中学生の数学つまづきポイントと克服法 京の算数学#951

京の算数学問題#951

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

「うちの子、数学の成績がなかなか伸びない…」 「数学に苦手意識があって勉強が進まない…」

こういったご相談を日々いただきます。

「そろそろ本気で勉強しないとヤバイよ!」と声をかけても、具体的にどう勉強したらいいのか分からない…というのが親御さんの本音ではないでしょうか?

そこで今回は、学年別につまづきやすいポイントと受験を見据えた効果的な勉強法をお伝えします。


数学でつまづくポイント

【中学1年生】「文字式・方程式」

算数から数学へと移行する中学1年生は、数の扱い方が抽象的になり、最初の関門でつまづくケースが多く見られます。

  • 正負の数の計算(例:3 -(−2)= 3+2 = 5)
  • 文字式の理解(具体的な数から文字へ置き換わる)
  • 方程式の概念(文字式と方程式の違いを理解することが難しい)

このあたりでつまづくと、その後の比例・反比例、関数の理解にも影響してしまいます。

【中学2年生】「連立方程式と図形の証明」

1年生に比べ、文章問題が長くなるため、式の立て方で苦戦する生徒が多くなります。

  • 連立方程式(文章問題を理解し、式を立てるのが難しい)
  • 図形の証明(文章で論理的に説明する必要があり、苦手意識を持つ生徒が多い)

数学なのに文章を書かなければいけないという新たなハードルが出てくるため、「中2の壁」とも呼ばれます。

【中学3年生】「平方根」

3年生では、1・2年生の内容が土台になっているため、基礎が身についていないと大きく苦戦します。
その中でも特につまづきやすいのが「平方根」です。

  • の概念理解(例えば、√2 × √2 = 2 のような計算に戸惑う)
  • 因数分解・展開公式の活用(平方根の計算で必要になる)

平方根の理解が不十分だと、その後の二次方程式や関数の単元も難しくなります。


できないことは悪いことではない!

「うちの子、数学が苦手だから…」と悩むことはありません。
できないことは決して悪いことではなく、恥ずかしいことでもありません。

大事なのは、適切な方法で学び直すことです。

しかし、子ども自身は「やればできる」とは思えず、「どうせ無理」と感じてしまいがち。これは成功体験がないため、勉強のやり方がわからないからです。

そこで、無理なく理解を深めるための具体的な学習法を紹介します。


数学克服のためのステップ

まずは教科書レベルから取り組む

いきなり応用問題に挑むのではなく、

  • 教科書の例題をしっかり解く
  • 基本の計算問題を確実にこなす

この「自分にもできるかも?」という成功体験が、やる気につながります。

市販の「教科書ガイド」を活用するのもおすすめです。ただし、教科書の出版社を間違えないようにしましょう。

学校のワークを活用する

京都市の公立中学で採用されているワークは、

  • 基本問題から応用問題まで段階的に学べる
  • 問題量が豊富

といった特徴があり、非常に優秀です。

ただし、**「5分考えてわからなければ解説を見る」→「解説を閉じて自力で解く」**という手順を守ることが重要です。

数学はプロセスの理解がカギ!

数学は「考え方」と「解答の順序」を身につけることで、確実に得意科目へと変わります。

  • 公式を暗記するだけではなく、なぜその計算が必要なのかを理解する
  • 問題の解き方のパターンを繰り返し練習する

このスモールステップの積み重ねが、最終的には入試につながっていきます。


まとめ

数学が苦手な理由は、一つの単元でつまずくと後の単元にも影響を与えてしまうからです。

ですが、

  • 教科書レベルの理解
  • 学校ワークの活用
  • プロセスの理解を重視した学習

この3つを実践することで、必ず克服できます。

焦らず、一歩ずつクリアしていきましょう!

以上!京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

算数好きあつまれ〜!

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