中2数学|一次関数の料金プラン比較の解き方【定期テスト対策】 京の算数学#1589

京の算数学問題#1589

架空の通話プランAは基本料金300円と1分20円、Bは基本料金600円と1分10円。同額になる時間と料金、40分で安い方と差額を求める。

架空の通話プランAは基本料金300円に1分あたり20円、Bは基本料金600円に1分あたり10円が加わります。

(1)同額になる時間と料金
(2)40分ではどちらが何円安いかを求めなさい。

時間は0以上の整数とし、0分でも基本料金がかかります。
追加料金・割引はなく、この条件だけで料金が決まるものとします。解答は記事の下部にあります。

算数学コラム

一次関数の料金比較は、各プランの式を作り、同額になる時間を求め、その前後で料金を比べます。

「基本料金+1分あたりの料金×時間」をy=ax+bに表すと、aが1分あたりの増加額、bが基本料金です。

グラフでは、同じxに対して下にある方が安くなります。

「基本料金が安いからA」「1分あたりが安いからB」と一部分だけで決めると、利用時間によって答えが変わることを見落としてしまいます。
今回は実在の会社の料金ではなく、計算練習用の架空の条件を使い、表・式・グラフをつなげて考えてみましょう。

手順①|基本料金と利用分を分けて式にする

時間をx分、料金をy円とします。Aは1分あたり20円なので利用分は20x円、そこに基本料金300円を足します。

したがってA:y=20x+300です。Bも同様にy=10x+600と表せます。

式を作るときは、数字だけでなく単位も確認しましょう。

「円/分×分」で利用分の円になり、基本料金の円と足せます。

20+300xのように、基本料金に時間を掛けていないかを見直してください。

傾きと切片は、料金のどの部分を表す?

y=ax+bの傾きaは、xが1増えたときのyの増加量です。

Aの20は、1分増えると20円増えることを表します。

切片bはx=0のときの料金で、この問題では基本料金に当たります。

Aは出発点の料金が低い一方、増え方は大きいプランです。

Bは出発点の料金が高い一方、増え方は小さくなります。

どちらが安いかを決めるには、両方を同じ時間で比べる必要があります。

手順②|同額になる時間は、2つの料金を等しくする

同じ時間xで料金が等しくなる条件は、20x+300=10x+600です。

これは2直線の交点を求める計算と同じです。

20x+300=10x+600
10x=300
x=30

同額になる時間は30分です。

Aに代入すると20×30+300=900円。

Bでも10×30+600=900円なので、30分のとき、どちらも900円と分かります。

問いが「時間と料金」なら、時間だけで終わらず料金まで求めましょう。

Aの料金y=20x+300は実線、Bの料金y=10x+600は破線で示す。同額の交点は(30,900)。短時間はA、長時間はBのグラフが下。

グラフの横軸は時間、縦軸は料金です。

横の30と縦の900を入れ替えないようにしましょう。

この問題は整数の時間で比較します。

図の線は関係を見やすくする補助線で、実際の比較対象は整数のxに対応する値です。

手順③|交点の前後で、どちらが安いか確認する

同額になる30分より短い例として、10分を代入します。

Aは20×10+300=500円、Bは10×10+600=700円。

10分ではAが200円安いと分かります。

長い例として40分を代入すると、Aは1,100円、Bは1,000円。

40分ではBが100円安いです。

2つの一次関数のグラフが1点で交わるこの例では、交点の前後で上下関係が入れ替わります。

同じ利用時間で料金を比較する表。10分はA500円・B700円、30分はともに900円、40分はA1100円・B1000円。40分ではBが100円安い。

この問題の範囲では、0分以上30分未満ならAが安く、30分なら同額、30分を超えるならBが安くなります。

時間を整数に限っているので、Bが安いのは31分以上です。

「30分以上」とすると、同額の30分を含めてしまいます。

式の差でも、安い方を確かめられる

Aの料金からBの料金を引くと、(20x+300)−(10x+600)=10x−300です。たとえばx=40なら100円で、Aの方が100円高いことを表します。x=10なら−200円で、Aの方が200円安いという意味です。

差が0になるのはx=30です。差の符号で比較する方法は確認に使えますが、まだ不等式に慣れていなければ、まず交点の前後で具体的な時間を表に入れて確かめましょう。

定期テストで防ぎたい4つの取り違え

基本料金に時間を掛ける:基本料金は、この条件では利用時間によらない金額です。1分あたりの金額にxを掛けます。

違う時間を比べる:Aの10分とBの40分では、プランの比較になりません。表では同じ行、グラフでは同じ横の位置で比較します。

交点の料金を答え忘れる:xが出たら元の式に戻してyを求めます。もう一方の式にも代入し、一致すれば検算になります。

「安い」に同額を含める:同額になる境目を分けて書きましょう。「以上」「より長い」「何分から」といった問いの言葉や、整数の条件も確認します。

一問一答PDF|式・交点・料金比較を8問で復習

式の作り方、傾きと切片、同額になる時間と料金、安い方と差額、整数の条件を8問にまとめました。

1ページ目が問題、2ページ目が解答です。

間違えたら、料金表・式・グラフのどこで読み替えを取り違えたかを確認しましょう。

中2数学|一次関数の料金比較 一問一答8問(PDF)をダウンロード
※A4・全2ページ(問題/解答・確認ポイント)。

よくある質問

料金プランを一次関数の式にするには?

時間をx分、料金をy円とすると、1分あたりの料金をa、基本料金をbとしてy=ax+bと表します。割引や上限などがあれば、その条件も別に確認します。

同額になる時間はどう求めますか?

2つの料金の式を等しくしてxを求めます。そのxを元の式へ代入すると、同額になる料金yも分かります。

グラフでは上と下のどちらが安いですか?

横軸が時間、縦軸が料金なら、同じ時間で下にある方が安いです。比較する2点のxをそろえましょう。

実際の料金にも、そのまま使えますか?

この例は基本料金と利用分だけで決まる架空の条件です。実際は無料時間、段階料金、上限、税や割引などで式が変わる場合があるため、問題文や実際の条件を確認する必要があります。

まとめ|式を作り、同額の境目と前後を分ける

基本料金は切片、1分あたりの料金は傾きに対応します。

同じ時間の料金を等しくして境目を求め、前後でどちらが安いかを表やグラフで確認します。

問いに合わせて料金・差額・整数条件まで答えましょう。

京の算数学 解答#1589

20x+300=10x+600よりx=30、料金900円。40分ではA1100円、B1000円なのでBが100円安い。

(1)20x+300=10x+600よりx=30。
代入するとy=900なので、30分で900円です。

(2)40分ではAが1,100円、Bが1,000円なので、Bが100円安いです。

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