京の算数学問題#589
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「志望校が決まっているのになかなか行動にうつらない」
「学校の目標設定が苦痛に感じる」
最近ではコーチングが文化になりつつあり様々な場面で目標設定が用いられていますが、
実はその設定方法が間違っているかも!?
今日はコーチングを長年続けてきた私がやる気の出る目標設定のコツをお話ししていきます。
目標設定の基本はSMARTに!
目標設定において大切なのがSMART(スマート)ゴールと呼ばれる基準です。
それぞれ頭文字をとり
Specific(具体的に)
Measurable(測定可能な)
Achievable(達成可能な)
Relevant(関連性のある)
Timebound(期限付きに)
例えばA高校に行きたいと言う目標があったとします。
S→2024年の3月1日に英語・国語・数学の入試があるから
M→それまで模試でB判定以上を取らないといけない
A→今がD判定であと30点上げればBになるから実現できそう
R→そこに受かれば希望への大学への進学がしやすくなる
T→そのためにはまず今年の6月の模試でC判定を取る必要がある。
このようにイメージをしやすくするためのツールがSMARTゴールです。
目標が高すぎる問題
ですがこのAchievableの基準が抜けている事が非常に多いのが現状です。
まだ中学生や小学生では自分の実力と高校へ行くという事の難易度がわかっていません。
なので実現可能かどうか?と言うのがわからないのです。
ここは導くというよりも大人がここへ行くためにはこれだけの勉強量が必要と教えてあげる必要があります。
よくあるのは目標を立てさせるだけ立てさせておいてフォローアップを一切せずに失敗体験ばかりが積み上がる事です。
現に当学習塾に来ている生徒の中には「高校に興味がない」という生徒もおります。
ですがじっくり話を聞いてみると「実は専門学校で〇〇になりたい」という目標がありました。だから高校は無駄だと思っていたようです。
ですが、専門学校の現状を伝え、ここの高校ならこう言う特殊な授業をしているから専門学校にもつながりやすいよと教えると「今の成績で私でもいけるの!?」と目を輝かせて聞いてきます。
少し頑張らなくてはいけないけれど「あと2個3を増やしたらいけるよ」と明確に基準を伝えます。そうすると「よっしゃ!やるわ!」と集中して取り組み始めました。
生徒が持っている印象や目標は様々です。
ですが叶えるようにするためにはあくまで現実的な客観視点でサポートが必要です。
それにこまめにフォローアップも行っていきます。
プロセスは階段の2段目〜50段目を意識する
これはお子さんというよりも人間の特徴なのですが、だいたい目標を立てるとゴールを100段とするとスタートの1段目と100段とその200段先ぐらいはイメージできるんです。
ただ、あまりにも1段目から100段目が遠すぎて途中でやめてしまいます。
私たちに大事なのは2段目〜50段目がここにあるよ!と教える事です。
1段目は「もうわかっているよ!」となるのです。
目標設定は変えていいもの
そして、目標は変えていいものです。
目標を設定すると変えてはいけないと思うかもしれませんがそんなことはありません。
変えちゃってください。
変えるという表現よりも更新するという表現が正しいかもしれません。
大事なのは自分の歩く今後の人生の指標を作ることです。
ゴール設定しなければと目標設定中毒にならないようにしましょう。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!