今日の数学問題#360
数学コラム
タブレット教育は果たしてうまくいくのか?
最近すごく気になる事がありまして、、
それがICT教育です。
小学校低学年の段階でタブレットが支給され、プレゼンテーションを作ったりプログラミングを学んだりしているだけでなく宿題の提出もタブレットで。
確かに、すごく便利になりましたし、授業も宿題も非常に効率化していると思います。
ただ、子どもたちをみていると気になるのが人の話を聞く事が極端にできなくなっているという事です。
自分なりにタブレット教育について考えてみました。
視力低下や目の疲れを訴える生徒が増加
以前アンケートで目の疲れや視力低下を訴える生徒が増加している結果を見ました。
家でも学校でも遊びもデジタルになっているので、どうしても遠くを見る近くを見るといったピント調節のトレーニングができず視力が低下してしまうのでしょう。
視力が低下したり乱視になったりすれば疲れやすくなったり、文章もスムーズに読めなくなってしまいます。
それゆえ学力低下にもつながってしまうのです。
実際に私が指導していた生徒の中には乱視のために数が上手に数えられない生徒もいました。
ノートがうまく書けない生徒がふえた?!
タブレット化した事で、文字も補正機能があったり、タイピングをすれば誰もが読めるフォントで表示されます。
調べ学習でもコピペで対応できてしまうので、非常にまとめる力がつきにくい状況であると言えます。
パワーポイントの資料も紙媒体で調べたり、まとめたりする作業を経て上手になります。
ノートの書き方がわからない生徒をよく指導していますが、ノートがうまく取れないと先生の話でどこが重要で何を言いたいのか?考える事ができなくなってしまいます。
処理能力は間違いなく向上している
ただ、処理能力はかなり向上していると思います。
危険予測もできる生徒は増えていますし、何より頭で考えるという事ができる生徒は増えていますので、ICT教育の成果はある意味でていると感じています。
ですが、アナログな指導法(ノートをとる、紙に書くなど)の重要性は今だからこそ言えると思います。
結論タブレットの導入時期が早すぎる
タブレットの導入は小学4年生からがベストじゃないかなと思います。
これはあくまで私見ですが、、、^^;
視力が安定してから視覚機能という脳の機能が成長していきます。
それにはアナログな作業が必要です。
いきなりICTを渡してもすでに家庭で触れている場合も多いので過剰になるような感ん書くがあります。
まずは子どもたちの健全な成長を第一に考え、ある程度自我が育ってくる小学四年生あたりで使い方含め導入していく方が理にかなっていると感じています。
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