京の算数学問題#563
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「子どもの興味が続かない」
「すぐにやめてしまう」
「辞めグセがついたらどうしよう」
そんなときどうやって接したらいいのでしょうか?
今日は心理学的に子どもとの関わり方を考えてみます。
興味関心には理由がない
基本的には人の興味関心には理由がありません。
父がやっていたからとか、近所のお兄さんがやっていたからというのは後付けの理由です。
やってみたいと湧き上がる衝動は本人にも説明がつきません。
それが人間です。
なので興味関心にはなぜ興味を持ったのか?を過剰に聞いてしまわないようにすることが大切です。
あまり聞きすぎると詰められているように感じよけいに持続力が落ちてきてしまいます。
途中でやめる子ども心理
ではなぜ途中でやめるのでしょうか?
心理学的にはその子自身のやめるという行動に隠された利益を探すと原因にたどりつきやすいです。
例えば「周りに相性の悪い友達がいる」「コーチが怖い」「そもそも思っていた習い事の内容と違った」「目的を達成したので用がない」それを子どもたちは「飽きた」「行きたくない」と表現をします。
言葉だけを聞くのでは無くその言葉の裏にある行動利益を考えてみましょう。
やめ癖をつけさせないための3ケ条
その1やるかやらないかは自分で決める
まず導入の段階でこの習い事をやるかやらないか?は子ども本人が決めることが大切です。
ここで「親が言ったから」と言わせてしまうと、逃げ道を提供していることになります。
習い事に限らずやるかやらないかは、まずは本人の意思が大切です。
その2ここまではやり切ると目標を決める
とはいえ、何かを始めるといつかはやめるものです。
なのでやめるまでにここまでは行こうねと子どもが同意した目標を決めましょう。
水泳なら何級までは頑張ろうねや、プログラミング教室ならこのプログラムを作るまでなど、きちんとやり切るという経験を作っていきましょう。
その3 2度までは本人の辞めたいを否定する
子どもの辞めたいはさまざまな要因が重なり衝動が起こります。
例えば親子喧嘩をした勢いで言ったものの本人は辞めたくなかったという例もあります。
なので2回までは本人の辞めたいを否定しましょう。
3度目や本人が本当に泣きじゃくるぐらい嫌がるのでしたら2回とは言わずやめる選択もありだとは思いますが、基本的ルールとしてはまずは辞めたい理由を聞いてあげましょう。
たくさんの経験を積ませるのは大切だが、、、
たくさんの経験を積ませることは大切です。
ただ、すぐ辞めたり、諦めることを良しとしてしまうと、頑張る力という社会人にとって必要な力が育ちません。
よくいうバランスなのですが、すぐ辞めていいのは例えばRPGのゲームをやっていてすぐ飽きたので別のレースゲームをやろうとか、数学の勉強をしていて疲れたから次は理科をやろうなど、おなじ到達目標における手段の変更として行われることは全然OKにしています。
大切なのはゴールが変わる辞めるものです。
同じゴールに辿り着くための手段の変更はいくらでも大丈夫です。
その繰り返しが選択肢を増やすことにもなりますし、やめ癖がつくこともありません。
継続力にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください!
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!