中学受験をしなくても小学生の勉強は大切 中学・高校受験につながる土台 京の算数学#1469

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京の算数学問題#1469

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算数学コラム

「中学受験はしないから、小学生のうちはそこまで勉強しなくても大丈夫」
「公立中学校に進む予定なので、本格的な勉強は中学生になってからでいい」

そう考えるご家庭もあるかもしれません。

もちろん、小学生のうちから難しい問題をたくさん解いたり、長時間勉強したりする必要はありません。

ただし、中学受験をしないことと、小学生の勉強を大切にしなくてよいことは別です。

小学校で身につける計算力、読解力、学習習慣は、中学校の授業や定期テスト、高校受験につながります。

大切なのは、先取りを急ぐことではありません。

小学生のうちに、今習っている内容を理解し、自分で学ぶための土台を整えておくことです。


中学受験をしないと勉強は必要ない?

中学受験をしない場合、入試に向けた特別な問題演習は必要ありません。

しかし、小学校の学習内容そのものが不要になるわけではありません。

中学校では、小学校で学んだことを理解している前提で授業が進みます。

たとえば数学では、

  • たし算・ひき算・かけ算・わり算
  • 小数や分数
  • 割合
  • 速さ
  • 単位
  • 図形
  • 比例・反比例

などを土台にして、新しい内容を学びます。

中学生になってから正負の数や方程式で困っているように見えても、原因が小学校の分数や割合にあることは珍しくありません。


小学生の勉強が中学校につながる理由

①算数は中学数学の土台になる

算数と数学は、別々の教科ではありません。

小学校で学ぶ内容の上に、中学数学が積み上がっています。

たとえば、方程式を解くときには、

  • 四則計算
  • 分数・小数
  • かけ算とわり算の関係
  • 等しいという意味
  • 文章から式を作る力

が必要です。

一次関数では、

  • 比例
  • 割合
  • グラフ
  • 変化する量
  • 単位

の理解が関係します。

小学校の算数があいまいなままだと、中学校で新しい内容を学びながら、同時に前の内容へ戻らなければなりません。

その分、学習の負担が大きくなります。

②国語力はすべての教科に関わる

小学生の勉強で大切なのは、算数だけではありません。

問題文を読み、条件を整理し、何を聞かれているかを理解する力は、すべての教科に必要です。

中学校では、

  • 数学の文章題
  • 理科の実験問題
  • 社会の資料問題
  • 英語の長文
  • 記述式の問題

が増えていきます。

文章を読むことに時間がかかったり、質問の意味を取り違えたりすると、知識があっても点数につながりにくくなります。

音読、読書、作文、文章題などに取り組むことは、中学校以降の学習にもつながっています。

③中学校では授業の進み方が速くなる

小学校では、同じ内容を何度か確認しながら進むこともあります。

一方、中学校では、

  • 教科数が増える
  • 授業の進度が速くなる
  • 定期テストの範囲が広くなる
  • 提出物が増える
  • 部活動との両立が必要になる

など、学習環境が大きく変わります。

小学生のうちに基礎が整っていると、新しい内容に集中できます。

反対に、小学校の内容を学び直しながら中学校の授業についていくのは、子どもにとって大きな負担です。

④高校受験は中学生になって突然始まるものではない

高校受験対策というと、中学3年生から始めるものに感じるかもしれません。

しかし、実際には中学1年生・2年生の学習内容も入試に関係します。

また、定期テストや提出物、日頃の授業への取り組みが進路選択に影響する場合もあります。

中学校に入ってから安定して学ぶためには、小学生のうちに、

  • 毎日少しずつ取り組む
  • 宿題を期限までに終える
  • 丸つけと解き直しをする
  • 分からないところを質問する
  • 自分で準備する

といった習慣を身につけておくことが大切です。


小学生のうちに大切にしたいのは「先取り」ではない

中学受験をしない場合でも、小学校の勉強は大切です。

ただし、中学校の内容を急いで先取りしなければならない、という意味ではありません。

先取りよりも先に確認したいのは、

  • 今習っている内容を理解しているか
  • 前の学年の苦手が残っていないか
  • 答えだけでなく考え方を説明できるか
  • 間違いを直せるか
  • 自分で学習を始められるか

