今日の数学問題#269
数学コラム
「理想の子育ては民主的子育て」
子育ての方法って誰からも学ばない。
昔ながらの方法だと結婚し自分の経験した子育てと祖父母の先輩方、またご近所さんネットワークを駆使して子育て文化が出来上がっていった。
今は個の時代になっており、核家族化していることもありネットで子育ての方法を探すのが主流になっている。
ここで陥る問題が情報過多。
人は情報が多くなるとかえって信じられなくなり、不安になる。
この方法であっているのだろうか?
でも安心してください
「子育てに正解はありません」
私も独立をしてからというもの多くの保護者の方に関わってきました。
その中で私が伝えていたのは子どもとの関わり方です。
手法というよりもどうあれば子どもの才能が発揮しやすい環境になるのか?という所をマネジメントしてきました。
今日はアメリカで話題になった民主的子育てについて解説をしていきます。
少しでも関わり方のヒントになれば^^
子育ての4タイプ
権威主義的子育て
権威的というのは言い換えると独裁的とも言えます。
子どもの想いや感情を無視して子どもを従わせるスタイルです。
社会的にみると行儀がいいとされるスタイルになりますが、ストレスを抱えやすかったり自己評価が低くなることでうつ病や不登校になりやすいタイプだとも言えます。
例えば、あなたはおしゃれな服を着るべきなの!と本人が好きな服と違う服を無理やり着せる。勉強すれば幸せになれる!と1日中勉強を強いるなどです。
寛容的子育て
子どもの意向を中心とし、ルールを重視しない受身な関わり方です。
確かに子どもの感情が受容されますので自己評価も高くなる傾向はありますが、誘惑に負けやすく何かを達成することが難しいとされています。
また、研究によると学業成績も悪くなる傾向があるようです。
おそらく自己統制能力が低くなってしまうのでしょう。
例えば、「学校行きたく無いな」に対してじゃあ行かなくていいよ〜。と話も聞かずにいいよいいよと言ってしまうことや、「〇〇ちゃんの事をムカついたから叩いた」に対していいよいいよと共感してしまう場合などです。
無関心な子育て
このスタイルは寛容的とも異なり子どもの感情に対しても無関心であるという事です。
自尊心が育たず、情緒面や知的面でも問題を抱える場合が多いです。
非行に走る傾向が多いとされているのもこのスタイルです。
例えば、泣いていても無視、「学校でこんなことがあった」と話してもふーんと無視をする。
一切目を見ずスマホを見ながら話すなどです。
民主的子育て
子どもの想いを尊重しつつルールを守ることも促しながら責任を持って寄り添うスタイルです。
子育ての研究において最も理想とされるスタイルです。
このタイプの子育ては、決断、力に優れ自尊心が高く将来成功する幸せになる傾向があるという事です。
民主的な子育ては、寄り添うという事をテーマにしています。
つまり、きちんと子どもの話を聞いてあげて想いを汲み取りその上で子どもと共にルールや課題に取り組んでいくと言えるでしょう。
例えば、「学校に行きたく無い」と言った場合は、どうしたの?なにがあった?とかもし忙しく時間が取れなければ「お母さん後で話を聞くからね、今日はゆっくりしようか」と後で話を聞く約束をし、仕事へ向かいます。
理想の子育てスタイルを確立しよう!
こういうタイプの話をするとお母様にとっては自分はこのタイプだと落ち込む場合もありますしどれが正解なのか?と余計に混乱する場合もあります。
ですが安心してください。
そうやって悩まれるのは子どもに愛情を注がれているからが故だと思うのです。
民主的な子育てが理想とされていますが、あくまで研究結果の話です。
それにこれが民主的子育てだ!というテンプレもありません。
結局は関わり方を子どもの成長と共に考えていくしか無いのです。
子育ては子どもと一緒に作るもの
家族一丸となるものなのです。
ですからぜひ悩まれた時は子どもさんに聞いてみてください。
「ママ悩んでいるんだけど話を聞いてくれない?」
きっとヒントをくれるでしょう。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!