数学コラムの目次
- 1 京の算数学問題#1529
- 2 アイデア数理塾はこちら
- 3 算数学コラム
- 4 京の算数学 解答#1529
- 5 おすすめの算数学ブログ
京の算数学問題#1529

アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
中学2年生理科この時期の定期テストに入るのがこの生物単元です。
「細胞壁と細胞膜って何が違うの?」
「葉緑体は植物だけ?」
「液胞は動物細胞にはないの?」
「組織と器官の違いがよく分からない」
という、似た言葉の整理は結構覚えにくいものです。
細胞の単元は、一つひとつの内容はそれほど難しくありません。
ところが定期テストになると、
- 植物細胞と動物細胞の違い
- 図を見て名称を答える問題
- 細胞のつくりとはたらき
- 単細胞生物と多細胞生物
- 細胞・組織・器官の関係
などをまとめて聞かれます。
そのため、「なんとなく覚えている」だけでは意外と点数を落としやすい単元でもあります。
この記事では、中2理科の「細胞」について、定期テストで必要になる内容を中心に整理していきます。
ぜひ定期テストの対策にご活用ください!
細胞とは「生物の体をつくる基本単位」
細胞とは、生物の体をつくる基本的な単位です。
人間も植物も、体を細かく見ていくと細胞からできています。
中学校理科では、まずこの「生物の体は細胞からできている」という考え方を押さえることが大切です。

1個の細胞で生活する生物もいる
「生物は細胞からできている」と聞くと、たくさんの細胞が集まって体ができているイメージを持つかもしれません。
しかし、生物の中にはたった1個の細胞だけで生活しているものもいます。
これを、単細胞生物といいます。
代表的なものには、
- ゾウリムシ
- ミドリムシ
などがあります。
一方、人間やアブラナのように、たくさんの細胞が集まって体ができている生物を、多細胞生物といいます。
ここは定期テストでも、単細胞生物と多細胞生物の比較はよく出るところです。
テスト直前に確認しよう!
1個の細胞で生活する → 単細胞生物
多くの細胞からできている → 多細胞生物
まずは、この2つをセットで覚えておきましょう。
植物細胞と動物細胞には共通するつくりがある
ここからが、この単元で特に重要なところです。
植物細胞と動物細胞は見た目が少し違いますが、どちらにも共通して見られるつくりがあります。
中2理科では、まず次の3つを整理しましょう。
- 核
- 細胞質
- 細胞膜
核とは?
核は、細胞の中に見られるつくりです。
顕微鏡で細胞を観察する問題では、丸い形をした部分として描かれることが多くあります。
定期テストでは、「図のAの部分を何というか」という形で、細胞の図から名称を答える問題がよく出ます。
まずは、細胞の中にある丸い部分=核というイメージを持っておくとよいでしょう。
細胞質とは?
核以外の細胞の中の部分を、細胞質といいます。
「細胞質」という名前から、何か一つの部品のように思ってしまうことがありますが、
核のまわりにある細胞内部の部分と考えておくと整理しやすくなります。
細胞膜とは?
細胞の内側を包んでいる薄い膜を、細胞膜といいます。
植物細胞にも動物細胞にもあります。
ここで非常に多い間違いがあります。
それが、「細胞膜」と「細胞壁」の混同です。
名前が似ていますが、同じものではありません。
ここは後ほど詳しく整理します。
植物細胞に特徴的な3つのつくり
植物細胞と動物細胞の違いは、定期テストでは非常によく出ます。
まず覚えておきたいのが、
- 細胞壁
- 葉緑体
- 液胞
です。
植物細胞の図ではこれらが特徴的なつくりとして扱われ、動物細胞との比較問題にも使われています。

