京の算数学問題#796
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「プロ野球選手になりたい!」
夢を持つことは素晴らしいことですが、その夢を実現するための現実を知ることも大切です。プロ野球選手になることがどれだけ難しいかが分かればプロ野球選手がいかに凄いか?が知れますし、そこに向かおうとする意欲も湧いてきます。今回は数字を使って見ていきましょう。
プロ野球の狭き門
毎年行われるドラフト会議で、プロ野球チームが指名するのは平均して7人ほどです。12球団すべてを合わせても、指名されるのはたったの84人。その84人の中でも、高校生と大学生から選ばれるのは約63人と推定されます。
これを全国の高校球児や大学生と比較してみると、高校3年生で約55,000人、大学4回生で約6,500人がいます。これらを合計すると約61,500人。つまり、この61,500人の中からたった63人がプロ野球選手になるわけです。この確率は約0.1%という非常に低い数字です。
0.1%の壁
0.1%という数字がどれほど小さいかをイメージするのは難しいかもしれません。例えば、初恋の人と結婚する確率は約1%、東大に合格する確率は約0.12%と言われています。これと比較しても、プロ野球選手になることがどれだけ難しいかが分かります。
さらに、社会人も含めた場合、この確率はさらに下がります。それだけ、プロ野球選手になることは非常に狭き門であると言えるでしょう。
努力と工夫の重要性
そんな厳しい世界に飛び込むためには、相当な努力が求められます。ただ闇雲に練習をするだけではなく、効率的に時間を使い、自分の体格やポテンシャルを最大限に活かすための工夫が必要です。24時間という時間は誰にでも平等に与えられていますが、その使い方が未来を大きく左右します。
例えば、数学の授業では視空間認知を高めることができ、国語の速読は動体視力の向上に役立ちます。勉強と野球は関係なさそうに見えますが非常に重要な繋がりがあるのです。
これらの学びを野球に結びつけ、目的意識を持って取り組むことが、プロ野球選手への道を開く鍵となります。
続ける力が成功を呼ぶ
私が独立を志した時、「成功するまでやめなければ失敗しない」という言葉に感銘を受けました。重要なのは、コツコツと努力を続けることです。成功するまでの道のりは誰にも分かりませんが、失敗を繰り返さず、少しずつ成功の確率を上げていくことが大切です。ウルトラCのような裏ワザは存在せず、地道な努力こそが成功への最短ルートであると信じています。
まとめ
プロ野球選手になることは現実的には非常に厳しい道のりです。そのためには、ただ努力するだけではなく、効率的に時間を使い、常に目的意識を持ちながら行動することが求められます。プロ野球選手への夢を追いかけるなら、まずはその厳しさを理解し、計画的に努力を積み重ねていくことが必要です。急がば回れ、地に足をつけて一歩一歩進んでいきましょう。
現実を知り努力をすることがプロ野球選手や大人へのリスペクトにつながります。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!