?と先生は言いました。
生徒「ひまつぶし」
先生は激怒しました。
「授業中に暇なんてあるか!!怒」
私は学校の先生のご相談もお受けするのですが、この手のお話は本当によく聞きます。
そりゃあイライラしますよね笑
私もイライラすると思います。
授業中にこれはいけないことと思いますので、先生の持たれている考えは大正解です。
(集中力ややる気のなさは別のアプローチが必要)
こういうエピソードをよく聞くので
ひまつぶし=悪だ
みたいなイメージが大人にはついちゃってます。
ですが本当に悪いことでしょうか?
成績アップの鉄則「自らやる力」を育てる
成績アップが起こる理由としては自ら勉強をやる力が育まれたからだと言えます。
塾にくるのも週に1〜2回の60〜90分程度な訳なので、どれだけお家でできるか?学校で授業を聞けているか?が成績アップには必須です。
実際に上記のご相談の生徒は大半がやらされていることに慣れています。
そんな生徒の口癖は「先生〜つぎなにやったらいい〜?」です。
意欲はあります。だからそこは褒めます。
でも自分でやる力はまだついていません。
なので私は宿題を個人にまかしました。
0はやめてね、だけど何ページだったらできるかな?
次のテスト範囲どこかな?
などヒントを与えながら全てまかしました。
そうすると徐々にですが自分で宿題をするようになり、自ずと成績も上がり始めたのです。
その自分でやる力の土台になるのが自分でやることを決めるという習慣です。
小学生の時暇な時間何をしていましたか?
私もそうでしたが、暇だから何かするかな?と考え散歩したり絵を描いたり、漫画を読んだり、時間の使い方を学んでいきました。
実はやる事がみっちりあるよりも余白があった方が自分で考える力は養われるのです。
小学生のひまつぶしの効果
小学生の時ほど暇であれ!
やることがないとよく言いますが、やることは探せば無限にあります。
友達と遊ぶ、宿題をする、近所のおじさんと喋る、自分の部屋を掃除する。
本当にいろんなやることがあります。
小学生時期のひまつぶしほど考える力を育てる有効手段はありません。
ひまつぶしの障害は「スマホ」
ただ現代社会において大きな障害となるのがスマホの存在です。
スマホはとてもおもしろい。
なぜなら自分からやることを探さなくても勝手に受信するからです。
スマホでひまつぶしは考える力は育ちません。
ですから、スマホとの付き合い方も今の子供達には必須だと言えます。
考える力を育ませるよりも考える力が育まれやすい環境を作る
これが最も大切な教育的アプローチではないでしょうか?
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!