今日の問題#165
今日のコラム
「人生いつからでもやり直せる」
という言葉はよく聞くが正直ぼくはあまり好きではない。
やり直すというのは今までの人生全てを否定しているような感覚があるからだ。
実際ぼくも辛かった時この事を言われて必死でなんとかしようとした。
でもうまく行かなかった。ただ苦しかった。
そもそもやり直した結果どんなふうになるのか?
何を持って成功とするのか?
それが全くわからなかったから。
僕が大きく変化をしたタイミングは自分のいままでの人生で頑張ってきた事、辛かったと、全ての経験を肯定的に捉えたときだった。
「もしも、自分の今までの人生が自分の成長のために経験した事だとしたら」
という過程に立った時に、バラバラだったピースがようやく繋がりを見せ始めた。
そこから今の仕事まではすんなりと進んでいった。
ポジティブがいいという風潮
ポジティブが全てに良いかと言われればそうとは思えない。
ポジティブ思考が過ぎる人は反省や振り返りが苦手だ。
逆にネガティブ思考の人は反省や振り返りが得意だ。
だからどっちでも良い。
将来役に立つ勉強法
このことから考えたのは自分の固定観念や先入観に気づくという事が役立つ勉強法だという事。
例えば数学でいう公式の理解でも証明を見ると何パターンもあるし、2次方程式の解き方も無限級数をつかったり、グラフをつかったりいろんな方法がある。
そう考えると自分が今まで使ってきた当たり前に意識がいくようになる。
実はその当たり前に気づく事がイノベーションの入り口だ。
中庸という言葉があるように、私たちは右も左もなく中なんだ。
だから今の常識を掘り下げていって自分なりの解釈に落とし込む。
自分の言葉で説明できて初めて理解できていると言えるからだ。
日頃の日常の勉強からこの意識づけができてくれば大きく成長できるし社会に出てからも自分のタイミングで進む事ができる。
アイデア数理塾では数学や理科を通して考える力、中庸を感じてもらうトレーニングを行なっている。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!