京の算数学問題#731
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
子どもが自ら学びに向かうためには、まず興味を引き出すことが重要です。興味を持つことで学びが楽しくなり、自然と知識を吸収しようとする意欲が湧いてきます。
ただ一方で「子どもが勉強や将来のことに興味を示さない」というご相談もしばしばあります。では、どのようにして子どもの興味を引き出し、それを学びに結びつけることができるのでしょうか。今回は、その具体的な方法と工夫についてご紹介します。
子どもの興味がないの心理
子どもを見ていると興味を示さないと捉えがちなことが多いです。
実際子ども心理からすると興味という部分を履き違えてより抽象的な壮大なものへと自己解釈をしている場合が多いです。
例えば、将来の夢を探そうという文脈からまず好きなことと言われても「ゲームは好きだけど将来の役に立たないしなあ」「野球は好きだけど仕事としてやるのは違うからな〜」と自分なりに考えているうちに本当の意味での興味がわからなくなってしまいます。
無意識になんとなくで選んでいるものこそ本当の興味なのです。
また、客観的に見て本人は興味がある(意識が向いている)のに行動に現れないから子どもの興味を見逃している可能性もあります。
まずはしっかりと観察することから始めてみましょう。
子どもの興味を観察する
まずは、子どもが何に興味を持っているのかを観察しましょう。子どもが日常生活で何を楽しんでいるのか、どんな話題に興味を示すのかを注意深く見てみると良いでしょう。
遊びの中からヒントを得る
子どもがどんな遊びを好むのかを観察しましょう。
例えば、ブロック遊びが好きな子どもは、構造やデザインに興味があるかもしれませんし、ゲームをしていてもゲームの何に興味があるのか?が大切です。
マインクラフトをしているからクリエイティブが好きなんだというのは固定観念です。
何をしているのか?を本人に聞いてみましょう。
会話から興味を探る
子どもが普段の会話でどんな話題を話すのかに注目します。
動物が好きなのか、スポーツが好きなのか、科学実験が好きなのかなど、会話の内容から興味を引き出せます。
話していて感情的になる部分は大ヒントです。感情が出てくるという事はそれだけ本気なのです。
興味を深める機会を提供する
子どもが興味を持っている分野に関連する活動や体験を提供しましょう。具体的な体験を通じて、興味を深めることができます。
本や映像を活用する
子どもが興味を持っているテーマに関連する本や映像を一緒に楽しむことも効果的です。図書館やオンライン学習ツールを活用して、興味のある分野の資料を探してみましょう。
実地体験を提供する
動物園や博物館、科学館など、実際に体験できる場所に連れて行くことで、興味を深めることができます。また、家庭で簡単な実験やプロジェクトを行うことも良い方法です。
最近では高校のオープンキャンパス等で親子で体験できるワークショップなんかも企画されていることもあります。
興味を学びに結びつける工夫
子どもの興味を学びに結びつけるためには、その興味を勉強や学校活動に組み込む工夫が必要です。
興味を学習テーマにする
子どもが好きなテーマを学習の題材にしましょう。例えば、恐竜が好きな子どもには、恐竜に関する本を読んだり、恐竜の絵を描いたりすることが良いでしょう。科学に興味がある子どもには、科学実験を通じて理論を学ぶことができます。
小学校であれば自由研究なんかも本人の好きな題材にしてもいいですね。
関連するスキルを育てる
興味を持っているテーマに関連するスキルを育てるためのアクティビティを提供しましょう。例えば、ロボットが好きな子どもには、プログラミングや工作教室なんかもいいですよね。定期的に通うだけでなく夏休みの短期間など様々なワークショップが各地で開催されています。
フィードバックと褒める!喜ぶ!
子どもが興味を持って学んだことに対して、適切なフィードバックや褒めたり一緒に喜んだりすることが重要です。これにより、子どものモチベーションを高め、継続的な学びを促すことができます。
具体的な褒め言葉
子どもが努力したことや達成したことに対して、具体的に称賛しましょう。「すごいね!」だけでなく、「この部分がよくできているね!」や「よく工夫して考えたね!」など、具体的にフィードバックすることで子どもの自信を高めます。
ポジティブなフィードバック
子どもが失敗しても、ポジティブなフィードバックを与え、次へのチャレンジを促すことが重要です。「今回の結果はどうだったかな?次はどう改善しようか?」といった形で、建設的な対話を心掛けましょう。
ただ、一旦自分で考える時間を与えてください。
失敗したときはポジティブの与えすぎに注意しましょう!
親の関わり方とサポート
親の関わり方も重要です。過度に干渉せず、適度な距離感を保ちながら、子どもの興味をサポートすることが求められます。
自主性を尊重する
子どもが自分で考え、行動する力を育てるために、自主性を尊重しましょう。親が全てを決めるのではなく、子どもが自分で選び、学ぶ機会を提供することが大切です。
基本的には勉強に関しては機会を与えても内容についてはノータッチでいいです。
自然と子どもから聞いてきたりします。
共に学ぶ姿勢
親も一緒に学ぶ姿勢を持つことで、子どもの学びへの興味を刺激することができます。一緒に調べたり、質問に答えたりすることで、親子のコミュニケーションが深まります。
継続的なサポートと柔軟性
子どもの興味は変わることがあります。継続的にサポートしながら、興味の変化にも柔軟に対応することが大切です。
興味の変化に対応する
子どもの興味は突然変わるものです。
その場合、変化を受け入れ、新たな興味に応じた学びを提供しましょう。
興味の変化は自然なことであり、その都度適切なサポートを行うことが重要です。
ただし、本人が面倒臭いからという理由で止めようとする場合は止めないといけません。
逃げ癖がついてしまいます。
長期的な視点でサポートする
子どもの興味や学びは一朝一夕には育ちません。長期的な視点でサポートし、焦らずに見守る姿勢が大切です。
終わりに
子どもの興味を引き出し、それを学びに結びつけることは、周囲にいる大人としての重要な役割です。観察し、興味を深める機会を提供し、学びに結びつける工夫をすることで、子どもは自然と学ぶ楽しさを感じることができます。親子で共に学び、成長する時間を大切にしながら、子どもの興味と学びをサポートしていきましょう。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!