勉強時間は長いのに成績が上がらない子は何に時間を使っている? 京の算数学#1519

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京の算数学問題#1519

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算数学コラム

毎日机に向かっている。
テスト前も長い時間勉強している。
学校のワークも一応進めている。

それなのに、成績が上がらない。

このようなお子さまを見ると、保護者の方は、

「こんなに勉強しているのに、なぜ点数が上がらないの?」
「集中していないのかな」
「やり方が悪いのかな」
「もっと厳しく管理した方がいいのかな」

と不安になるかもしれません。

ここで大切なのは、勉強時間が長いことと、成績につながる勉強ができていることは別ということです。

勉強時間は長いのに成績が上がらない子は、よく次のようなことに時間を使っています。

  1. ノートまとめや書き写しに時間を使っている
  2. 分かる問題ばかり解いている
  3. 丸つけや解き直しを後回しにしている
  4. 解説を読んで「分かった気」になっている
  5. 苦手な問題に向き合う前に時間が終わっている

つまり、問題は「勉強していないこと」ではありません。

勉強している時間の中身が、点数につながる形になっていないことがあります。


この記事は、次のようなお子さまの保護者の方に向けて書いています。

  • 勉強時間は長いのに、定期テストの点数が上がらない
  • 机に向かっている時間はあるが、成果が見えにくい
  • 学校ワークをやっているのに、数学や英語で点が取れない
  • ノートまとめに時間をかけすぎている
  • 「勉強したのにできなかった」とよく言う
  • 中学生のテスト勉強のやり方を見直したい
  • 京都市中京区・烏丸御池周辺で、中学生の学習塾を探している

勉強時間を増やす前に、まず「何に時間を使っているか」を見ることが大切です。


勉強には「量」と「密度」があります

勉強時間は、もちろん大切です。

まったく時間を使わずに成績を上げることは難しいです。

ただし、同じ2時間でも、中身によって成果は大きく変わります。

勉強量勉強密度
何時間勉強したかその時間で何ができるようになったか
机に向かった時間実際に頭を使った時間
ページ数・周回数間違いを減らした量
ノートやワークの進み自力で解ける問題が増えたか
勉強した気持ちテストで再現できる力

成績につながるのは、単なる勉強量だけではありません。

その時間で、できない問題ができるようになったか。ここが大切なんです。


勉強時間は長いのに成績が上がらない子が、時間を使っているもの

1.ノートまとめに時間を使いすぎている

勉強時間が長い子に多いのが、ノートまとめです。

ノートをきれいに書く。
色ペンを使う。
教科書を写す。
重要語句をまとめる。
プリントを貼る。

こうした作業自体が悪いわけではありません。

ただし、ノートまとめだけで時間が終わっている場合、点数にはつながりにくいことがあります。

例えば社会のテスト前に、教科書の内容をきれいにノートにまとめる。

2時間かけてノートは完成した。
でも、そのあと問題を解いていない。
用語を思い出す練習もしていない。
記述問題を書く練習もしていない。

この場合、勉強した実感はあります。

でも、テストで必要な
「思い出す」
「選ぶ」
「書く」
というアウトプットの練習が不足しています。

大切なのはノートまとめをしたあとに、

  • 問題を解いたか
  • 答えを隠して思い出したか
  • 自分で説明できるか
  • 間違えた問題を直したか

まで進んでいるか見たいところです。

2.分かる問題ばかり解いている

得意な問題や簡単な問題ばかり解いていると、勉強は進んでいるように見えます。

丸が多い。
ページも進む。
本人も気持ちよく勉強できます。

でも、すでにできる問題だけを何度も解いていても、点数は大きく変わりにくいです。

数学のワークで、基本の計算問題は何度も解いている。

でも、文章題や関数、図形の問題は後回し。
間違えた問題には戻っていない。

この場合、勉強時間は長くても、点数を落としている部分に時間を使えていません。

子どもは、できる問題を解くと安心します。

「勉強している」感じも出ます。

でも、成績を上げるには、今できない問題を、少しでもできる問題に変える時間が必要です。

3.丸つけをためている

学校ワークを何ページも進めてから、最後にまとめて丸つけをする子がいます。

一見、たくさん勉強しているように見えます。

でも、丸つけをためると、間違えたときに何を考えていたのか忘れてしまいます。

数学のワークを5ページ進める。
そのあとまとめて丸つけをする。
バツがたくさんつく。
でも、なぜその式にしたのか、本人も覚えていない。

これでは、間違い直しが雑になりやすいです。
特に算数や数学は積み上げ科目なので、ワークやドリルは1ページ毎に理解が積み上がっていく仕様です。
丸つけをまとめてしまうと直前の理解が浅い単元の確認をせず次の単元へ進んでいくことになるので当然その先はミスの方が多くなります。

