マッチの火はなぜつくの? 京の算数学#598

京の算数学問題#598

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

小学3年生から始まる理科ですが、初めは問題を解くという科目としてではなく日常の疑問などから学ぶ体験スタイルがベースです。

子どもたちと日々接していると様々な疑問が湧いてきます。

今日は子どもたちからよく聞かれる火の疑問についてまとめています。

みなさん説明できますか??

マッチの火はなぜつくの?

マッチ棒の先の赤い部分に秘密があります。

マッチの先には硫黄や松ヤニをはじめとした様々な物質を混ぜた塊がついています。

その周りを赤リンと呼ばれる赤い薬剤でコーティングしています。

マッチの箱の側面には茶色い紙やすりのようなものがついています。

そこにマッチ棒を擦り付けることにより、赤リンが剥がれ摩擦熱によって発火し中の薬剤に火が燃え移ると一気に火がつくというメカニズムです。

現代のマッチは安全のため赤リンが使われていますので、マッチの箱でしか火はつきませんが、以前は黄リンが使われていたので革靴の底やざらざらした壁など摩擦さえおこせば火はついていました。

花火はなぜいろんな色がでるの?

花火の原理は炎色反応と呼ばれる化学反応が利用されています。

例えば銅を燃やせば青緑色、ナトリウムを燃やせば黄色というように金属を炎に入れると金属の種類によって決まった色の炎になります。

これを利用し、金属の粉を火薬にまぜ花火の火の色は作られているのです。

焚き火のパチパチいう音はなに?

木材の中には水分が含まれています。

植物は根から葉へ栄養や水分を運ぶ導管や師管があり、火によって水分が蒸発し水蒸気が外へと逃げようとする時、木の中にある空気が膨張して水蒸気と共に導管を破壊します。

この時のおとがパチっという音の正体です。

そもそも火ってなぜ燃えるの?

物はお燃えると炭になります。

これはもともとあったものが炭という別のものになったと言い換えることができます。

これを化学変化と言います。

もともとの物質が分解されて中の化学物質がガスの状態で外へ出て行きこのガスが酸素と反応して光や熱を発します。

この光と熱が私たちには炎として見ているということです。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#598

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