今日の問題#137
今日のコラム
この間、とあるyoutubeLiveを見た。
日本鍼灸大学(仮)主催の、株式会社セイリンの井上さんと鍼灸師の中根先生の対談ライブ。
内容は国内最大級のメーカーと鍼灸師の雑記対談なのですが、とても学びが深かかった。
鍼灸では鍼を打つとき左が大事だと教えられるらしい。
だけど中根先生曰く「なぜ大事なのか?」はあまり伝えられていないそうだ。
気を感じるなど抽象的なところではなく、漢字を調べてみると本質が見えてくる。
右とは仕事をするという意味がある。
左は支えるという意味があるとの事。
つまり、左手の支えがなければ仕事はできない。
だけども本質はここに止まらなかった。
ここから転じて考えるのは、今の仕事はお弟子さんの支えがないと回らず、お弟子さんあっての物だと感謝の気持ちに変わる。
左手が大事だよというところからチーム編成までイメージが膨らんでくる。
古典を勉強すると鍼灸の技術から人としての生き方、あり方までイメージができる。
行間にはどの様な思いが込められているのか?
そこが大切なんだと学びました。
数学も同じ。
数学は哲学で思想だ。
だからこそ難しい。
ただの計算式や定理など
どうやってできているのか?
何のために作られたのか?
もちろん真実を考察はできても答え合わせはできない。
だから勉強をする時にどういうイメージを持つかが大切だと思う。
哲学ということは人の考えだ。
どういう行間で定理が描かれているか?
定理は、〜において 「公式」が成り立つという物ですが、〜においてが無いと成り立たないということがわかる。
この前提においては成り立つが前提がなくなった途端に機能しなくなる。
方程式の解釈では等号を挟んで左辺右辺を天秤に見立て理解を深めていく。
ここから感じるのは思いやり。
つまり、+があればーがあるということだ。
物事は表裏一体全てが関係している。
得をしたということはだれかの損の上に成り立っているだからこそ感謝しないといけないしどういうふうに得を循環させていくのかを考える必要がある。
これが僕が考える徳だ。
こんな事を授業で話していると、よく教え方とかで?答えは?と言われてしまうのが悲しいところだけどこの転換は人生にとってはすごく意味のある事だと思う。
数学を学ぶ理由はそこにある
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