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京の算数学問題#1163

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
スポーツ、ピアノ、英語、水泳…。
小学生のお子さんは、学校以外にも習い事に通っているケースが多いですよね。
「勉強も大事にしたいけど、習い事も続けさせたい」
「習い事が忙しくて宿題が後回しになってしまう」
そんな保護者の方の声をよく耳にします。
今回は、 習い事と勉強を両立させるための時間管理の工夫や親のサポートのコツ を具体的にお伝えします。
なぜ両立が難しいのか?
まずは、多くの家庭が直面する「両立の壁」を整理してみましょう。
- 放課後が習い事で埋まる → 帰宅後は疲れて宿題に手が回らない
- 移動時間が長い → 勉強時間が細切れになってしまう
- 週末も練習や発表会で予定がいっぱい → まとめて勉強する機会がない
- 子どものやる気が分散 → 「今日は習い事あったから宿題は明日でいいや」と先延ばし
習い事は子どもの成長に大切な機会ですが、勉強とのバランスを取らなければどちらも中途半端になってしまうことがあります。
習い事と勉強を両立させる5つのコツ
① 「短時間学習」を徹底する
帰宅後は疲れて机に向かうのが難しいことも多いですよね。
そんな時は、 10分単位の学習 を積み重ねる方法がおすすめです。
例:
- 習い事に出かける前に計算ドリルを1ページ
- 移動中の車内で漢字を暗記
- 帰宅後は宿題プリントだけやって、翌朝に残りを仕上げる
👉 「まとめてやろう」ではなく「小分けにしてやろう」の発想が大切です。
② 勉強する時間を「固定」する
「できるときにやろう」ではなく、習い事に合わせて 家庭学習のルーティンを固定 しましょう。
- 月水金は習い事前の16:30〜17:00に宿題
- 火木は帰宅後すぐ夕飯前に漢字練習
- 土日は朝ごはんのあとに1時間勉強
👉 習慣にしてしまうと、子ども自身も迷わず行動できるようになります。
③ 学習内容の優先順位をつける
限られた時間で成果を出すには「優先順位」がカギです。
- 最優先:学校の宿題・提出物
- 次点:苦手分野の克服(計算・漢字など基礎)
- 余裕があれば:先取りや応用問題
👉 「今日はこれだけやればOK」とゴールを明確にすることで、達成感を得やすくなります。
④ 習い事を「学び」に活かす視点を持つ
実は、習い事そのものが「学習」につながることもあります。
- スポーツ → 体力・集中力・協調性
- ピアノ・音楽 → リズム感・暗記力・継続力
- 英語教室 → 語学の基礎力
- 将棋やそろばん → 論理的思考や計算力
👉 保護者が「習い事も立派な学びだよ」と声をかけることで、子どもがポジティブに取り組めるようになります。
⑤ 親が「見守る」姿勢を大切に
両立のために必要なのは「管理」ではなく「見守り」です。
スケジュールを一方的に押し付けると、子どもは反発してしまいます。
おすすめは、 親子で一緒に計画を立てること。
- 「明日は習い事があるけど宿題いつやる?」
- 「土曜の午前は勉強する?それとも日曜にまとめる?」
👉 子ども自身が選んだスケジュールの方が実行力が高まります。
両立がうまくいかない時のチェックリスト
- 習い事の数が多すぎないか?
- 子どもが心身ともに疲れすぎていないか?
- 家族全体で学習をサポートできる環境になっているか?
👉 時には「習い事を減らす勇気」も必要です。
何より大切なのは、 お子さんが心地よいバランスで成長できること です。
まとめ
習い事と勉強の両立は、小学生にとっても保護者にとっても大きな課題です。
しかし、工夫次第でどちらも大切にすることが可能です。
- 短時間学習を積み重ねる
- 学習時間を固定して習慣化する
- 優先順位をつける
- 習い事を学びと結びつける
- 親は管理より「見守り」を意識する
この5つを意識すれば、忙しい毎日でもお子さんは確実に力をつけていきます。
習い事で得た力と学習習慣が合わさると、将来大きな財産となります。
ぜひご家庭でも実践してみてくださいね。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉がお届けしました!
京の算数学 解答#1163
