小学生でよく間違う特殊単位のおはなし 京の算数学#469

京の算数学問題#469

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

小学校の算数で苦手なところはどこでしょうか?

おそらく単位変換と答える生徒は多いでしょう。

Kmをcmに直したり、1Lを1000mLに直す。この辺りは覚えやすいと思います。

ですが日常で使わないのにこんなのいる?という単位はかず多くありますよね。

今日はそんな日常使わないじゃん的な特殊単位をまとめていこうと思います。

気になった方は暇つぶしに読んでみてください。

チョコで覚えた1ダース

私たちが学生の頃チョコレートのCMでこんなフレーズがありました。

「12個だからダースです」

森永製菓から発売されているDARSというチョコレートのCMです。

チョコを1つ1つ数えながらのこのフレーズが耳に残り私は習う前に1ダース=12個を覚えてしまったのでした^^;

1説によるとダースとは12進法の名残で、英語のdozenから来ているとのこと。

12進法は日常生活の中で使用頻度は実は高く、時計の短針は12進法ですし、1年は12ヶ月ですね。野球ボールも、鉛筆も1ダース販売は頻繁にされています。

実は身近にあった1ダース=12という数字でした。

へクタールは難しいでアール

面積で覚えてないけど聞いたことあるのがヘクタールとアールですよね。

1ha=100m×100m

1a=10m×10mです。

数字というのは桁が大きすぎると何かと不便です。

例えば1万円は10000円ですが、一円玉を10000枚持ち歩くより、1万円札を1枚持ち歩いた方が圧倒的にわかりやすいですよね。

単位はこのようにわかりやすくするために生まれてきました。

ヘクタールとアールも日本では土地の測量に使われる単位です。

1km^2は1m^2の1000000倍ですのであまりにも差が開きすぎています。

この間の単位として利用されているのがヘクタールとアールなのです。

・デシリットル?何リットル?

1L=10dLです。

このデシリットル論争はよく耳にしますが、探せど探せど残念ながら明確な説得材料はありませんでした。

現代でも使用されているのは種の量を測る時ぐらいです。

ただ、さまざまな単位を知っておくことによっていろんな測量の方法や表し方を学ぶことは教育的価値があります。

【番外編】テンガロンハットはなにガロン?

テンガロンハットを知っていますか?

カウボーイが被っている帽子というふうに思っていただければと思います。

このテンガロンも実は単位なのです。

1ガロンは3.78541Lになります。

ガロンは主に液体を測る時に使う単位で主にアメリカやイギリスで用いられます。

テンガロンハットとは水が10ガロン=約38L入る帽子だというわけなのですが、本当でしょうか?

実はテンガロンハットにはそんなに水は入りません。

実はこの名前の由来には諸説あり、水を10ガロンすくって馬に飲ませる事ができるほど丈夫な帽子であるという説や、スペイン語でリボンを巻いた帽子という意味のガロンに由来しているなどがあります。

なぜ無駄な単位を覚える必要があるのか?

そもそも単位とは世界中で人々の生活を便利にする目的で生まれています。

私たちが日常で使っている単位は日本の単位であり海外へ行けばまた違った単位が日常で溢れます。

さまざまな表し方を知っておくことは思考の柔軟性にも繋がり、学習上とても良い効果を生みます。

もしかすると今無駄だと思っている知識が将来役に立つかもしれません。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#469

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