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京の算数学問題#1333

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算数学コラム
ものさしの0が合わない子の直し方|測る前の3秒ルール(小2あるある)
「0に合わせたつもりなのにズレている」
「端っこに合わせて測ってるのに、なぜか答えが合わない」
これ実は、“ものさしが使えない”というより、測り方のルールがまだ定着していないだけのことがほとんどです。
この記事では、授業でも家庭でも効果的な “測る前の3秒ルール”と、すぐ直る練習法をまとめます。
なぜ「0問題」が起きるの?
子どもがつまずく理由はだいたいこの4つです。
1)ものさしの「端=0」だと思っている
多くのものさしは、端っこから少し内側に 0の目盛りがあります。
端に合わせると、数mm〜数cmズレます。
2)0は見てるけど、ズレたまま測り始めている
0を見つけても、置いた瞬間にズレたり、手が滑ったり。
“固定”ができてないと毎回ズレます。
3)どっち側の目盛りを読むか迷う(左右で数字が逆)
定規の上下に数字が2列あって、逆向きになってることがあります。
「読んでる列が違う」だけで間違いになります。
4)単位(cmとmm)が混ざる
「3.5cm」を「35cm」と言ったり、逆に「35mm」を「35cm」と読んだり。
これは“慣れ”と“声かけ”で解決しやすいです。
測る前の「3秒ルール」を作ろう!
測る前に、毎回これだけやります。
測る前の3秒ルール
- 0を探す(端じゃなくて“0の線”)
- 0をピタッと合わせて押さえる(指で固定)
- 反対側の先を読む(単位も言う)(「○cm!」)
たったこれだけで、ミスが一気に減ります。
正しい測り方(基本の型)
ステップ1:0の線に「左端」を合わせる
- 測りたいものの左端(始まり)を決める
- ものさしの0の線をそこに合わせる
- 指で押さえて動かないようにする
ステップ2:反対側の「先」を見る
- 右端(終わり)が指している数字を読む
- 「cm」まで言う(ここ大事)
例:「7cm!」
ステップ3:mmまで読む(必要なときだけ)
- 7cmより少し先なら、1mmずつ数える
- 例:「7cm3mm(=7.3cm)」
※学校の学年・単元に合わせて、cmだけでOKなときはcmだけでOK。
端に0がない・合わせにくいときの「裏ワザ」
教室でよくあるのがこれ。
- ものさしの端が欠けてる/丸い
- 0が見にくい
- 壁にくっついてて0が当てられない
そんなときは…
「1cmから測って引く」作戦
- 始まりを 1cmの線に合わせる
- 終わりの目盛りを読む(例:9cm)
- 9−1=8cm とする
0が使えない場面でも測れます。
ただこの方法は応用なのでまずはしっかりと0を決める!を定着させましょう。
よくある間違い集
× 端っこに合わせて「7cm!」→ 実はズレてる
→ ○「0の線」を探す
× 0は合ってるのに、読んだのが逆の目盛り
→ ○「数字が増える方向」を確認
(0→1→2…と増える列を読む)
× 先がちょうど「線の間」なのに適当に読む
→ ○「どの線を越えた?」で判断
(学校の指示に合わせて四捨五入が必要な場合も)
家庭で3分:すぐ直る練習メニュー
“プリント”より、短い反復がおすすめです。
練習1:0合わせだけ10回(測らなくていい)
- 消しゴムの端に0を合わせる
- 指で押さえる
これを10回。1番大切な0合わせの重要性の認識が高まります。
練習2:家の中の「同じ長さ探しゲーム」
- 鉛筆と同じ長さのものを探す
- 予想→測る
予想があると集中します。
練習3:1cmずらして測る(裏ワザ練習)
- 1cmから測って引く
これができると「0がないと測れない」が消えます。
親の声かけ
×「0からって言ってるでしょ!」
○「0の線どこ? いっしょに探そう」
○「動かないように、ここ押さえよう」
○「読むのはどっちの列? 0→1→2って増える方だよ」
怒られた記憶がつくと、定規が嫌いになります。
“0探し係”くらいの関わりがちょうどいいです。
先生に×をつけられて怒る子への伝え方
「合ってるのに×された!」とお子さんはいう場合がありますが、実際にあっていた場合は別として、、、
大半はルールに納得いかないケースが多いんです。
- 「気持ちは分かる。**でも測り方は“ルールの競技”**なんだ」
- 「答えじゃなくて、合わせ方(0)を見られてるんだよ」
“ルールの話”にすると落ち着きます。
まとめ
- 0問題の原因は「端=0」「固定できない」「目盛りの列」「cm/mm」
- 解決は 測る前の3秒ルール(0→固定→読む)
- 0が使えないときは 1cmから測って引く
- 家では 3分練習で十分伸びる
京の算数学 解答#1333