また間違えた直後の方が、今つまづいている原因を見つけやすいです。

  • 計算ミスなのか
  • 符号ミスなのか
  • 問題文の読み違いなのか
  • 公式の使い間違いなのか
  • 途中式のどこでずれたのか

ここを見る前に時間が経ってしまうと、直しがただの答え写しになりやすくなります。

必ず算数と数学のワークをやる時は1ページ毎に必ず丸つけと直しをするようにしましょう。

4.答えや解説を読んで「分かった気」になっている

解説を読むことは大切です。

ただし、解説を読んで納得しただけでは、テストで解けるとは限りません。

成績が上がりにくい子は、ここで止まっていることがあります。

方程式の文章題で間違える。

解説を読む。
「ああ、xをこう置けばよかったのか」と思う。
赤で答えを書く。
次の問題へ進む。

この流れだと、解説を読んだときは分かります。

でも、答えを閉じてもう一度解いていなければ、自分でできるようになったかは分かりません。

解説を読んだあとに必要なのは、答えを閉じて、もう一度自分で解くことです。

ここまでやって、初めて点数につながる勉強になります。

5.勉強の準備に時間を使っている

意外と多いのが、勉強の準備に時間を使っているケースです。

  • 机を片づける
  • 筆箱を整える
  • ノートを探す
  • 何をするか迷う
  • 教科書やワークを出して眺める
  • 勉強計画だけ丁寧に作る

もちろん、準備は必要です。

ただし、準備だけで20分、30分と過ぎてしまうと、実際に問題を解く時間が減ります。

勉強時間が長いように見えても、実際に頭を使っている時間は短いことがあります。

6.苦手科目に入る前に時間が終わっている

勉強時間は長いのに成績が上がらない子は、苦手科目を後回しにしていることがあります。

最初に得意科目をやる。
次にノートまとめをする。
そのあと暗記をする。
気づいたら数学の解き直しや英語の文法に入る前に時間が終わっている。

この場合、勉強していないわけではありません。

ただ、点数を上げるために必要なところへ時間が使えていません。

「何時間勉強したか」よりも、

  • 苦手科目に触れたか
  • 間違えた問題を解き直したか
  • テストで落としそうな問題に戻ったか

を見たいところです。


勉強時間が長い子と、成績が伸びる子の違い

同じように長時間勉強していても、伸びる子と伸びにくい子には違いがあります。

見るポイント成績が伸びやすい子成績が伸びにくい子
勉強の目的できない問題を減らす時間をこなす
ワーク間違いに印をつけるページを進める
丸つけ早めに確認するまとめて丸つけする
解き直し答えを閉じてもう一度解く赤で答えを書いて終わる
ノート必要なことを整理するきれいにまとめることが目的
苦手科目先に少し触れる後回しにする
テスト前間違えた問題に戻る新しい範囲を終わらせるだけ

差がつくのは、机に向かっている時間だけではありません。

その時間で、何を変えているかです。


原因別の対策

ノートまとめに時間を使いすぎている場合

  • まとめる時間を決める
  • まとめたあとに必ず問題を解く
  • 色ペンを増やしすぎない
  • 教科書を写すだけにしない
  • 「覚えたか」を確認する時間を作る

ノートまとめは、勉強の準備としては役立ちます。

ただし、テストで必要なのは、まとめた内容を思い出して使うことです。

分かる問題ばかり解いている場合

  • 間違えた問題に印をつける
  • 2回目はバツの問題を中心に解く
  • 得意問題は確認程度にする
  • 苦手問題を1日1問だけ入れる
  • 「できない問題を減らす」ことを目標にする

勉強時間の一部を、苦手や間違いに向けることが大切です。

丸つけや解き直しが遅い場合

  • 1ページごとに丸つけする
  • 数学は5問ごとに確認する
  • 苦手単元は1問ずつ丸つけする
  • バツの理由を簡単に分類する
  • その日のうちに1問だけ解き直す

丸つけは、最後のおまけではありません。

間違いを見つけるための大切な勉強です。

解説を読んで終わっている場合

  • 解説を読んだあと答えを閉じる
  • 同じ問題をもう一度解く
  • 数字を変えて解く
  • なぜその式になるか確認する
  • 翌日もう一度解く

解説を読んで分かることと、自分で解けることは別です。

ここを分けるだけで、勉強の質は変わります。

苦手科目を後回しにしている場合

  • 最初の10分だけ苦手科目にする
  • 苦手科目は1問だけでよいと決める
  • 得意科目の前に苦手を入れる
  • 苦手科目の中でもできる問題から始める
  • 質問する問題を作る