細胞壁とは?
細胞壁は、植物細胞の外側にある丈夫なつくりです。
植物細胞の形を保つことなどに関係しています。
ここで気をつけたいのが、先ほど出てきた細胞膜との違いです。
細胞膜
植物細胞にも動物細胞にもある。
細胞壁
植物細胞にのみ見られる。
この違いは必ず整理しておきましょう。
定期テストでは、「植物細胞にあって動物細胞にはないつくりを答えなさい」という聞かれ方もあります。
そのときに「細胞膜」と答えてしまわないことが大切です。
葉緑体とは?
葉緑体は、植物細胞に見られる緑色のつくりです。
葉緑体では、光合成が行われます。
光合成については次回以降詳しく扱いますが、
この段階では、葉緑体 → 光合成というセットを必ず覚えておきましょう。
理科では、「名前だけ覚える」よりも、「その部分が何をしているのか」までセットで覚える方が、記憶には定着しやすくなります。
液胞とは?
植物細胞では、液胞と呼ばれるつくりも見られます。
図では大きな部分として描かれることがあります。
植物細胞の図で、「大きな風船のような部分」を聞かれたら、液胞を考えてみましょう。
ただし、「大きそうだから液胞」と形だけで覚えるのではなく、
植物細胞の特徴の一つとして細胞壁・葉緑体とセットで整理しておくことが大切です。
植物細胞と動物細胞の違いを表で整理
定期テスト前には、次の表を自分で書けるくらいまで整理できると安心です。
| つくり | 植物細胞 | 動物細胞 |
|---|---|---|
| 核 | ○ | ○ |
| 細胞質 | ○ | ○ |
| 細胞膜 | ○ | ○ |
| 細胞壁 | ○ | - |
| 葉緑体 | ○ | - |
| 液胞 | ○ | - |
特に覚えてほしいのは、
共通しているもの
核・細胞質・細胞膜
植物細胞の特徴
細胞壁・葉緑体・液胞
です。
この2つのグループに分けて覚えると、一気に整理しやすくなります。
「細胞→組織→器官」の順番もテストに出る
多細胞生物では、多くの細胞がただバラバラに集まっているわけではありません。
同じような形やはたらきをもつ細胞が集まったものを、組織といいます。
さらに、いくつかの組織が集まり、特定のはたらきをする部分を、器官といいます。
つまり、細胞 → 組織 → 器官 → 個体という順番になります。
たとえば人間なら、
たくさんの細胞
↓
組織
↓
心臓などの器官
↓
人間という個体
というイメージです。
この順番はそのまま聞かれることがあります。
定期テストでよくある間違い
細胞の単元で点数を落とす原因は、内容が難しいというより、似た言葉を混同していることの方が多いです。
特に次の4つは注意してください。
①細胞壁と細胞膜を逆にする
これはかなり多い間違いです。
細胞膜 → 植物・動物の両方
細胞壁 → 植物
と整理しましょう。
②葉緑体と液胞を混同する
葉緑体は、光合成を行うところです。
液胞とは役割が違います。
「植物細胞にあるもの」
というだけで一まとめにせず、それぞれの名前まで区別しましょう。
③単細胞生物を「細胞が小さい生物」と覚えてしまう
単細胞生物の「単」は、1個の細胞という意味で考えましょう。
体が小さいかどうかではありません。
④組織と器官の順番が逆になる
基本は、細胞 → 組織 → 器官です。
「どちらがより大きなまとまりなのか」を考えれば整理できます。
「名前を覚えた」だけでは定期テスト対策としては少し足りない
細胞の単元では、
「核」
「葉緑体」
「細胞壁」
などの名前を暗記することも必要です。
ただし、テストでは名称だけではなく、
- 図のどの部分なのか
- 植物と動物のどちらにあるのか
- どのようなはたらきをするのか
- 共通しているものは何か
- 違うものは何か
と聞かれることがあります。
そのため、用語 →図 →説明をするまでつなげて勉強することが大切です。
たとえば、「葉緑体」と見た瞬間に、
植物細胞 → 光合成
まで思い出せるか確認してみてください。
「答えを見れば分かる」ではなく、何も見ずに自分から答えを出せる状態にしておくことが、定期テストでは重要です。
テスト前に最低限ここだけは確認しよう
テスト直前なら、まず次の内容を答えられるか確認してみてください。
- 細胞とは何か
- 単細胞生物とは何か
- 多細胞生物とは何か
- 植物細胞と動物細胞に共通するつくり
- 植物細胞に特徴的なつくり
- 核とは何か
- 細胞膜とは何か
- 細胞壁とは何か
- 葉緑体では何が行われるか
- 細胞・組織・器官の順番
この10個を何も見ずに説明できれば、基本問題はかなり整理できています。
逆に、「見たら分かるけれど、自分では出てこない」ものがあれば、そこがテスト前に戻るポイントです。
確認問題
最後に、何も見ずに答えてみましょう。
問1
生物の体をつくる基本単位を何といいますか?
問2
1個の細胞だけで生活する生物を何といいますか?
問3
植物細胞と動物細胞の両方に見られるつくりを3つ答えましょう。
問4
植物細胞に特徴的なつくりを3つ答えましょう。
問5
光合成を行うつくりを何といいますか?
問6
同じような形やはたらきをもつ細胞が集まったものを何といいますか?
問7
いくつかの組織が集まり、特定のはたらきをする部分を何といいますか?
確認問題の答え
問1 細胞
問2 単細胞生物
問3 核・細胞質・細胞膜
問4 細胞壁・葉緑体・液胞
問5 葉緑体
問6 組織
問7 器官
全問正解できたでしょうか。
間違えた問題があれば、答えだけ覚えるのではなく、本文の該当部分まで戻って確認してみてください。
テスト直前対策用 中2理科「細胞」の一問一答PDF
今回学習した、
- 細胞
- 植物細胞と動物細胞
- 単細胞生物と多細胞生物
- 組織と器官
について、定期テスト対策用の一問一答問題をPDFにまとめています。
学校のワークを解く前の確認にも、テスト直前の復習にも使えます。
▶ 中2理科「細胞」一問一答PDFを無料でダウンロード
一問一答は用語整理には最適です。
まずは問を読んで答えを言えるか?を確認し次は答えを見て用語が説明できるか?(答→問題ができるか?)を確認していきましょう。
まとめ
今回は、中2理科の「細胞」について整理しました。
特に定期テスト前に覚えてほしいのは、
細胞=生物の体をつくる基本単位
植物細胞と動物細胞に共通するもの=核・細胞質・細胞膜
植物細胞に特徴的なもの=細胞壁・葉緑体・液胞
1個の細胞で生活=単細胞生物
多くの細胞でできている=多細胞生物
細胞 → 組織 → 器官
です。
細胞の単元は、最初は覚える言葉が多く感じます。
しかし、一つひとつをバラバラに暗記するのではなく、
「共通するもの」「植物だけのもの」「小さいまとまりから大きいまとまり」
というように分類すると、かなり覚えやすくなります。
まずは図を見ながら整理し、その後は何も見ずに答えられるか確認してみてください。
京の算数学 解答#1529





