今日の数学問題#381
数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。ゆたに たくやです!
「やればできるのにやらない」
教育相談を長く受けていると最も多いご相談の一つです。
やればできるのにもったいないなとヤキモキすることもありますよね。
子どもの心理からこの事象を考える事で少し解決の糸口が見えてきます。
やればできると言われた時の子ども心理
やれば出来ると言われた時に思う子ども心理は
「あ〜、はいはい」です。
こう思うには大きく3つのパターンがあります。
褒めてくれないという承認欲求
やれば出来るというのはある意味比較の1種です。
言葉の真理は「今できていない」という意味になります。
つまり、「やればできるのにやって欲しい」という言葉ではなく「今の頑張りを認められていない」と解釈ができてしまいます。
そうなると本人なりに頑張っているという感覚はあったとしても、認められないと感じた段階で失敗体験になってしまいます。
その結果努力の仕方がもっと認められるための努力か、やっても認められないと努力しないという選択になりがちになってしまいます。
嫌なことから逃げたいという葛藤
純粋に勉強や学習は自分の好きな科目以外もやらねばならないですしテストや受験という非常に大きなプレッシャーと対峙せねばなりません。
SNSの普及も自信をなくす1つの原因でキラキラした同年代の投稿を見ればそれに比べて私は、、、となってしまいます。
プレッシャーに弱い子が増えたというよりもプレッシャーを感じやすくなったと言えます。
その結果嫌なことから逃げ出したいという想いが出てくるのもしょうがない事なんです。
やっても出来ないジレンマ
成功体験や自分で決めた事をやり遂げたという経験が乏しくなってしまうと、どうせやってもできないと物事を諦めから捉えるようになってしまいます。
その結果やれば出来ると言われても「どうせやってもできないし」となってしまうのです。
やれば出来る子に育つには?
やればできる子という表現は本当にその通りなのですが、その言葉がプレッシャーになってはいけません。
やればできるようにするにはやればできる環境づくりが大切です。
結果ではなくプロセスを褒めよう
一般的に社会に出れば結果重視なのはいうまでもありません。
ですが、結果を出すためにはプロセスに意識がいかないといい結果にはつながりません。
なので、学生のうちはプロセスに意識がいくような声かけが望ましいのです。
結果ではなくプロセスを褒めましょう!そうすれば自分で反省できるようになりますし、自分自身で反省ができるようになります。
1〜10から口出しをしない
子どもも1人の人間です。
特に中学生にもなるとある程度大人に近づいてきますので、自分で考えることができるようになってきます。
全てを子どもに委ねるというよりも大人の立場としてはヒントを与えて後は任せたいところ。
もっとこうしたらいいのにと思う部分もありますが、自分で考え自分で行動する訓練は学生のうちからやっておかないと大人になってからではすごく苦労するものです。
決定するきっかけを作る
やればできる子になるには、自分で考え決定する機会をたくさん作ってあげましょう。
トライアンドエラーを繰り返してこそ自信がついてきます。
子どもは考える事で成長していきます。
そばで見守るというのが最も大切な関わり方です。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 ゆたに たくやがお届けいたしました!