京の算数学問題#814
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「褒めれば自己肯定感が上がる」といった記事をよく目にしますが、実際にはどうなのでしょうか?
実は、褒めすぎると逆に自己肯定感が下がるというケースもあります。大切なのは、褒めることと叱ることのバランスです。
この記事では、褒めることと叱ることについて、その役割や効果を考えていきます。
褒めることの効果
褒めるとは、良い行いを強調し、子どもが何が「良い行い」で、何が「悪い行い」なのかを学ぶための行為です。
特に幼い子どもにとって、社会で生活していくための基準を身につけることはとても重要です。
褒めることの効果は、子どもにとっても両親にとっても大きいものです。
例えば、子どもにとっては大好きな両親の笑顔が見られる最高のプレゼント。
これは子どもに「この行動は良いことなんだ」という自覚を持たせる助けとなります。
また、褒められることで承認欲求が満たされ、自信もついてきます。
叱ることの意義
一方で、叱ることは「やってはいけないこと」を学ばせるために必要です。
叱ることにはエネルギーを使うので、親が本気で子どもに向き合わなければなりません。
この「本気で向き合う」という行動が、子どもに愛情を感じさせるきっかけにもなります。
さらに、叱ることで褒めることの効果が引き立ちます。
褒めることだけでは、子どもは真の愛情を感じにくくなることがあります。
叱ることと褒めることは、セットでバランスよく取り入れることが大切なのです。
褒めると叱るのバランス
では、具体的にどのくらいのバランスが良いのでしょうか?
私自身の経験では、「褒める:叱る=8:2」くらいが理想的だと感じます。
叱りすぎてもいけませんし、褒めすぎても逆効果です。
バランスよく、適切なタイミングで行うことがポイントです。
効果的な褒め方と叱り方のポイント
褒める・叱るには、それぞれ効果的なやり方があります。
ここでは、私が塾で子どもたちを指導する際に気をつけているポイントを紹介します。
褒める時のポイント
オーバーリアクション
褒める時は、オーバーリアクションを心がけることが大切です。
特にマスクをしていると表情が伝わりにくいので、喜びや感謝の気持ちをしっかり表現しましょう。
具体的に褒める
「何が良かったのか」を具体的に伝えることが大切です。
例えば、「○○が上手だったね!」というようにポイントを明確に伝えると、誤解を防げます。
感想を聞く
褒めた後には、子ども自身の感想を聞いてみましょう。
「自分でどう感じた?」と問いかけることで、自己評価や達成感を深めることができます。
叱る時のポイント
表情を怒りにする
叱る時は、声のトーンを低くし、顔の表情も変えましょう。
表情や声のトーンで子どもに「これは本当にいけないことなんだ」と感じさせることが重要です。
段階を決める
私の場合、叱る時は段階を踏んで進めます。
最初は笑顔で軽く注意を促し、それでも改善しなければ真顔で諭します。
最終的にしっかり叱るのは最後の手段です。
叱った後に褒める
叱った後には、必ずうまくできた点も認めて褒めるようにしています。
「ここはダメだったけど、ここは良かったね!」というフォローで、子どもの心を守りましょう。
話は短く、1つのポイントに絞る
1度にたくさんのことを指摘しても、子どもには伝わりにくいです。
1回の叱りは1つのポイントだけに絞って話すようにしましょう。
未来に目を向ける
最後に、「次はどうする?」と未来の行動について話します。
過去の失敗だけで終わらず、前向きな提案で締めることが重要です。
まとめ
褒めることと叱ることは、どちらも子どもの成長において欠かせないものです。
ただし、どちらか一方に偏りすぎるのではなく、バランスよく取り入れることが大切です。
子どもの性格や状況に応じて、最適な褒め方や叱り方を見つけていくことが、親として、また指導者として重要な役割です。
ぜひ、この記事を参考にして、子どもとのコミュニケーションを楽しんでください!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けしました!