という部分です。

基礎があいまいな状態で先へ進んでも、分からないことが増えやすくなります。

まずは今の学年の内容を、自分で使える状態にすることが大切です。


小学生のうちに身につけたい5つの力

1. 基礎計算を安定させる力

小学校の計算は、中学校でも繰り返し使います。

特に大切なのは、

  • 九九
  • たし算・ひき算の筆算
  • わり算
  • 小数
  • 分数
  • 単位の変換

です。

速さだけを求める必要はありません。

途中式を書き、正確に計算できることが大切です。

2. 問題文を読んで整理する力

文章題では、数字を見つけてすぐに計算するのではなく、

  • 何が分かっているか
  • 何を求めるか
  • 数字が何を表しているか
  • どのような関係になっているか

を整理する必要があります。

この力は、中学校の数学や理科、社会にもつながります。

3. 間違いを直す力

問題を解いて丸つけをしただけでは、学習は終わりません。

大切なのは、

  • どこを間違えたか
  • なぜ間違えたか
  • 答えを見ずにもう一度解けるか

を確認することです。

間違いを嫌がらず、学び直す習慣がある子は、中学校でも自分で弱点を整えやすくなります。

4. 分からないと伝える力

中学校では、分からない内容を長く放置すると、次の単元にも影響します。

そのため、

「どこから分からないか」
「何を質問すればよいか」

を言葉にできることが大切です。

小学生のうちから、

「問題文までは分かったけれど、式が作れない」
「計算の途中で分からなくなった」

と伝える練習をしておくと、必要な助けを求めやすくなります。

5. 自分で学習を進める力

中学生になると、保護者がすべてを確認するのは難しくなります。

  • 今日何をするか決める
  • 宿題を確認する
  • 丸つけをする
  • 分からない問題を残す
  • テスト前に予定を立てる

といったことを、少しずつ自分で行う必要があります。

小学生のうちは、勉強内容だけでなく、勉強の進め方を覚える時期でもあります。


学年別に見たい算数のポイント

小学1・2年生

低学年では、数の感覚と学習習慣を整えることが中心です。

確認したいのは、

  • 数の大小
  • 10のまとまり
  • くり上がり・くり下がり
  • 時計
  • 長さ
  • かけ算の意味
  • 宿題を始める習慣

などです。

この時期は、速く解くことよりも、数をイメージできることが大切です。

小学3・4年生

小3・小4は、算数の内容が大きく広がる時期です。

  • わり算
  • わり算の筆算
  • 小数
  • 分数
  • 単位
  • 角度
  • 面積
  • 文章題

などで、これまでの理解の差が見えやすくなります。

宿題に時間がかかるようになったり、「分からない」が増えたりした場合は、早めにどこで止まっているかを確認したいところです。

小学5・6年生

高学年では、中学数学につながる内容が増えます。

  • 分数・小数の計算
  • 割合
  • 速さ
  • 単位量あたり
  • 面積・体積
  • 比例・反比例
  • 複雑な文章題

などです。

公式を覚えるだけでなく、

「なぜその式になるのか」
「何をもとにしているのか」

を説明できることが大切です。

「平均点が取れているから大丈夫」とは限らない

中学受験をしない場合、学校のテストで平均点が取れていれば安心と思うこともあります。

もちろん、平均点は一つの目安です。

ただし、合計点だけでは、

  • 計算はできるが文章題が苦手
  • 基礎問題だけで点を取っている
  • 分数や割合の理解があいまい
  • 間違い直しをしていない
  • 少し形が変わると解けない

といった状況までは分かりません。

点数だけでなく、どの問題を間違えたか、本人が説明できるかを見ることが大切です。

※ここでいう平均点とは単元テストではなくジョイントプログラムのような市内の小学生対象に実施されている模試のようなものをいいます。

家庭学習は何をすればよい?

