京の算数学問題#579
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
支援と援助よく使われる言葉ですが、実は大きな違いがあります。
子どもの成長においては特に支援が必要。
ただ、周囲のかかわりが援助になっている場合もありかえって子どもの成長の邪魔をしている場合もあります。
今日は支援と援助の言葉の違いから子どもへの関わり方を考えます。
支援と援助のちがいとは!?
どちらも助けるという意味ですが、助け方に大きな違いがあります。
支援とは支えを意味します。全て助けるのではなく一部を助けるという意味です。
例えば学習支援とは答えを言うのではなくヒントを与え子どもが自分で考え答えられるようサポートをします。
一方で援助とは困っている人を全て助けます。
例えば生活援助というのは、なんらかの事情で日常生活が困難な方に対して身の回りの家事を代行するというものです。
支援は支援者があくまでサポートに回りますが援助は援助者が全面的に助けます。
私たち指導者は自分の立ち位置が常にこの支援なのか?援助なのか?を考える必要があります。
学習支援という言葉
特に学習面において学習支援という言葉を最近よく耳にします。
学習支援とは障がいのあるなしに関わらず様々な修学機会への参加を保証する配慮のことです。
ですが現状として学習支援という単語が用いられる場合は困りごとを抱えた子ども達に向けた言葉として使用されているように思います。
本来定義のまま解釈するなら世の中の教育関係者は全て学習支援者です。
学習塾も学習支援者ですので子どもたちが自分で考えて答えを導けるように脇役になる必要があると考えています。
ですが、教えるのが好きな人はどんどん良かれと思って子どもが求める以上の知識を教え込んでしまう場合があります。
これはある意味学習援助です。
あくまで子どもが主役であることを忘れてはいけませんね。
関わりすぎはNG!良い距離感で関わろう!
近年の傾向では少子高齢化により年々子どもの数が減ってきています。
一方で子ども1人あたりにかける教育費用は増加しています。
このことから推測できるのはもちろん物価高も影響しているでしょうが、なにより子育てに対する想いが高まっているのでしょう。
それゆえついつい子どものためにと関わりすぎてしまうことも多いようです。
「物を壊したらすぐに買い与える」
「先回りしすぎて子どもが失敗をしなくなる」
「うちの子は〇〇でと子どもの声をさえぎる」
これは全て援助にあたると考えています。
援助が悪いわけではありません。
ただ援助とは本人がどうしようもない悩みを解決する1つの手段です。
生まれたての赤ちゃんに自分でご飯を作りなさい!は当然できませんからこの場合は支援ではなく援助になります。
ただ、本人が出来るのにも関わらず全て大人がやってしまうのは本人の成長の機会を奪ってしまうことにも繋がります。
あくまで私たちの関わりは「子どもが成長すること」を目標にしていることを忘れてはいけません。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!