「わかる」と「理解する」の違い 子どもが話す本音を考える 京の算数学#541

京の算数学問題#541

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

「わかるというんですが理解していないんです」

家で横についてやっていると問題が解けるが実際にテストになるとなかなか解けない。

学習塾に寄せられる中でも特に多いご相談の1つではないでしょうか。

今日はわかると理解するの違いから子どもたち目線での勉強のジレンマを考えていきます。

「わかる」と「理解する」の大きな違い

私が感じているわかると理解するの根本的な違いは、わかるは返事で理解するは腑に落ちているという状態です。

例えば横について指導している時、問題について解説をします。その時「今の説明わかった?」「うん!わかった!」でも実際テストを受けてみると解けていない。

子どもの立場に立つと「先生の説明がわかった」という意味の返答であり、問題の内容が理解できたか?と言われるとまた別なのです。

正しい指導をするためには私たち大人側が子どものわかった!を理解する必要があります。

子どもが「わかった」という時

子どもがわかった!という時は先ほどの返事をするということ以外にも、閃いた時、もう何回も言わなくて良いよのときなど状況により様々です。

ただ、理解したよ!という意味でのわかったを使う子どもは経験上なかなか出会ったことがありません。

なのでいい意味で疑ってかかる必要があります。

プロ講師がよく使う「やってみようテクニック」

私も指導の際気をつけているのは、生徒が「わかった!」といった問題を「じゃあもう一度解いてみよう!」と類題や同じ問題をノーヒントで解いてもらうことです。

「じゃあこれはどうなる?」など質問する場合もあります。

何せじゃあ一度今習ったことをやってみよう!の時間を毎回作ります。

実はこれだけで理解度がわかるのです。

子どもの気持ちを考えてみよう

今回の例のように勉強の時にできていてもテストの時にはできない。

これはある意味当たり前なのです。

ですが、勉強が足りないからだ!やり方が悪いからだ!と言われて素直に受け止める子どもはほとんどおりません。

むしろやる気を失ってしまうことが多いです。

大切なのは子どもの気持ちを考えること。

もしかすると親以上に子どもは「なんで成果が出ないんだろう?」と悩んでいるかもしれません。

そんな時子どもは厳しい言葉がけやアドバイスよりも、やっていることを褒められる事に喜びを感じます。

確かに結果はまだ出ていないけれど努力はちゃんとやっているよね。

その1言が子どもの勉強意欲を育みます。

関わり方1つで子どもは大きく成長します。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#541

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