中学受験をしない小学生の家庭学習では、難しい教材をたくさん用意する必要はありません。

まずは、

  • 学校の宿題
  • 計算や漢字の基礎
  • 間違えた問題の解き直し
  • 教科書の例題の確認
  • 読書や音読

などで十分です。

時間の目安は学年や子どもの集中力によって異なりますが、長時間よりも継続を大切にします。

たとえば、

  • 低学年:10〜20分
  • 中学年:20〜30分
  • 高学年:30〜45分

程度から始めてもよいでしょう。

宿題の量が多い日は、宿題だけでも構いません。


保護者ができる関わり方

「勉強しなさい」より、始め方を具体的にする

「勉強しなさい」では、子どもは何から始めればよいか分からないことがあります。

「まず算数の宿題を1ページしよう」
「10分だけ計算をしよう」

と具体的にすると、始めやすくなります。

答えを教える前に、止まっている場所を聞く

子どもが分からないと言ったときは、

「どこまでは分かった?」
「何を求める問題?」
「計算と問題文、どちらで止まった?」

と聞いてみます。

全部を説明するより、必要なところだけ支える方が、自分で考える部分を残せます。

他の子と比べない

中学受験をする子が周りにいると、学習量の違いが気になることもあります。

しかし、受験する子と同じ教材や時間を求める必要はありません。

大切なのは、その子が今習っている内容を理解し、以前よりできることが増えているかです。

小学生のうちから塾は必要?

中学受験をしない場合、全員が小学生から塾に通う必要はありません。

家庭学習が安定し、学校の内容を理解できているなら、家庭で進められることもあります。

一方で、

  • 宿題に長い時間がかかる
  • 前の学年から苦手が残っている
  • 家庭で教えると親子でぶつかる
  • 文章題や割合で止まっている
  • 自分で勉強を進められない
  • 中学校に向けて土台を確認したい

場合は、早めに学習の中身を見てもらう方法もあります。

塾は、難しい問題を先取りするためだけの場所ではありません。

今のつまずきを見つけ、勉強のやり方を整える場所として利用することもできます。


中学受験をしないからこそ、急がず土台を整えられる

中学受験をしない場合、入試日程に合わせて急いで学習を進める必要はありません。

だからこそ、

  • 分からない単元に戻る
  • 計算を丁寧に練習する
  • 文章題を図で考える
  • 自分の言葉で説明する
  • 学習習慣を少しずつ作る

といったことに時間を使えます。

先へ進むことより、理解を深めることを優先できるのは、大きな利点です。


京都・中京区で小学生の学習に悩んでいる方へ

アイデア数理塾では、中学受験をするかどうかだけで、学習の必要性を判断していません。

中学受験をしないお子さまにも、

  • 小学校算数のつまずき
  • 中学数学につながる基礎
  • 間違い直しの方法
  • 家庭学習の進め方
  • 自分で質問する力

を整えることを大切にしています。

勉強のやり方を伝えたうえで、宿題や学習ペースは少しずつ本人に任せます。

中学校に入ってから慌てるのではなく、小学生のうちに無理のない形で土台を作っておくことが、その後の安心につながります。


まとめ 小学生の勉強は受験のためだけではない

中学受験をしなくても、小学生の勉強は大切です。

小学校で身につける、

  • 計算力
  • 読解力
  • 文章題を整理する力
  • 間違いを直す力
  • 質問する力
  • 自分で学習を進める習慣

は、中学校の授業、定期テスト、高校受験へつながります。

ただし、難しい問題をたくさん解いたり、先取りを急いだりする必要はありません。

大切なのは、今習っている内容を理解し、分からないことをそのままにしないことです。

小学生の勉強は、中学受験のためだけにするものではありません。

その先も自分で学び続けるための土台を作る時間です。

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