「宿題をやらない…」小学生の勉強習慣をつける方法とNG行動5選! 京の算数学#948

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

保護者の方からよく聞くお悩みの一つに、

「子どもが自分で宿題をやってくれないんです……

というものがあります。実は、学習塾を運営していて「子どもが宿題をやらない問題」は、よく寄せられる相談トップ3に入ります。

「何度言ってもやらない」「注意すると反抗する」「もう諦めたくなる……」という声も多いですが、実はちょっとした関わり方の工夫で改善することも可能です。

今日は、子どもが宿題をしなくなる原因と、宿題を自らやるようになるための具体的な方法を詳しく解説します!


1. 小学生の宿題はどのくらいの量が適切?

宿題の適切な量について考える前に、まず「小学生の家庭学習時間の目安」を見てみましょう。

一般的には小学生の自宅学習時間は「学年×10分」が目安とされています。

学年適切な自宅学習時間(目安)
小学1年生10分
小学2年生20分
小学3年生30分
小学4年生40分
小学5年生50分
小学6年生60分

たとえば、小学2年生なら20分、小学6年生なら1時間が適切な学習時間とされています。

ただし、これは一般的な目安です。中学受験を考えている場合や、学校の宿題が多い場合は、この時間を超えることもあるでしょう。

しかし、塾で指導していても「1時間じゃ足りない!」と感じることがよくあります。
なぜなら、そもそも学校から出される宿題の量が多すぎることがあるからです。

宿題の量が多いと、子どもは「やらされている感」を強く持ち、自主性を失いがちになります。


2. 宿題をやらなくなる理由:「やらされている」と感じるから

学校の宿題は、基本的に「やらなければならないもの」として出されます。

そして、学校では「宿題をやりなさい!」という指導が行われ、提出しないと注意されたり、場合によっては叱られることもあります。

子どもからすると、

  • 「自分がやりたいわけじゃない」
  • 「仕方なくやっているだけ」

と感じてしまい、「やらされている感」がどんどん強まります。

結果として、「とりあえずやるか……」という最低限の気持ちがないと、宿題に手をつけられなくなるのです。


3. 宿題をやらなくなるNG行動5

では、宿題をやらない子どもに対して、どのような行動が逆効果になるのでしょうか?

罰を与える(強制的なペナルティ)

「宿題をやらないとゲーム禁止!」「ご飯抜き!」といった罰を与えるのは逆効果です。

一時的には効果があるかもしれませんが、子どもは「宿題をやると得をする」のではなく「宿題をやらないと罰を受ける」と考えるようになります。

結果、罰を回避するためだけに宿題をやるようになり、学習効果が下がります。

親が全部教えてしまう

子どもがわからない問題に直面したとき、すぐに親が答えを教えてしまうと、「考える力」が育ちません。

「どうせ親が教えてくれるし」と思ってしまい、自分で考える習慣がなくなってしまいます。

子どもが答える前に「待つ」ことが大切です。

無理やりやらせる(命令口調)

「宿題やりなさい!」と強制すると、子どもは反抗しやすくなります。

特に親からの指示には反抗心が強くなる傾向があります。これは「自分の意思を持ちたい」という成長過程において自然なことです。

やらせるのではなく、「どうやったらやれる環境を作れるか」を考えましょう。

無視をする

「どうせ言っても無駄だ」と無視するのもNGです。

無視をすることで、子どもは「宿題をしなくても何も言われない」と思ってしまいます。

親のイライラがたまる前に、「今、宿題をしなくて困っているよ」と伝える方が効果的です。

宿題をやろうとしているときに口を出す

子どもが「やろうかな……」と思ったタイミングで「宿題やった?」と声をかけると、やる気が一気にゼロになります。

「今やろうと思ってたのに!」と言われた経験はありませんか?

これは心理学的に「リアクタンス(反発作用)」と呼ばれ、やる気を奪ってしまう要因になります。


4. 子どもが宿題を自らやるようになるには?

すでに「宿題嫌い」になってしまった場合、どのようにすれば良いのでしょうか?

子どもをよく観察する

「何が得意で、何が苦手か?」をじっくり見てみましょう。

観察することで、子どもが宿題をやらない理由が見えてきます。

親の気持ちを整理する

「なぜ宿題をやってほしいのか?」を考えてみてください。

「子どもの将来のため」と考えるなら、まずは子どもが勉強に対してポジティブな気持ちを持つことが最優先です。

環境を整える

  • 宿題をする時間を決める
  • 勉強の前にリラックスタイムを作る
  • 短時間で終わるように区切る

こうした工夫で、子どもが「やれる状態」を作ることができます。


5. まとめ:宿題を「やらされる」から「自分でやる」へ

子どもが宿題をやらないのは、「やらされている」と感じているからです。

宿題を自らやるようにするには、

  1. 罰ではなく「ポジティブな環境作り」
  2. 「考える力」を育むために親が答えを教えすぎない
  3. 無理やりやらせず、自主性を尊重する

こうしたポイントを意識してみてください!

以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

算数好きあつまれ〜!

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