「褒めすぎ注意」子どもの自己肯定感を育てる正しい付き合い方 京の算数学#676

京の算数学問題#676

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

褒めて伸ばすことは大切です。

1990年代から褒める事が大切であるという新しい教育の価値観が広がっていき現在では科学的にも褒める事で自己肯定感が育まれると言う研究もなされています。

ただ褒めれば良いと言うものではありません。

今日のブログは子ども達との正しい関わり方についてまとめています。

褒めればいいと言うわけではない

「褒めすぎ注意!」

最近の子どもたちを取り巻く環境を見ていると様々な子育て書籍やSNSでの投稿、誰もがメディアをもてる時代になったからこそでもありますが、情報があふれています。

褒めることは大切なのですが、教育現場に身を置いていると、褒めすぎているなと感じるお子さんも多い印象です。

今だからこそ「褒めること」について真剣に考えるタイミングだと私は考えています。

褒めすぎは自己肯定感が育たない

褒める事はもちろん大切です。

初めは子どもも褒められると嬉しい事でしょう。

ただ次第に、褒められるために〇〇をするというように本来の目的と変化していきます。

そうなると褒められなければやらなくなります。

ある意味「褒められ依存」に陥ってしまうのです。

褒める側も叱るより褒める方が気持ちが良いもの。ついつい褒めすぎになりがちなってしまうのもよくわかります。

では、自己肯定感を育てるにはどのような褒め方が必要なのでしょうか?

大切なのは勇気を与えること

アドラー心理学に良い表現がありました。

褒めると叱る事は同じ行為であり、勇気づける事を意味する。

つまり、褒めるの本質は「よくやった」と結果に評価をつけるのではなくて、うまくいかない時に本人が自分で乗り越えるためのエネルギーを与えることにあります。

つまり、簡単に言えば結果に行き着く過程を褒める事で自分の力で乗り越えられたんだと言う気づきを与えると言う事です。

褒めるところが見つからない時

よくご相談を受ける内容として「子どもの褒めるところが見つからない」というものがあります。

この場合、仮に褒めるところ探しをして見つけたとします。

ですが子どもは見抜きます。

子どもの自己肯定感があがる褒め方とは、共感です。

些細な事でいいのですが、「おっやるじゃない」と思う事はきっとあるはずです。

褒めるところを探そうとするから見つからないのです。

なぜならハードルが上がるから。褒める事=称賛する事ではありません。

あくまで共感しご自身が「おっ」と思った時に言えばいいのです。

褒める技術も大事ですが今は原点回帰で褒める本質を意識しながら子どもと関わってみましょう。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#676

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