中2数学|一次関数の変化の割合を表から求める方法【定期テスト対策】 京の算数学#1572

京の算数学問題#1572

一次関数の表で、xが-2から4、yが7から-5になったときの変化の割合を求める問題。

表のxの値が-2、4、それに対応するyの値が7、-5のとき、この一次関数の変化の割合を求めなさい。

答えは記事の下部にあります。

算数学コラム

一次関数の変化の割合は、「yの増加量÷xの増加量」で求めます。

式がy=ax+bなら、変化の割合はxの係数aです。

表から求めるときは、対応する2組の値を選び、xとyで同じ向きに引き算をすることがポイントです。

「公式は覚えたのに、表の問題になると間違える」「マイナスがあると、どちらから引くのか迷う」。

そんなときは、公式を何度も唱えるよりも、計算を3行に分けて書く練習が役立ちます。

今回は、中2数学の定期テスト対策用に、表から変化の割合を求めるやり方をまとめていきます。

変化の割合とは?xが1増えたときのyの変化

変化の割合は、xの変化に対してyがどれだけ変わるかを表す数です。

一次関数で変化の割合が3なら、xが1増えるとyは3増えます

。-2なら、xが1増えるとyは2減ります。

ここでいう「増加量」は、必ず正の数になるわけではありません。

増加量=後の値-前の値なので、yが8から0に減ったとき、yの増加量は0-8=-8です。

「8減った」を、計算では「増加量-8」と表します。

変化の割合はyの増加量をxの増加量で割る。増加量は後の値から前の値を引き、減った場合は負の数になる。

表から変化の割合を求める3ステップ

表では、上下に並んだxとyが1組です。

xだけ別の列から選ばず、対応する2組の値を使いましょう。

たとえば左の列から右の列へ進むなら、次の順番で計算します。

  1. xの増加量を「右のx-左のx」で求める。
  2. yの増加量も「右のy-左のy」で求める。
  3. yの増加量をxの増加量で割る。

例として、xが1から4、yが2から11になる一次関数を考えます。

xの増加量は4-1=3、yの増加量は11-2=9です。

変化の割合は9÷3=3。

yが9増えたから答えが9、というわけではありません。

xが3増えた分で割り、xが1増える分にそろえます。

例題|負の数がある表でも引く順番をそろえる

一次関数の表で、xが-3から1、yが8から0になるときの変化の割合を求めます。

まず、上下の行に同じ向きの矢印を書くつもりで、右の値から左の値を引きましょう。

xの増加量:1-(-3)=4
yの増加量:0-8=-8
変化の割合:(-8)÷4=-2

xが-3から1、yが8から0になる一次関数の例題。xの増加量は4、yの増加量は-8、変化の割合は-2。

負の数を引くときは、1-(-3)のように括弧を付けて書くと符号を確認しやすくなります。

式を一度に頭の中で処理せず、「xの増加量」「yの増加量」「割り算」を1行ずつ書くことが大切です。

式がy=ax+bなら、変化の割合はa

一次関数y=ax+bでは、どの区間でも変化の割合は一定で、aに等しくなります。

y=-3x+5なら変化の割合は-3です。

5は切片であり、変化の割合ではありません。

グラフではaを「傾き」と呼びます。

理由も確認しておきましょう。

xがtだけ増えると、yはa(x+t)+bになります。

元のax+bとの差はatです。

したがって、yの増加量atをxの増加量tで割るとaになります。

変化の割合を計算する際には、xの増加量が0でない2組の値を使います。

「変化の割合」と「yの増加量」を区別する

定期テストでは、変化の割合ではなく、yの増加量を聞かれることもあります。

この場合は、yの増加量=変化の割合×xの増加量を使います。

たとえばy=-3x+1で、xが4増えるとき、yの増加量は-3×4=-12です。

答えが-3になるのは「変化の割合」を聞かれた場合です。

問題文の「何を求めなさい」に線を引いてから計算を始めましょう。

定期テストで多い3つの間違い

  • xとyの引く順番が逆になる:xは右-左、yは左-右、とすると符号が変わります。上下とも同じ向きにそろえます。
  • xの増加量で割り忘れる:yの増加量だけで答えないように、最後の割り算まで書きます。
  • y÷xで計算する:割るのは値そのものではなく、それぞれの増加量です。比例の式で使うy÷xと混同しないようにしましょう。

保護者の方が復習を手伝うときは、正解かどうかだけでなく「xはいくつ変わった?」「yはいくつ変わった?」と順番に聞いてみてください。

計算ミスなのか、増加量の意味が曖昧なのかが見つけやすくなります。

テスト前10分|一問一答PDFで確認しよう

式から求める問題、表から求める問題、負の数・分数を含む問題、yの増加量を求める問題を10問にまとめました。最初の5分で解き、後半の5分で間違えた問題の「増加量」を書き直す使い方がおすすめです。学校のワークも、答えだけでなく途中の3行を残して解き直しましょう。

中2数学|一次関数の変化の割合 一問一答10問(PDF)をダウンロード
※A4・全2ページ(問題/解答・確認ポイント)。

よくある質問

変化の割合がマイナスになるのはなぜですか?

xが増えるとyが減る一次関数では、yの増加量が負の数になるためです。たとえばxが2増え、yが6減るなら、変化の割合は(-6)÷2=-3です。

表のどの2組を選んでもよいですか?

一次関数であることが分かっている表なら、xの値が異なるどの2組を選んでも、変化の割合は同じです。xとyの対応を崩さず、計算しやすい2組を選びましょう。

変化の割合と傾きは同じですか?

一次関数では同じ数です。y=ax+bのaが変化の割合で、グラフの傾きでもあります。表の計算とグラフの「横に進む量・縦に変わる量」をつなげて理解しましょう。

増加量を逆向きに計算してもよいですか?

変化の割合を求めるために2組の値を比べる場合は、xとyの両方を同じ逆向きに引けば、割り算の答えは同じです。ただし「xが1から4へ変わるときの増加量」のように向きが指定されている場合は、指定された後の値から前の値を引きます。

まとめ|増加量を2つ書いてから割る

変化の割合は「yの増加量÷xの増加量」です。表では上下で引く向きをそろえ、負の数には括弧を付けます。式がy=ax+bならaを確認し、yの増加量を聞かれたときはaとxの増加量を掛けましょう。「何を求めるか」と「どちら向きに変わるか」の2点を押さえると、基礎問題を落ち着いて解けます。

京の算数学 解答#1572

問題1572の解答。xの増加量は4-(-2)=6、yの増加量は-5-7=-12、変化の割合は-12÷6=-2。

xの増加量は6、yの増加量は-12です。

したがって変化の割合は(-12)÷6=-2。

xが1増えるとyが2減る、と意味まで確かめておきましょう。

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変化の割合が分かったら、次はグラフから式を求める問題に取り組みましょう。

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