今日の数学問題#340
数学コラム
ポジティブ思考というとものすごく良いイメージがないでしょうか?
僕もそうでした。
実際私も面談を重ねていると「うちの子ネガティブなので、、」という
ポジティブが良くてネガティブを改善しないといけないというお話は本当に良く耳にします。
ですが果たしてそうでしょうか?
今日は心理学的にみたポジティブ思考のお話をしていきます。
ポジティブ思考とは「今置かれている状況を理解し最善を尽くす思考」である
ポジティブ思考というと物事を肯定的に捉えるイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?例えばなんで僕はできないのだろうではなくて僕ならこうしようだとか今回のテストはうまくいかなかったけど次はこうしようとか。
ただ私の考えるポジティブ思考は少し違います。
それは「今置かれている状況を理解し最善を尽くす思考」のことです。
ポジティブとは肯定するという意味ですのでただ闇雲になんとかなる!とプラスに持っていく思考は否定することにつながってしまう危険性があります。
ポジティブ思考が生む落とし穴
以前成績不良という依頼での生徒対応を行なっていた時です。
「この子はポジティブなので、、、」の一言から始まった面談でしたが、本人と話をしていると「なんとかなるんで」「まあでもやるのはやってますし」「今までも大丈夫だったんでいけると思いますよ!」という一見ポジティブな会話がなされていました。
ですが本質的に見るとこの発言はネガティブ思考そのものです。
この言葉の裏にあるのは「嫌だな」「やりたくない」「どうせできないし」です。
つまり表面上ポジティブな発言をしているだけで実質はネガティブ思考なのです。
このような事例は五万とあります。
逃げずに戦おう!
このような事例では自己肯定感も下がっていってしまいますし成功体験も積みにくいので先の目標を立てたりするのは高確率で失敗します。
それよりも必要なのは自己分析・現状分析です。
今どういう状況なのか?そして今の状況は誰が作り出しているのか?別のその状況は結果が出ていないだけで悪いことではない。どうしたら結果が出るかを考える。
そういった今に視点を落とし込む必要があります。
できていないことを見るのは辛いことですが、まさに戦いです。
そして自分の現状が踏まえられて初めてポジティブ思考が身につき、ここができていないからこうしようとか、その中でもこれが出来ているとか自分の出来るところが見えてきて落ち込まずに前に進む事ができます。
ポジティブ思考になるには?
ポジティブ思考になるには現状分析と目標設定です。
先のことばかりを見すぎてしんどいタイプの生徒は現状に目を向かせますし、今しか見えてなくて先を見えない生徒には目標設定を促します。
これは互いにバランスが取れていないといけません。
バランスが取れて初めてポジティブ思考は身についてくるのです。
ポジティブ思考とは「今置かれている状況を理解し最善を尽くす思考」のことです。
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