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京の算数学問題#715
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
当学習塾は数学と理科に特化した学習塾です。
それゆえ数学と理科のご相談を頂戴します。
その中でも特に低学年の算数嫌いの克服のご相談は非常に多いものがあります。
今日は当学習塾で行っているアプローチ方法やアドバイスについてまとめていきます。
嫌いな理由は〇〇○だから
結論から言えば子どもたちは算数が「できないから」嫌いなのです。
ただこのできないと言うのは何も算数が解けないだけではありません。
文章は読めるが極端に数字に弱かったり、板書を書くのが苦手だったり、先生との相性が悪く意見が言えなかったりなど
子どもたちのできない理由は様々です。
このできない理由を1つずつできるように考えていくのが大切です。
無理やりではうまくいかない理由
「算数ができないのは勉強時間が足りないからだ」
算数障害の場合を除き、このご意見はごもっともです。
ただご自身が勉強されていた時の頃を思い出してみてください。
仮にやらされていたとしても、結局はただ授業を受けるだけでは成績は決して上がらないはずです。今していることに意識を向けてこそ理解ができるようになります。
ですが相手は小学校低学年のお子さんです。無理にやらせたり、諭そうとしても感情論で動いてしまいます。それが当たり前なので本人にもコントロールが難しいのです。
当学習塾ではまず勉強が楽しいと思う前に塾へ来るのが楽しいと思ってもらえるような仕組みづくりに力を注いでいます。
子どもの目線を考える
大切なのは子どもの目線に立つことです。
嫌だと言いながらも塾に来ると言うことはある意味「やらないといけない」というような葛藤が生じているはずです。
その葛藤を認めるところからアプローチは始まります。
「わかるわ〜、嫌だもんね勉強。でもやろうとするだけえらいじゃん」
と言うように、まずはやろうとする姿勢を誉めます。
実は算数嫌いの子どもたちはその自分の頑張りにも気づいていない場合があるのです。姿勢を褒めることで自分でも気づいていない頑張りに気づく事ができます。
スモールステップを意識する
やる気が出てきたら次は少しずつできるようになってきた事を意識させます。
大切なのは段階を細かく踏む事です。
例えば単元テストで60点の生徒がいきなり90点を取ることは難しいでしょう。
じゃあまず65点を取るにはどうしたらいいか?ぐらいに細かく考えていくのです。
それを1つずつ登っていきます。
ポイントのみ褒めるようにする
近年ではコーチングの概念が浸透し、昭和の教育とされる叱る、根性といった概念よりも、できるところを見ましょう、できる部分を褒めましょうという文化が広がりつつあります。
ただ私はどちらも大切だと感じています。
それゆえ褒めすぎには注意をしています。
褒めすぎると自己肯定感が逆に下がり、褒める言葉の重みが失われます。
なので基本的にはポイントを絞って褒めるようにしています。
例えば今までできなかった事ができるようになった時。
2回目以降は徐々に褒める度合いを減らしていきます。
勉強は自分のためにするものです。
算数嫌いのお子様だからこそ勉強は自分のためにやるものという意識が大切なのです。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!