ミスマッチのない高校選択を! 高校選択の意外な落とし穴 京の算数学#540

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京の算数学問題#540

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

ミスマッチのない高校選びをしてほしい。

私自身さまざまな生徒を見てきて感じることがあります。

それは、ミスマッチが起こる1つの原因は打算的に進路選択をしている場合です。

今日は実際あった事例を元に本当の意味での進路選択を考えたいと思います。

ミスマッチがおこる進路選択

受験指導をしていると自分の実力以上の学校に合格する事例も生まれてきます。

努力して学力を上げ入学できた生徒はその後も継続的に努力を重ねる傾向にあるのですが、例えば推薦で「勉強は嫌だけど部活はやりたい」「⚪︎⚪︎枠はテスト面接だけで入れるから楽でいい」など、打算的に入学するケースの場合、学力的についていけず、学校に対するモチベーションが低下し結果的にうまくいかないケースが非常に多いです。

逆の場合もあります。

偏差値的には、42あたりだった生徒が必死に勉強をし55まで偏差値を上げました。

ただその生徒は指定校推薦で大学へ行きたいと偏差値を落とした高校を第一志望とし、受験をしました。結果は合格点をはるかに超えた合格でした。

加えて、その年の受験が定員割れだったのです。

ただ、入学後が問題でした。

授業は騒がしく、休み時間にはヤンキーが暴れ回り、勉強どころか普通に友達との会話すらままなりません。そういう環境ですから授業も当然遅くなります。

結果何とか大学へは進学できたものの一時的に不登校になるなど、相当苦労した様子でした。

いずれの選択もミスマッチの可能性が高いものと思われます。

中学高校の違いから読み解く偏差値教育

中学はおおよそ地域の生徒たちが集まりますのでレベルもバラバラな生徒が集まります。

一方で高校は受験を突破して入学してくるのである程度同じレベルの生徒が集まります。

つまり、考え方もある程度近しい層の生徒が集まります。

考え方が近しいと友達もできやすいですし、学校生活が楽しく過ごせる確率が上がります。

これは私の考えなのですが、偏差値教育がもう終わりだと言われている昨今、偏差値教育が持つメリットまでも蔑ろにされていると感じています。

先ほども申しましたが公立中学と高校の最大の違いは受験を経て入学しているのでスタート段階である程度みんなの実力が揃った状態で始まります。

偏差値というシステムはよくできていて、大抵近しい文化や考え方を持つ生徒が集まりやすくなります。

つまり、ミスマッチが起こりにくくなると考えられるのです。                    

ミスマッチのない進路選択を考えよう!

学びの多様化が進み、以前のように公立高校1強の時代は終わりました。

従来の普通科公立高校、私立高校、専門科、通信制、単位制さまざまな形態を選択できるようになりました。

ミスマッチがない高校選びをするためにはまず自分が何が好きで、何になりたくて、どんな価値観を持っているか?を考える必要があります。

その上で実力と照らし合わせた高校選びをしましょう。

いきなり、今のレベルでいける高校を選んだり、打算的に面接だけで受かる学校という選択をしてしまうと大抵の場合ミスマッチが起こりやすくなります。

高校はあくまで通過点です。

これを機に自分の人生について少しでいいので考えてみましょう。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#540

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