苦手科目は、後回しにするほど重くなります。

長時間やる必要はありません。
まずはゼロにしないことが大切です。


勉強密度を上げるために大切なこと

1.勉強前に「今日のゴール」を決める

「2時間勉強する」ではなく、

  • 数学の間違えた問題を3問解き直す
  • 英単語を10個覚える
  • 理科の計算問題を2問できるようにする
  • 社会の一問一答を答えを隠して確認する

のように、終わったときに何ができていればよいかを決めます。

2.勉強後に「できるようになったこと」を確認する

勉強の最後に、「今日できるようになったことは何?」と確認します。

これを続けると、ただ時間を過ごす勉強から、成果を見る勉強に変わりやすくなります。

3.間違えた問題を残す

成績を上げるには、間違えた問題が大切です。

バツの問題は、できない証拠ではありません。
次に伸びる場所です。

印をつけて、テスト前に戻れるようにしておきます。


保護者が避けたい声かけ

「こんなに勉強しているのに、なんで上がらないの?」

言いたくなる言葉ですが、本人も結果が出ないことに悩んでいる場合があります。

責めるより、勉強時間の中身を一緒に見る方が次につながります。

「もっと勉強時間を増やしなさい」

時間が足りない場合もあります。

ただし、すでに長時間勉強している子に時間だけを増やしても、やり方が同じなら変わりにくいです。

「集中してないんでしょ」

集中だけが原因とは限りません。

ノートまとめ、答え写し、解き直し不足、苦手回避など、具体的な中身を見る必要があります。


すぐに点数に出ない時期もあります

勉強の中身を変えても、すぐに点数に表れないことがあります。

特に、

  • 苦手単元を戻している時期
  • 基礎を固め直している時期
  • テスト範囲が広い時期
  • 平均点が下がるような難しいテスト
  • 数学や英語の積み上げを立て直している時期

には、すぐ結果が出にくい場合もあります。

ただし、点数にすぐ出なくても、

  • 間違えた理由を言えるようになった
  • 解き直しができるようになった
  • 答えを閉じて解ける問題が増えた
  • 質問できるようになった
  • 苦手科目に触れる時間が増えた

なら、学習は前に進んでいます。

点数だけでなく、勉強の中身の変化も見ていきたいところです。


塾の先生として見ていること

塾で「勉強時間は長いのに成績が上がらない」という相談を受けたとき、私はまず時間数だけでは判断しません。

見るのは、

  • 何に時間を使っているか
  • ノートまとめが目的になっていないか
  • 分かる問題ばかり解いていないか
  • 丸つけをためていないか
  • 間違えた問題を解き直しているか
  • 答えを閉じてもう一度解けるか
  • 苦手科目を後回しにしていないか
  • テストで点を落としそうなところに時間を使えているか

です。

勉強時間が長い子は、努力していないわけではありません。

ただ、その努力が点数につながる形になっていないことがあります。

だからこそ、時間を増やす前に、時間の使い方を見ることが大切です。


アイデア数理塾が大切にしていること

アイデア数理塾では、勉強時間だけで子どもの努力を判断しません。

大切にしているのは、

  • その時間で何ができるようになったか
  • どこで手が止まっているか
  • 間違えた問題をどう直しているか
  • 学校ワークをどう使っているか
  • 数学の途中式や考え方が残っているか
  • 苦手科目に必要な時間が届いているか
  • 自分で学習を進める力が育っているか

です。

京都市中京区・烏丸御池周辺で、中学生の定期テスト対策や数学の点数に不安がある方は、勉強時間の長さだけでなく、勉強の密度を見てみることが大切です。

長く勉強しているのに結果が出ない子は、努力していないのではありません。

努力の向け方を少し変えることで、同じ時間でも学習の意味が変わっていきます。


まとめ 勉強時間より「何ができるようになったか」を見よう

勉強時間は長いのに成績が上がらない子は、勉強していないわけではありません。

ただし、その時間の中で、

  • ノートまとめに時間を使いすぎている
  • 分かる問題ばかり解いている
  • 丸つけをためている
  • 解説を読んで終わっている
  • 答えを写して終わっている
  • 苦手科目を後回しにしている
  • テストで落としそうな問題に時間が届いていない

ということが起きている場合があります。

大切なのは、
「何時間勉強したか」
だけではありません。

その時間で、何ができるようになったか。
どの間違いを直せたか。
次に自分で解ける問題が増えたか。

ここを見ることで、勉強は点数につながりやすくなります。

勉強量を増やすことも大切です。
でも、同じくらい大切なのが、勉強密度です。

時間をかけているのに結果が出ないときは、まず「何に時間を使っているか」を一緒に見直してみましょう。

京の算数学 解答#1519

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