京の算数学問題#210
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京の算数学コラム
Twitterのトレンドに#周東は一塁でも得点圏というのがあった笑
どうやら今宮選手のシングルヒットで一塁から生還したとのこと。
Twitterのトレンドはすごく面白くて、プロ野球開幕当初は#BIGBOSS一色で、阪神が連敗ストップした時には#阪神優勝なんてのも上がっていた笑
実はこのトレンドの仕組みの基礎は数学にあることはご存知だろうか?
身近なSNSに使われる数学。
その魅力に迫ります。
Twitterのトレンドは微分を使っている!
Twitterのトレンドの仕組みは、ざっくりいうと瞬間的に人気のワードが載るようになっています。
そこで使われるのが微分です。
微分は下記に解説しますが、要するに瞬間的な変化を見るためのものです。
トレンドに載っているワードは一定時間が経過するとなくなりますよね。
人は同じものだけを見ていると飽きてしまいますので瞬間の変化をAIが判断しトレンドを導き出します。
微分とは何か?
微分とは一瞬の変化を表すためのものです。
教科書には関数のある特定の点における傾きや変化の割合であると記載があります。
例えばy=x^3のグラフを見てみましょう。
この特定の点x=0とx=1を比較すると。
x=0あたりは緩やかな変化をし、x=1あたりで急激に増加しているのがわかります。
これを微分では数値で表す(変化の割合)ことができるのです。
別の話になりますが、小学6年生で学んだ速さの問題は、
速さ=道のり÷時間でした。
例えば20kmを2時間で走ったなら速さは時速10kmです。
ただ、常に同じスピードで走っているわけはありませんよね。
ですので「平均の速さ」だということができます。
一方で微分で求める速さは、
距離xを時間tで微分すると速さvになるという表現になります。
微分は限りなく0に近い時間(=瞬間)で割ると言い換えることができます。
つまりこの時は「瞬間の速さ」を求めているわけです。
ニュアンスはややこしいですが、こういう細かい理解も数学の面白さと言えるでしょう。
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