京の算数学問題#693
アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「学校と塾の先生の教え方が違ってわからない」
今まで多くの生徒さんを見ていて、中には「やり方へのこだわり」が原因で数学が苦手になってしまったという生徒様もいらっしゃいます。
今日はそんな解き方のこだわりについてお話ししていきます。
見落としがちな数学の解き方のこだわり
数学が苦手な生徒は何も数的処理や論理思考が苦手な生徒ばかりではありません。
しっかりと論理的に考えたり計算は非常に速いのになぜか成績が伸び悩んだりします。
特に、自分のやり方を貫きすぎて逆に解けなくなってしまう場合、本人のこだわりが数学の成績低下を招いている可能性もあります。
こう言う時は「人のアドバイスを聞かない」のではなくて「人のアドバイスを聞けない」という考えでアプローチをする必要があります。
学校と塾の授業の進め方の違い
学校では教科書の解き方に準えた授業を進めていきます。
なので、全国で標準化された基準に従い授業が進んでいきますので、テクニックよりも基礎やなぜそうなるのか?という部分に焦点が当てられがちです。
ですが、塾では点数アップが求められるためテクニックや解き方がメインの指導となります。つまり学校の解き方とは違う解き方を教えられる場合があります。
これがこだわりの強いお子様だとどうしても混乱してしまいます。
それゆえ「自己流の解き方を編み出す」事で自己防衛をしているのです。
おすすめは学校に合わせる事
大切なのは本人のこだわりに合わせる事です。
もちろんお子様の性格やこだわりの程度により対応は異なりますが、基本は学校の教え方に合わせる方が良いでしょう。
塾のやり方にこだわりを持ってしまうと学校で先生の授業を聞かなくなったり、先生に「言われた通りやりなさい」と言われ余計にストレスを発生させる原因を作ってしまうからです。なので予習の場合は教科書の解き方に合わせる。復習の場合は学校でどのように習ったか?を聞きその通りに指導をすることからまず始めていく必要があります。
1番いいのはこだわりを少しずつ緩和していく事
ただ、いつまでもこだわりが強いままでは社会に出た時に当然しんどくなってしまいます。
ですので徐々にこだわりを和らげる取り組みも併せて行なっていく方が良いです。
1つは本人の中で妥協できる余白が生まれれば、違うやり方にチャレンジしてみる。
子どもにとってのこだわりの妥協点を探していく必要がありますので「違うやり方にチャレンジしてみない?」と提案をしてみます。
本人の同意のもと他の解き方を実践してみる。
実際に簡単に解けたのなら実感としてこっちの方が楽だという気づきが芽生えます。
この繰り返しが、こだわりを緩和していくきっかけになります。
大事なのは違うやり方に本人の同意が必要であると言うところです。
少しずつですが続けていればこだわりは緩和されていきます。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!