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京の算数学問題#1003

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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「私は集中力がありません!」
これは当塾に寄せられるご相談の中でも特に多いものです。
実は私、塾を開業する前からメンタルトレーナーとして活動しており、集中力を向上させるトレーニングは専門的に行ってきました。
ですので、このテーマはまさに得意分野です。
今日は、そもそも集中力がある人とない人の違いについてお話ししていきます。
1. 集中力がある人はスモールステップがうまい
集中力がある人は、勉強を始める時に必ず「今日のゴール」を設定しています。
例えば、
- 「60分で数学を終わらせよう」
- 「34ページから37ページまでやり切る」
このようにゴールを明確にしているのです。
人間はゴールが見えると動きやすくなりますが、目標が漠然としていたり、途方もなく大きかったりすると、逆にやる気がなくなってしまいます。
◇ スモールステップの例
×:「1時間集中して勉強する」
〇:「15分で5問解く → 5分休憩 → 15分で5問解く」
ゴールを小さく分けて、スモールステップを設定することで集中力は持続しやすくなります。
2. 集中力がない人は目の動きが悪い
「集中力と目の動き?」と思われるかもしれませんが、これはとても重要な関係です。
目が疲れると脳も疲れてしまい、
- 頭痛
- 肩こり
- 集中力の低下
といった悪影響が出てきます。
スポーツで身体が硬いとパフォーマンスが落ちるように、目の動きが悪いと脳に余計な負担がかかり、集中力が続かなくなるのです。
◇ 目の動きを改善する方法
- 目のストレッチをする(上下・左右に動かす)
- 画面を見続けたら、遠くを見て目を休める
- 目の疲れを感じたらホットタオルで温める
目の動きがスムーズになると、集中力も向上します。
3. 集中力がある人は「集中できる」という自覚がある
「自分は集中力がある」と思えるかどうかも重要です。
集中力がある人は、過去の成功体験から
「自分は集中力がある」
という自信を持っています。
一方で集中力がない人は、
「どうせ自分は集中力がないから…」
とマイナスのイメージを持ってしまいがちです。
◇ 集中力をつけるためには成功体験が必要
- 「短時間でも集中できた」
- 「テストで集中して解けた」
このような成功体験を積み重ねることで、「自分は集中できる」という自覚につながります。
4. 集中力がない人は「長時間集中できる」と思っている
「集中力は1時間続くもの」
そう思っていませんか?
実は、人間の集中力は15分が限界と言われています。
本来は、
- 深い集中(15分程度)
- 浅い集中(5〜10分程度)
このように波があるのが自然です。
「集中が切れてしまった=集中力がない」
と思うのではなく、
「15分集中 → 5分休憩 → 15分集中」
といったリズムで集中を維持することが大切です。
5. 集中力は「正しい知識」と「トレーニング」で鍛えられる
集中力は、誰にでも備わっている能力です。
ただし、持続させるには正しい知識とトレーニングが必要です。
◇ 集中力を高めるトレーニング例
- スモールステップを設定する
- 目の動きを鍛える(視覚トレーニング)
- 成功体験を積み重ねる
まとめ
集中力は「持っているか・持っていないか」ではなく、正しいやり方を知っているかどうかで大きく差が出ます。
- スモールステップを作る
- 目の動きを改善する
- 成功体験を積み重ねる
- 短時間の集中を繰り返す
これらを意識することで、集中力は自然と高まっていきます。
集中力を高めたい方、ぜひ一度ご相談ください!
集中力向上のためのトレーニングも含めて、しっかりサポートいたします。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました。
算数好きあつまれ!
京の算数学 解答#1003
